悪人(上) の商品レビュー
15年前の作品。 上下巻の作品なので感想は下巻の方にしっかりと記したい。 上巻を読み終えて「悪人」というタイトルの作品だが上巻を読む限りでは誰の何が「悪人」? 今一つピンときていない。 誰しもが持っている人間の表と裏の顔の事を指しているのか? はたまたまた別の何かなのか? こ...
15年前の作品。 上下巻の作品なので感想は下巻の方にしっかりと記したい。 上巻を読み終えて「悪人」というタイトルの作品だが上巻を読む限りでは誰の何が「悪人」? 今一つピンときていない。 誰しもが持っている人間の表と裏の顔の事を指しているのか? はたまたまた別の何かなのか? この先の展開が楽しみだ。
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冒頭からの長い道路の説明に読むのをやめようかと思ったけど我慢して読んだ。申し訳ないけど本当に"我慢"というレベルで読むのが苦しかった。 女性同士のマウントを取りたい気持ち?が妙にリアルに書かれていてゾクゾクした。 佳乃は被害者なんだけど今とのところあまり同情できない...。 どんなふうに話しが動いていくのか、下巻が楽しみ。
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(下巻まで読み終わっての感想) 上巻は暗くて悲しい話だなーと思いながら我慢して読んだ。下巻が面白かったので我慢して良かった。
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2008年(第5回)。4位。 映画化されたみたい。長崎とか佐賀とかが舞台。 土木作業員の清水祐一。出会い系で保険会社OLと出会う。OLはナンパされた大学生ボンボンに夢中だが相手にされてない。あまりおつむがよろしくなくて、祐一に殺されてしまう。大学生ボンボンに疑いがかかり、本人も逃走中。祐一はOLと出会う前は風俗の女性に恋に落ちていたようだが、このエピソードは何か意味があるのかな。あとは双子のOLの暮らし。 なんかね、どんどん読み進めてしまう。誰が悪人なんだろ
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著者の作品は肌で感じられるようなリアリティがあるように感じる。普段目にしていても意識していないことが描写されており、一気に読者の目線を登場人物たちと同じ所に引きずり込むような感覚だ。 入社したての若い保険外交員女性が峠で殺されているのが発見され、失踪中の知人の大学生が犯人と見...
著者の作品は肌で感じられるようなリアリティがあるように感じる。普段目にしていても意識していないことが描写されており、一気に読者の目線を登場人物たちと同じ所に引きずり込むような感覚だ。 入社したての若い保険外交員女性が峠で殺されているのが発見され、失踪中の知人の大学生が犯人と見られ警察が行方を追っているところで上巻は終了。再読で内容を知っていても、早く読みたくてするする読める。
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吉田修一さんにはまるキッカケとなった本です。 吉田さんの描く青年、どの物語の青年も陰陽ありますが皆、不器用で好きです。
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第34回大佛次郎賞、第61回毎日出版文化賞受賞作品。上巻だけでは、誰が悪人なのかわかりません。とても読みやすく、物語に惹き込まれる。著者の「怒り」も面白かったので、本作の下巻の展開にも期待です。
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福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、携帯サイトで知り合った金髪の土木作業員に殺害された。二人が本当に会いたかった相手は誰だったのか? 佐賀市内に双子の妹と暮らす馬込光代もまた、何もない平凡な生活から逃れるため、出会い系サイトへアクセスする。そこで運命の相手と確信できる男に出会えた光代だったが、彼は殺人を犯していた。彼女は自首しようとする男を止め、一緒にいたいと強く願う。光代を駆り立てるものは何か? その一方で、被害者と加害者に向けられた悪意と戦う家族たちがいた。誰がいったい悪人なのか? 事件の果てに明かされる殺意の奥にあるものは? 毎日出版文化賞と大佛次郎賞受賞した著者の最高傑作、待望の文庫化。
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久しぶりに面白くて3日で読みました。 何が面白いかと言われると私の語彙力では 説明出来ませんが。 イシバシヨシノを殺したのは誰か。気になりますねぇ。
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人物の背景が深い。そちらに引っ張られる。 悪人だらけのような、誰も悪くないような。切ない、悲しい。それでいいのか、祐一!?
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