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小学五年生 の商品レビュー

3.8

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    48

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

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2021/12/18

2021年12月18日読了。 娘が春から小学5年生になるので読んでみた。 小学5年生の少年が主人公の短編集。 女の子も出てくるかと思ってたのだけど、みんな少年だったこともあってか、小学5年生ってこんな感じだったかな?と自分の子どもの頃の感情を想像しながら(思い出せない!)読み進...

2021年12月18日読了。 娘が春から小学5年生になるので読んでみた。 小学5年生の少年が主人公の短編集。 女の子も出てくるかと思ってたのだけど、みんな少年だったこともあってか、小学5年生ってこんな感じだったかな?と自分の子どもの頃の感情を想像しながら(思い出せない!)読み進めた。 5年生がどうだかはわからないけど、短いお話であっても感情移入できる心の機微を描くのがうまく、毎回主人公の少年たちの心が救われる様に親目線でホッとしたり、あたたかい気持ちになったりした。 娘は鈍感力高めな様子だけど、すでに色々な感情の中で日々過ごしているだろうなと思う。 これからおとずれる思春期で体験する色んなこと、色んな気持ち、たくさんあるだろうけど、心の支えになれるよういい距離感でそばにいられたらなぁと思う。

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2021/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

17人の五年生がショートストーリーで登場します。転校、いじめ、父親の死、母親の病気など辛いお話から、バレンタインや思春期に入りかけの少年の思いが描かれています。また文章中、重松清さんは、それぞれの作品に登場する主人公の男の子達を名前ではなく、「少年」と呼びます。どんな読者でも読みやすく、親しみを覚えることができると思いました。

Posted byブクログ

2021/09/06

十七篇のショートストーリー。 17人の五年生がショートストーリーで登場。 小学五年生の時のわたしってどうだったのかしら…。 一生懸命毎日を生きていた自分を思い出し、目の前にいる我が子の成長をあたたかく見守ろうと思えた1冊。

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2021/08/31

さすがの重松作品。 青年になりかけの微妙な年齢をすごく鮮やかに描いていてすごい。 自分も経験したモヤモヤ、ドキドキ、わくわく、やるせなさが蘇ってくるようでした。 特に心に残ったのは正、プラネタリウム、川湯にて。

Posted byブクログ

2021/04/15

短編17作、読みやすい。 小学5年の男の子たちが主人公。 それぞれ、転校、友人関係、親との死別、親の離婚、異性関係、スクールカースト(かなり軽め)、性、家族関係など、現実にあるよね〜って話ばかり。 私自身は年齢より精神的に幼い成長をしてるので、小学生でコレを読んで面白いとしたら大...

短編17作、読みやすい。 小学5年の男の子たちが主人公。 それぞれ、転校、友人関係、親との死別、親の離婚、異性関係、スクールカースト(かなり軽め)、性、家族関係など、現実にあるよね〜って話ばかり。 私自身は年齢より精神的に幼い成長をしてるので、小学生でコレを読んで面白いとしたら大人だな〜、と思う(現在アラフォー)。 精神的成長が早め、落ち着いてる小学生高学年& 小学生高学年と関わる大人にオススメかな。 あくまでリアルでドキドキワクワクするような要素はないので、そうゆう面白さが好きな子供(我が子)に与えても読まないだろうな。

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2021/04/11

5年教科書掲載本。 真ん中ぐらいまで、主人公が「少年」と呼ばれるのが読みにくいと感じたけれど、後半は慣れたのか、それほど気にならなくなった。 転校の話が多かったので、転出入の多い今勤めている学校の子どもたちに勧めやすい。 入院したお母さんのお見舞いに毎日通う少年の話が1番よ...

5年教科書掲載本。 真ん中ぐらいまで、主人公が「少年」と呼ばれるのが読みにくいと感じたけれど、後半は慣れたのか、それほど気にならなくなった。 転校の話が多かったので、転出入の多い今勤めている学校の子どもたちに勧めやすい。 入院したお母さんのお見舞いに毎日通う少年の話が1番よかった。

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2021/01/28

重松さんの短編集、安定の読みやすさ。 少年達の心理がこんなにもリアルに書けるなんて、重松さん自身がきっと、ずっと少年の心を持っているんだと思う。 恋、転校、親との死別、離婚、思春期、いじめ、 色々なことを経験して成長していく。 5年生、大人ではないけどもう子どもでもない。 身体...

重松さんの短編集、安定の読みやすさ。 少年達の心理がこんなにもリアルに書けるなんて、重松さん自身がきっと、ずっと少年の心を持っているんだと思う。 恋、転校、親との死別、離婚、思春期、いじめ、 色々なことを経験して成長していく。 5年生、大人ではないけどもう子どもでもない。 身体、心が成長していく子ども達を理解して、余裕をもって見守ってあげたい。

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2020/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(小学6年息子) ハードカバーで見つからない。ここは文庫のカテゴリーだけど..... 色んな小学5年生の話が入っていました。 ちょっとあれな話だったり、離婚したお母さんの話だったり、いじめられてる子の話だったり、おじいちゃんが死んだ時の話だったり色々ありました。 他にもお話がありましたが、ひとつひとつ別れているので色々な話が楽しめました。 印象に残ったストーリーはライギョです。 これは少年がいじめられている話です。それでそのいじめられてる少年はいつも川で釣りをしているそうです。それでたまにお父さんがライギョを釣りに行く事があるそうです。それで僕もライギョを釣ってみたいと思った少年が奮闘している所にいじめっ子達が来ていたので、何ていうか、それで3人いてその3人の中のひとりがその少年の次にいじめられそうになり....それで心に残ったのはタイトルがライギョだったのだけど、途中リンクしていくところがスカッとするというか腑に落ちました。 5年生の話の割には重い話が多く、あとあれな話も載っていたので結構衝撃的でした。こういう大人の小説を初めて読んで、お母さんのチョイスだったのでびっくりしすぎました。 自分的には去年読んでたら、やばめだなとも感じました。笑 でも5年生の日常的な描写は良かったです。 (母) 好きな重松清さんという事で、自分が読もうと思っていた物で、小学5年生だから、丁度いいかなと自分が先に読む前に勧めてしまい、あっ.....と思いましたが、面白かったようでよかったです。

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2020/07/12

「少年は小学五年生だった。」 重松清さんのみずみずしい筆致 大人になってもこの感性を失っておられないから こういうお話が書けるのですね 17人の「少年」 それぞれ抱えるものは違うが それぞれが生きている とてもじんわり響きました 女の婆さん(笑)でも ≪ 子どもから 大...

「少年は小学五年生だった。」 重松清さんのみずみずしい筆致 大人になってもこの感性を失っておられないから こういうお話が書けるのですね 17人の「少年」 それぞれ抱えるものは違うが それぞれが生きている とてもじんわり響きました 女の婆さん(笑)でも ≪ 子どもから 大人への境界 五年生 ≫

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2020/05/22

「少年は、小学五年生だった。」と扉にある。文字通り、17人の小学5年生の男子が主人公が主役の短編集。17話とも季節も環境もそれぞれ。転校、家族の入院、家族の死、性の目覚めなどの状況下の少年の気持ちが描かれる。思春期一歩手前のあの時期の戸惑いが微笑ましいと捉える人もいるかも知れない...

「少年は、小学五年生だった。」と扉にある。文字通り、17人の小学5年生の男子が主人公が主役の短編集。17話とも季節も環境もそれぞれ。転校、家族の入院、家族の死、性の目覚めなどの状況下の少年の気持ちが描かれる。思春期一歩手前のあの時期の戸惑いが微笑ましいと捉える人もいるかも知れないが、私は、少年たちがいじらしくむしろ切ない気持ちになった。 訳もなく寂しい時があり、居場所が欲しいのは大人も、子どもも同じ。

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