スコーレNo.4 の商品レビュー
さわやかな印象。きちんと人生のポイントごとの悩みを書ききっているのに爽やかさを残せるのはなかなか。 [BOOKデータベースより] 自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少...
さわやかな印象。きちんと人生のポイントごとの悩みを書ききっているのに爽やかさを残せるのはなかなか。 [BOOKデータベースより] 自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。
Posted by
本を読むのが好き。 とにかく、好き。 でも時々「これでいいのか」って思うことがある。 けど、いいんだ。 いいんだ、いいんだ、いいんだ。 そう思える本。 鳥肌が、立ちました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古道具屋に生まれた麻子の、少女時代から女性になるまでの成長記。なんだけど、ちょっと読んでは休み、ちょっと読んでは休みしてたので、ストーリーがなかなか頭に残らなくて大変だった。。けど中盤から最後のほうのラブストーリーがよかったかな。「もうだめだ、と思った。どうしてこの人の言うことが、こんなふうにひとつひとつ胸に飛び込んでくるんだろう。」「おいしいものを食べて、音楽がかかっていて、お酒があって、ふたりでいる。もうだめだ、と思う。何がだめなのか、わからない。わざと他愛のない話をしてたくさん笑った。」
Posted by
いいなあ、これ。 宮下奈都は初めて読んだけど、感情の表現がすごくいい。家族、特に祖母に対する感情が身近に感じた。
Posted by
心がチクリといたむほど主人公に同感する。中学生時代の話は中学生のときに、高校生時代の話は高校生のときに読んでおきたかった。妹とか父とか祖母とかかつての好きな人とか、全てのひとたちが主人公の支えになっていて、縦で繋がっているのが素敵。前向きになりたいときにまた読みたいと思う。
Posted by
たんたんとして面白味がない。それを好しとするかの問題。言葉使いがいちいちで読みにくい。作中の言葉が誰のものか分かりづらい。
Posted by
古道具屋の三姉妹の長女麻子が主人公。 子供の時から成人して社会人として働くまでの話が NO1-4にわかれて書かれている。 次女の七葉が周りをひきつける容姿でそれに対する コンプレックスを幼い時から持っているが、 七葉を引き合いにだすわりには、七葉についての 記述が少な...
古道具屋の三姉妹の長女麻子が主人公。 子供の時から成人して社会人として働くまでの話が NO1-4にわかれて書かれている。 次女の七葉が周りをひきつける容姿でそれに対する コンプレックスを幼い時から持っているが、 七葉を引き合いにだすわりには、七葉についての 記述が少なくそこだけ物足りなかった。 でも文章の端々に含まれる小さな言葉や話がとても魅力的で 全体の物語よりもその小さな話たちが好きだった。 麻子はどんなおとなになるのか?とそれが気になって どんどん先を読みたくなる話だった。
Posted by
出産後、はじめてまともに読んだ本。 最初の方は、情景や心理描写が多く丁寧すぎるように感じて、もしかしたら展開の早い話が好きな私にはつまらないかもと思ったけど、全然そんなことなく。焦点の絞った丁寧さで、読者と歩調のあった小説だなと思った。 主人公の不器用さがとても可愛く思えた。 い...
出産後、はじめてまともに読んだ本。 最初の方は、情景や心理描写が多く丁寧すぎるように感じて、もしかしたら展開の早い話が好きな私にはつまらないかもと思ったけど、全然そんなことなく。焦点の絞った丁寧さで、読者と歩調のあった小説だなと思った。 主人公の不器用さがとても可愛く思えた。 いい小説。
Posted by
少し力を抜きたい時に読むと良いかもしれない。 一番印象に残っているのは、靴屋、という設定。 正直私は、靴が大好きな人の気持ちが今までよくわからなかった。靴より服、と思っていた。 でも、この作品に出てくる靴はどれもとても魅力的だった。 新しい靴が欲しくなった。
Posted by