ヤッさん の商品レビュー

原宏一【著】

2012/11/23

すごく読みやすい本だった！
「ありきたりな身の上話はそれだけか」っていう決め台詞が良い感じで。

話のメインが料理だから、仲買人や料理人や食べ物がたくさんでてくる。
でも、読んでいてお腹が空くような感じではなかったから、もっともっと食べ物が美味しそうに書かれていたらよかったのに、って思った。

2012/11/10

ヤッさんの生きざまに惚れた！ホームレスだけど、きちんと自分の信念を持って生きている(^o^)vでも周囲の人情がなければ生きてはいけないな(--;)話にはあんまりヤッさんの過去は出てこないけれど、きっと今まで相当な苦労があったんだろうな(ToT)タカオもいい人に弟子にしてもらって良かったよ(^-^) まだまだ二人のコンビを読んでいたかったけれど、良い終わり方だったと思う

2012/11/05

ヤッさんは、自分なりの哲学に基づき人間としての矜持を持って生きる孤高のホームレス。そのヤッさんに導かれ人として再生するタカ。読みやすく面白かった♪

2019/08/02

○
ラスト確かにありきたりwだけど、全体としてよい話だった。人情系。
職に関わる業界の話も興味深いものがありました。

2012/04/17

30歳を前にホームレスになったタカオが、銀座で同じくホームレスのヤッサンに出会う。
ヤッサンは家がなくても、人と人をつなげることで、そのお礼としてご飯を頂く。お金は一切もらいません。
その姿に惚れたタカオは弟子入りを祈願して……って本。

出てくる食べ物がみんな美味しそうです。

ただ、何ていうか……かなり個人的な理由で読んでいて複雑な気持ちになる本でした。

2011/10/30

ホームレスながら超一級の舌を持つ食通で、築地市場と銀座の高級料理店の仲介人として名を馳せるヤッさん。そんな彼の姿に魅せられ弟子入りしたタカ。二人の姿を描く連作短編集。ヤッさんの筋を通した考え方が何とも格好良い。痛快な作品。

2011/10/17

「そんなつまんねぇ身の上話なんか、二度とするんじゃねぇ！」。ヤッさんはホームレス。そして僕の師匠。困って相談に来る人たちをつっけんどんな言い方で突き放すも、裏ではこっそり助けたり、背中を押してくれます。これぞ粋なお節介！人情とはこういうものだ！。どーんと東京のど真ん中を舞台に繰り広げられる眩しい物語。
　小説ですけれど、ヤッさんが教えてくれる「矜持」はホームレスだけでなく全ての人間に当てはまるものだと思います。素敵!おススメです。

2011/08/23

主人公は、ホームレス。
･･･って最初から固定観念をもってしまうと、なんだかもったいない本だと思う。
あらゆる職業や身分・立場に貴賎はない、と言いつつも、現実はそうじゃないよね。人は、外側に纏ったものでしか、人の価値を判断できないのかもしれない。
　人を支えるのは、矜持（誇り）。
　人を形づくるのは、身の上話じゃない。
本のテイストは軽い感じだけれど、いろんなことを考えさせられた一冊。

2011/08/23

ホームレスだが自信と誇りそして信頼を集めているヤッさんとその弟子になったタカはさまざまな出来事や事件に関わりそれを解決に導いていく。

2012/09/07

＜内容＞職も住まいも失ったタカオは、強烈なキャラを持つ謎のホームレス、ヤスと出会う。ヤスは築地市場と高級飲食店の間で生きた情報を運び、代わりに食料を得ていた。タカオは行動を共にし、徐々にヤスの魅力と過去に気づいていく。ユーモア満点の痛快連作短編集。