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前巷説百物語 の商品レビュー

4.4

68件のお客様レビュー

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2011/04/17

巷説百物語の前の時代。まるで、スターウォーズのように、先に出た本の過去が描かれる。又市があのような身分?になったカラクリが描かれる。これを読んだ上で、巷説百物語をまたはじめから読みたくなった。

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2011/03/19

又市さんの若かりしころの話 どういう経緯で御行の又市になっていったかが描かれている まだまだ青臭いけどそれもいい ただ・・・私は百介さんが好きなので彼の出番がほぼないのがちょっと寂しい 全く出番ないかと思ったらほんのちょびっとだけあったのは嬉しかったけどね

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2011/02/02

京極夏彦はもうすでに私にとっては安心できる作家の一人であったりして。 「寝肥」などは自分にも当てはまる気がしてちょとこわい…。 と、思った女性読者が何人いたことでしょう(笑)。 ま、膨れるといっても人並みでしょうけど。当然。 このシリーズは第1作目の「巷説百物語」(文庫)から...

京極夏彦はもうすでに私にとっては安心できる作家の一人であったりして。 「寝肥」などは自分にも当てはまる気がしてちょとこわい…。 と、思った女性読者が何人いたことでしょう(笑)。 ま、膨れるといっても人並みでしょうけど。当然。 このシリーズは第1作目の「巷説百物語」(文庫)から読んでいる。 だからすでに馴染みの小股潜りの又市だが、その彼がいったいどういったワケで「小股潜り」なったのかを教えてくれる、始まりの物語だ。 又市の青臭さがたまらねェ(笑)。 同じ作家の「京極堂シリーズ」とは逆の世界観になっている。 併せて読むと面白い。

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2010/10/27

【雰囲気ネタバレ】前作まで読者として全幅の信頼をおいていた又市が・・・青い!これまでの巷説百物語で感じることのなかった死の恐怖でハラハラが止まらない。喪失感の高さは健在。

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2010/10/23

前巷説百物語おもしろかった。巷説百物語に続く物語で青臭い又市が新鮮だぬぅ。「続」並のドキドキ感で読めた。が・・・・・

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2010/10/09

京極が一番書きたかった作品でしょう。 ちょうど一番のっている時期のものだから、間違いなくお勧め。 ただ、発売順に読むのがいいです。

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2010/10/07

巷説百物語シリーズの主人公・又市が、御行の又市ではなく双六売りの又市だった頃の活躍を描いた一作。損料屋ゑんま屋に持ちかけられる様々な事件、人間くさくて魅力的な人物達の活躍も面白い。続巷説~に収録されているある作品に通じる話で終わっているので、シリーズ通して読んでいる人はおおっと思...

巷説百物語シリーズの主人公・又市が、御行の又市ではなく双六売りの又市だった頃の活躍を描いた一作。損料屋ゑんま屋に持ちかけられる様々な事件、人間くさくて魅力的な人物達の活躍も面白い。続巷説~に収録されているある作品に通じる話で終わっているので、シリーズ通して読んでいる人はおおっと思うこと間違いなし。というかそれが主眼だとは思うのですが。 久しぶりに、実に二年ぶりに読んだ京極。巷説シリーズに至っては三年ぶりくらいかな。読み応えたっぷりでした。人物の造形もさることながら台詞、言葉などもとても深く書いているなあと読んでて思いました。その場に人物がいるみたい。躍動感がすごい。読んでない間に落語に触れていた所為もあるけどなんか落語聴いてるみたいだなと思ったり。自分もこんな文章書けるように頑張ろう。 妖怪や化け物と事件を絡めて解決してしまうのも面白いけれど、やっぱりそれぞれの事件が抱える人間の内情や心理がすごく生々しい。普段読む小説よりも、京極作品はその部分がとても濃いからいろいろ考えてしまう。最後の話の「非人でもなく無宿人でもない、どこにも属さない人々」というのは、何となく身につまされる思いだったり… どの話も現代にすごくリンクするなと思うのです。 又市のように誰も殺さないで死なさないで収めることは青臭いことだと作中の人物が言っていたけど、でも私は青臭いことでもそれを真先に考えられるような人物がいいなあと思いますね。最終的に又市はとてもたくさんの犠牲を出してしまうけど…。巷説シリーズ、大分前に読んだきりだから、続巷説のあの話も含めて少しぱらぱら読んでみようかな。西巷説は早めに読もうと思って図書館予約いれましたー。 そういえば、おぎんはわりと沢山出たけど、ちらっと百介が出てくるところがありました。なんかこういうの嬉しい。

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2010/10/04

巷説シリーズはおもしろい。前三作読んで過去の話だったのであまり期待していなかったけどぐいぐい引き込まれた。最後はまた切ないラスト。大好きになった新キャラが…。

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2010/09/23

久々に京極本を読む。このシリーズ好き。だけど、みんなよくしゃべるのなんの。セリフにたまにうんざりしてくるんだけど、これも京極本の楽しみのうちかしら。

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2010/07/27

●2010年3月頃 巷説シリーズの原点。 又市さんの御行になるまでのストーリー。 ゑんま屋に加わり、依頼人の損を依頼料をいただき埋める仕事を始める。 「寝肥」「周防大蝦蟇」「二口女」「かみなり」「山地乳」「旧鼠」の前6編。

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