ちんぷんかん の商品レビュー
三途の川で立ち往生するお話が、面白さと切なさのマーブルで刺激してくるので、笑いたいのに泣けるし、泣きたいのに笑ってしまう。 別のお話でも、屏風のぞきの若だんなへの口のききようが、とっても好きですわ。
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散りばめられている言葉が宝石のようで、 現代を生きる指標にもなる。 若だんなは少し、最後の最後にまた、一つ大人になった。
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若旦那、三途の川まで行って帰ってこれるのか? どんどん周りの人が離れていくのに自分だけがそのままで、、、そんなこんなでも、今日も明るく病気をしながら生きていく。
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松之助の縁談が話を追うごとに少しずつ進んでゆく。 印象的な話は、おたえと藤兵衛の馴れ初めについて。
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しゃばけシリーズ第6弾です。今回は短編です。 1作目からかなり驚きました。なんと若だんなが死んでしまいました。妖の袖の中にいたがために一緒に三途の川まで来てしまうという・・・。川辺には、小石を積む子供達、そしてその石を崩す鬼。鬼は決して子供達に手を上げることはなく、ただ、石を...
しゃばけシリーズ第6弾です。今回は短編です。 1作目からかなり驚きました。なんと若だんなが死んでしまいました。妖の袖の中にいたがために一緒に三途の川まで来てしまうという・・・。川辺には、小石を積む子供達、そしてその石を崩す鬼。鬼は決して子供達に手を上げることはなく、ただ、石を崩すだけ。 秋英が初めて妖怪を相手にした「ちんぷんかん」。和算のくだりは題名のとおり、ちんぷんかんぷんでしたが、ちょっと悔しいので後で解いてみようと思います。 「男ぶり」は若だんなの母君と父君の馴れ初め話。本当に素敵なだんなさんと一緒になったんですね。というか、やっぱりお母さんも妖見えていたんですね。 「今昔」では、ついに松之助に兄さんが結婚!そしてなんとも怪しい陰陽師が・・・。陰陽師ってまだ家系が残っているのかなと軽い気持ちでネット検索したら、これまた怪しい陰陽師のブログが出てきました・・・。 若だんなの寂しさ、仁吉と佐助の寂しさ、ラストの「はるがいくよ」は少しもやっとした気持ちにさせられました。
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可愛らしさにくすくす。 切ない別離に、涙が溢れて。 タイトルからはちょっと想像しづらい読後感。 本を読んで泣いたのは、いつぶりだろう。
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長崎屋の火事により賽の河原へとやって来た若だんな。そこにいる死者たる子どもたちのことを思うと切なくなる。その後の冬吉がどうなったかも、気になるところだ。「はるがいくよ」も切ない。桜の精との出会いと短すぎる別れ。それが、若だんなと兄や達との関係の縮図であるというのが深い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!?三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてきて―。兄・松之助の縁談がらみで剣呑な目に会い、若き日のおっかさんの意外な恋物語を知り、胸しめつけられる切ない別れまで訪れて、若だんなと妖たちは今日も大忙し。くすくす笑ってほろりと泣ける「しゃばけ」シリーズ第六弾。 【感想】
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相変わらずの短編集ですが、縦軸に恋愛要素を絡めてます。 若だんなのおっかさんの若い頃の話は良かったです。祖母が大妖で~とは毎回書かれているけど、その娘であるおっかさんの話はとんと出てこないので、ああやっぱり見えるのね。と安心(?)したり、屏風のぞきや鳴家たちはこの頃からもう長崎屋...
相変わらずの短編集ですが、縦軸に恋愛要素を絡めてます。 若だんなのおっかさんの若い頃の話は良かったです。祖母が大妖で~とは毎回書かれているけど、その娘であるおっかさんの話はとんと出てこないので、ああやっぱり見えるのね。と安心(?)したり、屏風のぞきや鳴家たちはこの頃からもう長崎屋にいるわけねとちょっと歴史が見えてみたり。そりゃ長崎屋が妖でうるさくても大丈夫なわけだと納得。 他にも腹違いの兄、松太郎の結婚、幼馴染の栄吉の修業、若だんなの淡い恋心など、出会いと別れが描かれてます。
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しゃばけシリーズ第6弾。 若旦那が三途の川へ行ってしまったり 父母の馴れ初め話があったり お馴染みの広徳寺の話などありましたが 1番 心に残ったのは【はるがいくよ】 桜の古木の花びらの妖。古木の妖ではなく花びら。 桜の花は散るのが早い。 それを2人の兄や達が若旦那と重ね合わせ…...
しゃばけシリーズ第6弾。 若旦那が三途の川へ行ってしまったり 父母の馴れ初め話があったり お馴染みの広徳寺の話などありましたが 1番 心に残ったのは【はるがいくよ】 桜の古木の花びらの妖。古木の妖ではなく花びら。 桜の花は散るのが早い。 それを2人の兄や達が若旦那と重ね合わせ…。 去りゆく側、見送る側、どちらも切ない。 人と妖の時間の流れは大きく違うんですよね。 若旦那の「私もいつか、皆を置いてゆくんだね」の一言がとても切なかった。
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