ヤッさん の商品レビュー
市場と料理人のコーディネートをして報酬(賄食)を得て、生活してるホームレスのお話。 健康な身体とコミュニケーション能力があったら、生きていけるんだなぁ。 なにげに買ったら、トイレのポツポツの作者と一緒だった。
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今はもうこんな筋が通った大人はいないかも。 と思わず唸ってしまうぐらい格好いい「やっさん」。 ホームレスとしての生きざまを貫き通しています。 現実にこんな人がいるかは置いといて、 一話一話に勢いがあって読みやすい。 『佳代のキッチン』よりも痛快で好きです。
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とても強い信念をもったホームレスのヤツさんの個性がとても光っていて面白かったです。 読んでいて私も気を引き締めて何かやるぞ!って気になってきました。
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ホームレスのヤッさんが、色々な事件を解決していく人情物。それはないでしょ〜と思いつつ面白く読んでしまった。
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ホームレスになって銀座の公園に流れ着いたタカオは、強面で角刈りの男にたたき起こされる。 そのホームレスのヤッさんは料理人や仲買人と情報を引き換えに美味しいまかない食を一日3食・5食と頂く。交通手段はジョギング、毎日の筋トレや体を清潔に整えること、一般人の迷惑にならないように謙虚に...
ホームレスになって銀座の公園に流れ着いたタカオは、強面で角刈りの男にたたき起こされる。 そのホームレスのヤッさんは料理人や仲買人と情報を引き換えに美味しいまかない食を一日3食・5食と頂く。交通手段はジョギング、毎日の筋トレや体を清潔に整えること、一般人の迷惑にならないように謙虚に生きること。
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誰が呼んだか“銀座のヤス”。親しみ込めて“ヤッさん”。築地市場と一流料理店を走って回り、頼られる謎の男。自分がなぜ宿無しかは語らないが、驚きの舌と食の知識を持つ。新米ホームレスのタカオは、ひょんなことからヤッさんに弟子入りして、「驚愕のグルメ生活」を味わうことに。市場も銀座も、最...
誰が呼んだか“銀座のヤス”。親しみ込めて“ヤッさん”。築地市場と一流料理店を走って回り、頼られる謎の男。自分がなぜ宿無しかは語らないが、驚きの舌と食の知識を持つ。新米ホームレスのタカオは、ひょんなことからヤッさんに弟子入りして、「驚愕のグルメ生活」を味わうことに。市場も銀座も、最高に旨くて、人情はあったかくて、さっぱりと気持ちがいい。だが、誇りを持って働く現場には事件も起こる。ヤッさん&タカオの名コンビが、今日も走る(「BOOK」データベースより) 原さんの作品を初めて読んだんだけど、これ面白いね!! 食いしん坊なワタクシのハートをがっつりキャッチ! 人情&グルメものがお好きな方にはたまらないんじゃないでしょーか。 「くだらない身の上話なんかするんじゃねぇ!」 ヤッさんの一喝も胸に響いてくる一冊です。
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「ヤッさん」とは、ホームレスながら、 築地市場の情報を一流レストランに提供することで、 業界の情報通となっている不思議な男、ヤス。 そのヤッさんと弟子のタカオが 築地とレストランをいったりきたりしながら、 グルメの世界を見せてくれる一冊です。 ■ありえない設定なのですが、 ...
「ヤッさん」とは、ホームレスながら、 築地市場の情報を一流レストランに提供することで、 業界の情報通となっている不思議な男、ヤス。 そのヤッさんと弟子のタカオが 築地とレストランをいったりきたりしながら、 グルメの世界を見せてくれる一冊です。 ■ありえない設定なのですが、 「ヤッさん」は業界通として、 築地市場の情報をレストランに提供する。 そして、レストランは「ヤッさん」に 食事を提供することで、 「ヤッさん」はグルメ生活を送っているわけです。 これって、コンサルタントみたいな ものなのでしょうが、そこは 「ホームレスはお金は取らねえんだ!」と 「ヤッさん」には、信条があるようなのです。 ・近頃はインターネットや携帯電話で情報を集めた気に なっている人間もいるけれど、本当のとっておきの情報と いうのは、結局、人間と人間が顔を突き合わせないかぎり 出てこない。ヤッさんはそう言うのだった。(p24) 毎朝食後に腹筋百回、背筋百回、腕立て伏せ百回。 さらに夜の就寝前に腹筋百回、背筋百回、腕立て伏せ百回。 それが自分に課しているメニューだという。(p22) ・真っ当な店ほど残飯は少ないのだという。・・・ あと段ボール箱もポイントだな・・・ 初めての店でも勝手口を見ただけで、 どんな料理が出てくるかわかるという。(p31) 兄貴というのは鮮度の落ちた食材を意味する業界用語だ。 鮨屋などでも味がわからないお客がくると、兄貴でにぎっちまえ、 と食べさせてしまう店がけっこうあるらしいが、 ヤッさんはそういう店とは一切付き合わない。(p126) 飲食店では、仕入れたものが、 その日のうちに使われるわけではありません。 ですから、お店には新しい食材と、古い食材が 混在することになります。 新しい食材は「オトウト」。 古い食材は「アニキ」と 呼ばれているそうです。
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ホームレスに落ちぶれた青年が、卓越した料理や食材の知識、それを吟味する味覚をもって飲食店と食材業者を結ぶ情報提供者として生きている「ヤッさん」と呼ばれるホームレスと出会い成長してゆくお話。人の役に立つ(価値を提供する)ことで誇りを持って生きているヤッさん。ホームレスでありながら、...
ホームレスに落ちぶれた青年が、卓越した料理や食材の知識、それを吟味する味覚をもって飲食店と食材業者を結ぶ情報提供者として生きている「ヤッさん」と呼ばれるホームレスと出会い成長してゆくお話。人の役に立つ(価値を提供する)ことで誇りを持って生きているヤッさん。ホームレスでありながら、人対人の対等の付き合いと信頼関係を築いている姿が魅力的です。 食べ物や料理に対する作者のスタンスにも共感でき、あっという間に読み終えてしまった。
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ホームレスとなったタカオに声を掛けてきた謎の角刈りおやじヤッさん。半ば強引に築地に連れられていくが・・・こういう人情物がど真ん中らしく、読む手が止まらなかった。「敬意を払えっ!」俺も見たかった。
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驚きの舌と食の知識を持つホームレスのヤッさん。 新米ホームレスのタカオはひょんなことからヤッさんの弟子となり、 市場も銀座で最高のグルメを味わいながら、人情にも触れていく。という物語。 ヤッさんの江戸っ子キャラと設定がおもしろく、コミックを読む感じで物語がすすむ。 料理の描写はい...
驚きの舌と食の知識を持つホームレスのヤッさん。 新米ホームレスのタカオはひょんなことからヤッさんの弟子となり、 市場も銀座で最高のグルメを味わいながら、人情にも触れていく。という物語。 ヤッさんの江戸っ子キャラと設定がおもしろく、コミックを読む感じで物語がすすむ。 料理の描写はいまいちだけど、実際の店をベースに評論してあっておもしろく、 築地移転問題など、現代とリンクしている部分もあり。 実際はホームレスが厨房に出入りするとか、おすそ分けをもらって生きていくとか 不可能だとは思うけれど、 うまいこと人情とからめてあっておもしろかった。 ヤッさんの謎は完全にあかされてなかったけれど、それでもいいか、という爽快感。 この人の書く文章は、独特の雰囲気をもってるなぁ。
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