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初夜 の商品レビュー

3.9

40件のお客様レビュー

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2023/11/13

アセクシュアル×インセルの話が2007年に書かれてしかも舞台が1962年というところがすごい。これ回想シーンはさまずに100ページくらいの短編にしたらもっと好きだったかもしれないけどそれでもめちゃおもしろかった

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2022/05/21

ほんの少しの言動が人生を左右してしまう。ほんの一瞬、ほんの1秒。自制ができたら、そこにもっと忍耐と愛があれば。

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2022/01/10

後から考えるとささいなことが、決定的に関係を壊してしまうことってあるよね・・・ もっと寛大になれていたら、もっと相手の気持ちに寄り添っていたら、そういう後悔が人生誰しもあると思う。恋人、配偶者、友人、なんでも。 この小説では性の解放前の時代での男女のすれ違いなのだけど、問題を別...

後から考えるとささいなことが、決定的に関係を壊してしまうことってあるよね・・・ もっと寛大になれていたら、もっと相手の気持ちに寄り添っていたら、そういう後悔が人生誰しもあると思う。恋人、配偶者、友人、なんでも。 この小説では性の解放前の時代での男女のすれ違いなのだけど、問題を別のことに変えたら今でも同じようなことはたくさんある。 そんなことを考えました。

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2021/08/25

韓国語で読了。 フローレンスがあまりにも気の毒だった。多様な生き方が広く共有された知識となっている現代だったならば、こういうことは起こらなかったかもしれない。

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2021/06/23

ヒリヒリ。あるひとつの出来事でどうしようもなく拗れ、後戻りできなくなる関係が重く伸し掛かってきました。 それまでにも感覚の違いはひたひたと描かれていましたが、エドワードはフローレンスの逡巡に全く気付いてなかったのかも。気付いてたら「騙された」なんて酷い言葉をかけられるはずないし。...

ヒリヒリ。あるひとつの出来事でどうしようもなく拗れ、後戻りできなくなる関係が重く伸し掛かってきました。 それまでにも感覚の違いはひたひたと描かれていましたが、エドワードはフローレンスの逡巡に全く気付いてなかったのかも。気付いてたら「騙された」なんて酷い言葉をかけられるはずないし。若い、だけでは済まされない苦さがありました。 「なにもしないことによって、人生の流れがすっかり変わってしまうことがあるということである。」、この言葉をつくづく噛み締めた作品でした。

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2020/05/08

1962年の英国。まだ性に関することを話題にするのは憚れる時代における、結婚したばかりの男女に起こった「初夜」の出来事。エドワードとフローレンスは確かにお互いを想い合っていたし、愛し合っていた。だけれどもフローレンスはどうしても肉体的な愛については受け入れ難く、彼を愛せないでいた...

1962年の英国。まだ性に関することを話題にするのは憚れる時代における、結婚したばかりの男女に起こった「初夜」の出来事。エドワードとフローレンスは確かにお互いを想い合っていたし、愛し合っていた。だけれどもフローレンスはどうしても肉体的な愛については受け入れ難く、彼を愛せないでいた。自分の体に別な人間が侵入してくるという、嫌悪感や恐怖感。彼女の抱く言いようのない何か根源的な厭わしさには凄く共感しました。今でこそ色々な愛の形があるとようやく認識されるようになりつつありますが、愛し合っているのなら肉体的な愛も生じるのは当然だという認識は物語の舞台である1960年代はきっと今よりずっと根強かったように思えます。イアン・マキューアンは初めて読んだのですが、静かで繊細な文章がとても素敵でした。

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2020/03/08

男女のすれ違いと言ってしまえはまそれまでですが、 人生においてもしあの時こうしていれば…違っていた道があったかもしれない…そんな静かな余韻を残す作品。 映画も作者が脚本を書いていて、そちらもオススメ

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2018/02/12

「未成年」が好きだったので他の作品も消化中。 この時代の恋愛、夫婦の在り方が描かれていて同じ時代が舞台の作品と重ねるとまた面白いだろうなぁと思う。 やっぱり私はフローレンスの気持ちに共感出来るし。それでも、愛する二人が歩み寄る方法が他に無かったかなと寂しくもあり…。愛があれば...

「未成年」が好きだったので他の作品も消化中。 この時代の恋愛、夫婦の在り方が描かれていて同じ時代が舞台の作品と重ねるとまた面白いだろうなぁと思う。 やっぱり私はフローレンスの気持ちに共感出来るし。それでも、愛する二人が歩み寄る方法が他に無かったかなと寂しくもあり…。愛があれば何もかも許せるなんていうのは幻想だと突き付けられるお話だった。

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2018/01/23

優れた小説の条件としての一つである、変わらないものの側に変わりゆくものを寄り添わせるという物語の好例。 著者は過ぎ去った時代と若き日の思い出、あるいは若さゆえの過ちを、鮮やかな筆さばきで描き出している。 こういう小説を書かせたら、ほんとうにマキューアンは上手い。

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2018/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初夜の修羅場 これは9:1で男が悪い 処女の柔肌にあれをぶちまけるとは…オエェ 日本版AVでもあるまいに  そこはエド君、フローレンちゃんに土下座して謝れ そして、お湯で濡らしたタオルでひたすら謝罪しながら彼女をふいてさしあげて、綺麗するべきやろ  しかし、エド君は、騙されたと言って逆切れする  いゃ、そんなんどうだっていいから、とにかく、はよふけ! ほってたら、臭いしパリパリなるやろ たのむ、ふいてくれ もぅ、怒ってでもいいから、ふいてくれ! そもそも、なぜ1週間も禁欲するねん それでなくても、過去に「はやい」と指摘されてるねんやろw こんなん、フローちゃんからしたらトラウマもんやで 最低最悪の初夜 フローちゃんがひたすら気の毒でしかない まぁ、エドが後日、離婚にごねることなく応じた対応だけは評価できる ここで、ごねてたらちゃぶ台ひっくり返してたわw

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