フリー の商品レビュー
小さい頃からタダより高いものはないと教えられてきたが、現代においては本当にタダのものもある。ビジネスモデルも変化し、この激動の中に身を置くのはやはりスリルがあるし、忙しいけれど楽しい。
Posted by
すごい。 タイトルも表紙も怪しいのでずっと敬遠していたが、こりゃ名著だわ。 なんとなく理解しているつもりのGoogleやYoutubeといった“フリー”のビジネスをより理解するのは当然のこと、なぜこうしたビジネスモデルが成り立つのかという深い分析に関心してまう。その分析は歴史や心...
すごい。 タイトルも表紙も怪しいのでずっと敬遠していたが、こりゃ名著だわ。 なんとなく理解しているつもりのGoogleやYoutubeといった“フリー”のビジネスをより理解するのは当然のこと、なぜこうしたビジネスモデルが成り立つのかという深い分析に関心してまう。その分析は歴史や心理学まで非常に幅広く惹きつけられた。ビジネスの事例も豊富だ。 これを読むまでは“悪徳”としか思っていなかったAKB商戦も納得してしまうし、むしろフリー時代の流れを読み取った儲け方の素晴らしい事例の1つではないか、とさえ思ってしまった。 今存在するインターネットビジネスの根本にあるものが書かれているような気がして、多くのことに実践・応用できる思考がこの本には詰まっている・・・ような気がする。
Posted by
自宅で半年以上熟成させていました。日本語版ですら4年も前の本ですので、目新しさはありませんが、無料コンテンツ、無料版ソフトなど、ネット、ウェブを利用した無料サービスについてその基本となる部分を解説した良書です。モノやサービスを貨幣軸以外の価値基準で測ることで、結果として貨幣価値と...
自宅で半年以上熟成させていました。日本語版ですら4年も前の本ですので、目新しさはありませんが、無料コンテンツ、無料版ソフトなど、ネット、ウェブを利用した無料サービスについてその基本となる部分を解説した良書です。モノやサービスを貨幣軸以外の価値基準で測ることで、結果として貨幣価値として無料(のように見える)ように思います。単なる金儲け話以上の内容が埋まっている本のように思います。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「料金を払う必要はないが、払いたくなるかもしれない」という考え方には、ハッと来るものがありますね。 無料でコンテンツやサービスを提供していて、アフターケアや情報の管理もしっかりとしている企業には、こちらもなにかを提供したくなりますよね。 それがお金なのか「もっとこうした方が良い」というような意見なのかは人それぞれだと思います。 顧客が評価している企業や個人には、なにかしてあげたいという一種のファン心理みたいのが働くんだと思います。 例えば、野外で弾き語りをしている人がいるとします。その人の演奏する曲を聴くのに、お金を支払わなくても良いので無料ってことです。別に演奏が良くも悪くもお金を払わなくても良いんです。 でもバンドマンのちょっとしたトークがおもしろかったり、ふと見せる態度が謙虚だったりすると、少しでもお金を置いてあげたくなります。もともと無料なのにお金を払うということは、そのバンドマンのファンになったということだと思います。ファンだから少しでも貢献したい。そんな想いからボクたちはお金を払ったり、感想などの意見を送ったりするんだと思います。 意見を送るということは、バンドマンで言うとフィードバックが得られるということです。誰かからも意見や感想がなければ、バンドマンは改善のしようがありません。やっぱり演奏をしたら、良かった所、悪かった所などの反応が欲しいですよね。 反応がないと、世間から無視されているような感じがして長続きしません。
Posted by
んー、今だとフリーミアムも当たり前になっているからなあ。もちろんそれだけで稼げるわけじゃないのだけど。結局は質のいい製品、サービスを届ける、という普通のところに帰着するのかなと。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある日、旦那に「ポートフォリオサイトはtumblrでいいんじゃない?無料だし、クオリティの高いテンプレートもたくさんあるし。」と持ちかけたことがあった。すかさずあった返答は「無料?なんで無料なの?」。その後も「どこがやっているのか」「どこで収益をあげているのか」といった純粋な疑問をいくつかぶつけられたが、自分はそんなこと考えるまでもなく使おうとしていた。 ■ フリーが当たり前すぎる20代 プロローグにもあるように、フリー(無料)については、年代が上にいくにつれて懐疑的になり、若い人ほど疑うこともなくホイホイ使うものだと思う。しかし、続けて「無料の周りに世界規模の経済がつくれるというアイデアは、彼ら(20代のグーグル世代)にとっては自明すぎる事実であって、わざわざ書くまでもないことなのだ。」とあるが、これはそうでもないと思う。少なくとも自分はそうだった。無料であることが当たり前すぎて、無意識に使うあまり、そこでどんな経済効果が生まれているのかについては意外と超・鈍感だったりする。LINEやFacebook、あるいはtwitter、google、youtube...これらを使っている20代で、自分が「経済効果をもたらしている」なんて思いながら使っている人なんて稀なんじゃないだろうか。 そういう点でも、フリーがどんな力を持っているのか、そこでどれだけのお金が動いているのかを知る、とても面白い本だった。 ■ 他人の手によってフリー(無料で自由)になっていく世の中で youtubeで人気のアーティストのMVを、公式チャンネルから綺麗な画質で楽しめることも当たり前になってきた。情報がすぐさま、他人の手によってフリー(無料で自由)になっていく世の中で、クリエイター自らが作品をフリーにする。ちょっと前までは考えられなかったことだけど、気持ちのよい太刀打ちの仕方だなと思う。 本書の中でも、成功したフリーの事例がいくつか挙げられている。古くはレシピを無料にしゼラチンを売った「ジェロ」の話や、カミソリの替え刃で儲けた「キング・ジレット」の話。その他、現代での新しい「フリー成功事例」と法則がまとめてある。 シェアやいいね!が当たり前の今、ものを作る人達の側が、生み出した作品をどう扱うかが問われている。これから先、何か新しいことを始めようと思ったとき、たくさんの人に見てもらいたい作品ができたとき、出方を考えるためにこの本を開いてもいいかもしれない。 ■ ブラよろの事例もあるわけですし、 ちなみに、経済の本なんて普段滅多に読まない私ですが、おもしろい実例がたくさん挙げられているので、苦なく読めた。フリーに対しては、日本ではこんなすごい事例もあるし、やはり人ごとじゃない気持ちがあったのだとも思う。 「単行本80万部のヒットと同等」 ブラよろ2次利用フリー化効果で月650万円の利益、佐藤さん明かす | ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1304/22/news128.html 「ブラよろ」二次利用フリー化から半年でいくら儲かったか? | 少年 佐藤秀峰 http://ch.nicovideo.jp/shuhosato/blomaga/ar204961 知り合いのライターさんに勧められて読んだけど、すごく実になった一冊。鉄板通り、続けて「MEDIA MAKERS」を読みます。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み終わって改めて考えるとシンプルなことをただ述べているだけなのだが、情報を商品として考える新しい時代がくるまでの流れや背景がよくわかる本。 ブグログはじめ、無料で使えるサービスを支えるためには、たった1割のユーザーがお金を払うだけで十分ということに一番おどろいた。そんな少ない割合だとは。それだけ、かかるコストに対して抱えることができるユーザーの数が、従来の商品と比較して桁違いな世界が展開されているのだと実感した。
Posted by
今更ながら読んどいた。 2009年の本だから今読むと目新しさはないが、無料経済の仕組みがよくわかる一冊。 身近でわかりやすいものだと、GoogleやFacebook、Lineのような無料サービスが成り立つ仕組み。 うちの父親もそうだけど、世代によっては、無料サービスがどうし...
今更ながら読んどいた。 2009年の本だから今読むと目新しさはないが、無料経済の仕組みがよくわかる一冊。 身近でわかりやすいものだと、GoogleやFacebook、Lineのような無料サービスが成り立つ仕組み。 うちの父親もそうだけど、世代によっては、無料サービスがどうしても信じられず、後で何か請求されるんじゃないか?とか思って敬遠してしまうらしい。 逆に若い世代だと、無料が当たり前で、有料とかあり得ないと考えているらしい。 そんな方々はこの本を読んでみると、なるほど(・∀・) となります。
Posted by
・フリーを謳い文句→他サービスで儲ける ・5%の有料会員から儲ける(無料会員へのサービスのコストほぼゼロ) ・フリー→注目、評判
Posted by
成功事例の中にはすでに頓挫しているものも見受ける。 死屍累々のFREE戦略、果たしてみんながハッピーになれるのだろうか。 ごく一部の富豪を生み出すだけならもうお腹いっぱいだ。 そのFREEはダンピング、寡占、独占を経て、やりたい放題の本性を現してこないのか。
Posted by