フリー の商品レビュー
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- today the most interesting business models are in finding ways to make money around free - A typical online site follows the 5% rule, 5% of users support all the rest. - Free brings more liquidity to any markety place, and more liquidity means that the market tends to work better. - Company culture can shift from "Don't screw up" to "Fail fast"
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書籍内容 まず、プロローグに、本書の目的が書いて有ります。引用すると、 ーー 無料にはパラドックスがある。料金を取らないことで、大金を稼いでいる人々がいるのだ。すべてとは言わなくても、多くのものがタダになっていて、無料か無料同然のものから一国規模の経済ができているのだ。それはど...
書籍内容 まず、プロローグに、本書の目的が書いて有ります。引用すると、 ーー 無料にはパラドックスがある。料金を取らないことで、大金を稼いでいる人々がいるのだ。すべてとは言わなくても、多くのものがタダになっていて、無料か無料同然のものから一国規模の経済ができているのだ。それはどのようにして起こり、どこへ行こうとしているのだろうか。これが本書の中心となる疑問だ。 ーー 自分が一番最初に頭に浮かんだのは「グーグル」。あとは、「メイプルストーリー」といったオンラインゲームとか、最近台頭してきた「USTREAM」辺りですね。自分の脳内インスピレーションですが。 これらのビジネスが成立する理由を、本書は数多く挙げているのですが、 解説の中で個人的に興味が湧いた箇所を挙げておきます。 それは「内部相互補助」「フリーの心理学」「非収益化」の3つです。 ○内部相互補助 これらのビジネスを成立させている一つのシステムとして「内部相互補助」という形態があります。 内部相互補助の本質は、「この世にタダのランチはない」という言葉で表されており、引用すると ーー 実際にランチを食べた者がお金を払わないとすれば、それは結局、その人にランチを提供しようという誰かが払っているにすぎないのだ。 ーー つまり、無料を他の有料がカバーしているというのが「内部相互補助」です。 これには 「無料のものを提供して、他の有料のものも買わせようとする」直接的内部相互補助。 「二者が無料で交換することで市場を形成し、そこに第三者(広告主など)がそこに参加するために費用を払う」三者間市場。 「平均約5%の有料プレミアム会員が無料会員を支えている」フリーミアム。 といった種類に分かれています。ここを読んで、FREEのお金の流れのフレームワークがはっきりしました。 ○フリーの心理学 人々が「無料」という言葉に弱いのは、「失うという選択をしなくて良い」事が大きいようです。 ーー 人間は生来、怠け者なので、できるだけ物事を考えたくない。だから、私たちは考えずにすむものを選びやすい。 ーー 何かが無料になると、人間が本来持っている「失うことの恐れ」の心理から、失わないというだけで価値があると思ってしまうという。確かに自分も「無料」というだけで、美味しくないお菓子を試食してしまったりしますしね。試食に数円かかるならおそらく食べませんし。そういうことを言っているんだと思います 。 ○非収益化 非収益化というのは「人々が欲するものをタダであげて、彼らが必要とするときだけに、有料で売るビジネスモデルを作れば良い」という考えです。 これが上手くいった例が、中国で海賊版被害にあったマイクロソフトの戦略です。 ーー 「中国では1年に300万台のコンピューターが売れているにも関わらず、人々は私たちのソフトウェアにお金を払ってくれません。」「でもいつの日か払ってくれるようになるでしょう。だから、どうせ盗むのならば、わが社の製品を盗んで欲しい。彼らがわが社の製品に夢中になっていれば、次の10年でお金を集める方法を考え出せるはずです。」 (中略) 中国は以前より豊かになり、コンピューターは安くなった (中略) マイクロソフトは当時流行のネットブック用OSを、通常版の4分の1以下の約20ドルで提供。不正コピーによってユーザーはマイクロソフトの製品を使っているので、新しい製品を選ぶときも、必然的にマイクロソフトを選ぶようになった。 ーー この場合は海賊版被害が例になっていますが、先にネットワークを構築してからトリガーを引くという戦略は、SNS(突然の有料会員募集)やオンラインゲーム(有料のレアアイテム)など至る所で見受けられ、FREEの基本的な戦略の例として挙げられています。
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今更ながら、目を通してみました。この書が書かれた時よりもさらに事態は進展しているはずですよね。まだ、頭にしっくりきてません、もう一度、読み返すべきなのだろうと思います。
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無料で提供するビジネスについて、数多い事例を交えて紹介し解説している。概ね知っていることだったり、推測できることだったりするが、改めて網羅されているのを読むと頭の中が整理できて良い。初犯から5年たっているのでそろそろ改訂版を出したら良いかもね。
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ビジネス書や経済学の本というよりは、様々なフリーの事例を紹介して、現代(2009年ごろ)の金の流れをレビューしている、という印象。 オンラインゲームや制限つきのフリーウェアなど、身近な例が多いのでとっつきやすく、訳文も読みやすい。 読了後、日本のサブカルチャーで同じようなテーマを...
ビジネス書や経済学の本というよりは、様々なフリーの事例を紹介して、現代(2009年ごろ)の金の流れをレビューしている、という印象。 オンラインゲームや制限つきのフリーウェアなど、身近な例が多いのでとっつきやすく、訳文も読みやすい。 読了後、日本のサブカルチャーで同じようなテーマを書いてる本がさらに読みたくなった。そういった本は探せばありそう。
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ーFREEー ネットにはフリーで提供されるものが溢れている。 しかし、それらの全てがお金を生み出さないわけではない。 フリーはその周りにお金を生み出すシステム・あるいは生態系を作りだすことができる。 何故あれは無料なんだろう?といった疑問や、発見を促してくれる本だった。 自分は...
ーFREEー ネットにはフリーで提供されるものが溢れている。 しかし、それらの全てがお金を生み出さないわけではない。 フリーはその周りにお金を生み出すシステム・あるいは生態系を作りだすことができる。 何故あれは無料なんだろう?といった疑問や、発見を促してくれる本だった。 自分は『MAKERS』の著者で『WIRED』編集長でもあるクリスアンダーソンの著書ということで読んだが、これから起業を目指す人にも一読の価値があるだろう。
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無料で売る戦略についての事例紹介と、どのようにフリーの戦略を行えば良いのか解説もあります。事例紹介が読んでいてわくわくします。何回読んでも面白い本です。
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持たざるものとして、なぜインターネットサービスを無料でサービス(webサービス、オンラインゲームなど)をこうも快適に受けていられるのかがクリアになった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長年積ん読だったものをようやく読了。 2014年の今読むと多少事例が古めかしく思えますが、事例の豊富さに理解を助けられます。 「潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高価になりたがる」というのが印象的な一節。
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潤沢になったものを「無駄遣いする」という概念が新しかった。例えばトランジスタを無駄遣いすることを思いついたから今日のコンピュータがあるといったような。
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