1,800円以上の注文で送料無料

レモンタルト の商品レビュー

3.3

104件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2012/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ん?さりげなくほもやないか。と思ったらがっつりほもやった。久しぶりに長野さんのほもを読んでしまった。 でも、シチュエーションにきゅんきゅんするんやけん性別なんか何でもいいんだよ何でも(笑) 「とっておきの料理」の主人公とMがよかった。ちょっと泣きそうになってしまった。軽蔑されてると思ってたのに実は…みたいな展開はたまらん。長野さんてそういうの多い気がする。 義兄もいけめんさんやなあ。でも、主人公が義兄を好きなのはやっぱり、姉ちゃんが大好きで大切やからっていうのが少なからずあると思う。 「傘をどうぞ」の傘にまつわる話とか、微妙にモヤモヤが残った。

Posted byブクログ

2012/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み終わったあと、すぐに思ったこと。 あ、レモンタルト食べたいな、ということでした。 帰りに思わずケーキ屋に寄っている自分がいました。 この小説の感想をかくのは少し難しい。 主人公の義兄への思いは恋情や欲情とも一言でくくれない、同性であり家族でもある男へ抱いたやましい心を淡々と、しかし情緒を感じる文章で綴る長野まゆみ独特の文章の色気がいろんなところに潜んでます。 おもしろい、とかつまるつまらないではない読書の時間がこの短い話の中にはありました。 おもしろかった、と誰かに思わずすすめたくなる本ではありません。 ただ、読み終わったあと、その本に出てきた食べ物を思わず食べたくなる衝動、本の面白さってそんなところにもあるんじゃないかな。

Posted byブクログ

2013/01/02

長野まゆみさんの小説、はじめて読んだけれどはまりそう。 いやらしさの滲まない、この色っぽい感じ、好き。 どこまでも思わせぶりで、どこか好意的で、もどかしい距離感に、きゅん。 もっと読んでいたい、読み心地の非常に良い文章で癒される。なんか不思議。

Posted byブクログ

2012/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

近年、私は長野まゆみの本を読んでいない。 昔読んだ本は、少年の甘酸っぱい恋が描かれており、比較的ハッピーエンドに終わっていたと思う。 この『レモンタルト』という題名から、少し甘酸っぱい大人の私と義兄の恋愛が描かれるのかと思って読んでみたら、全く違った。 最後まで描かれていたのは、私から義兄への決して届かない、叶うことのない恋情だった。 またある意味、義兄も私へ対して少し恋情にも近い愛情を注いでいることから、2人の間は近いようで非常に遠い関係であった。 もっと若い学生のころに読んでいたら、義兄の態度や私のはっきりしない態度に膨れていたと思う。年をとった今は、2人の微妙な距離の持ち方が、ある意味納得でき、哀傷切なるものがある。

Posted byブクログ

2012/10/24

主人公と相手役の義兄の関係性はプラトニックなのに、なんとも官能的で生々しい雰囲気が漂っている。『レモンタルト』をはじめ、霜降り肉、飲みかけのペットボトル、豚肉のラグーなど、いくつもの食べ物が物語の中で大きな存在感を持っているからだろう。 ただの『萌え』に終わらない、甘美なだけじゃ...

主人公と相手役の義兄の関係性はプラトニックなのに、なんとも官能的で生々しい雰囲気が漂っている。『レモンタルト』をはじめ、霜降り肉、飲みかけのペットボトル、豚肉のラグーなど、いくつもの食べ物が物語の中で大きな存在感を持っているからだろう。 ただの『萌え』に終わらない、甘美なだけじゃない世界。味わい深い6品の料理。

Posted byブクログ

2012/09/30

レモンタルトがどういったものなのか。酸いのか甘いのか、私は食べた事が無いのでわかりませんが。 題名に反して小説はといえば超ビターですよ奥様……! 主人公は義兄に片恋しつつも、義兄に姉をとられてしまったという思いも捨てられなく。いつ、彼が自分のもとを離れていってしまうのか、おびえ...

レモンタルトがどういったものなのか。酸いのか甘いのか、私は食べた事が無いのでわかりませんが。 題名に反して小説はといえば超ビターですよ奥様……! 主人公は義兄に片恋しつつも、義兄に姉をとられてしまったという思いも捨てられなく。いつ、彼が自分のもとを離れていってしまうのか、おびえる毎日! うわああああ……!(ゴロゴロゴロ

Posted byブクログ

2012/09/26

「傘をどうぞ」 雨の夜、誰とも知らぬ女から差し出された一輪の真紅の花が書かれた艶やかな傘。 足のない女を連れ帰った気分にさせられた・・・。 続編だったかな?前にもこんな設定を読んだ気がするのだけれど。 姉の死後、好きな義兄と暮らす男の話。彼は何かにつれ厄介事を引き寄せてしまう...

「傘をどうぞ」 雨の夜、誰とも知らぬ女から差し出された一輪の真紅の花が書かれた艶やかな傘。 足のない女を連れ帰った気分にさせられた・・・。 続編だったかな?前にもこんな設定を読んだ気がするのだけれど。 姉の死後、好きな義兄と暮らす男の話。彼は何かにつれ厄介事を引き寄せてしまう性質なのか性格なのか、ワザと不運な方へ進もうとしてるようにも感じる。 でも彼の周りには傍若無人(+そっちの気がある)な人が多すぎる。いきなり殴ったり、辱めたり・・・特に部長の息子の音大生。運転手に使っておきながら無断で置き去りとは!次の展開のためとはいえ、自分が雇っているわけでもない年上の人間に対してその行動は人としてどうだろうか? 主人公も流されすぎ。誤解されても放っておくのは、ある意味相手のことをどうでもいいと思っているのではないかと感じるのだけど。 自虐的な主人公と気付いていながら惑わせる思われ人、そしてけしかける周り・・・この構図飽きてきたな。

Posted byブクログ

2012/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙が可愛かったし、読み始めの雰囲気もよさそうだったのですが。 何を指しているのかはっきり書かない箇所が多くて、私には理解しづらかつた。 男性が好きな男性が主人公。 やたら夜襲されたり、謎の組織っぽいのが出てきたりする。 BLが好きな人には楽しい作品、なのかな…?

Posted byブクログ

2012/10/06

襲われたり、逃げられたり、新人に気に入られたり。 無意識に同性を惹きつける主人公はまさに長野ワールドそのものですね。 短編なので一話一話が短く手頃に読めます。 踏んだり蹴ったりの主人公と完璧な義兄とのやりとりがツボでした。 義母の発言のその後の二人が気になります。 遅らばせなが...

襲われたり、逃げられたり、新人に気に入られたり。 無意識に同性を惹きつける主人公はまさに長野ワールドそのものですね。 短編なので一話一話が短く手頃に読めます。 踏んだり蹴ったりの主人公と完璧な義兄とのやりとりがツボでした。 義母の発言のその後の二人が気になります。 遅らばせながら性描写がなければ同性愛も平気なんだなあ、と気づかせてくれた一冊です。

Posted byブクログ

2012/06/25

BL系ですね。長野まゆみの青年系BLはことごとくツボです。 姉を亡くし、片思いをしている義兄と二人暮らし。 この設定だけで踊りたくなるくらいですが、どの話も実に艶があって美味しかったです。

Posted byブクログ