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花散らしの雨 の商品レビュー

4.3

416件のお客様レビュー

  1. 5つ

    153

  2. 4つ

    168

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/11/24

みをつくし第二巻。 ほろにが蕗ご飯 人手が足りなくなるぐらい繁盛するつる屋で口入屋から紹介されたふきが働き始める。そんな中澪が考えた料理と全く同じものが登龍楼で出されていることがわかり、ふきへの疑念が募る。ふきは実は登龍楼の料理長が送り込んだスパイであった。 こぼれ梅(味醂の...

みをつくし第二巻。 ほろにが蕗ご飯 人手が足りなくなるぐらい繁盛するつる屋で口入屋から紹介されたふきが働き始める。そんな中澪が考えた料理と全く同じものが登龍楼で出されていることがわかり、ふきへの疑念が募る。ふきは実は登龍楼の料理長が送り込んだスパイであった。 こぼれ梅(味醂の搾りかす) 幼馴染であさひ太夫として吉原で働く野江が怪我をしたことを知り、会いたい気持ちが募る。 なめらか葛饅頭 近所の太一が麻疹に罹り、その母おりょうも罹患し生死を彷徨う。ご近所の助け合いの暖かさが身に染みる。 忍び瓜 久しぶりの小松原との再会。胡瓜の切り口が徳川の御紋三葉葵に似ていることを知り、工夫を凝らす。 小松原への恋心を抱く澪。

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2024/06/28

新しくなったつる屋。またまた登龍楼!ふきちゃんも加わって、新たな展開にハラハラしながら堪能しました。忍び瓜食べてみたい。

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2024/06/08

みをつくし料理帖第二弾。 場所を移し新たにスタートしたつる屋。 ふきやりう、清右衛門や美緒という新しい登場人物も加わり益々面白くなってきました。 これから始まる?恋の行方も気になるところ!

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2024/05/30

花散らしの雨という題名から、澪の周りの女性に困難が降り注ぐのだろうか?もしそうなら澪はどう乗り越えていくのだろうか?刹那さや儚さを題名から感じながらページを捲った。 今回登場のふき、幼馴染の野江、おりょう、そして澪と美緒、彼女たちの雲外蒼天が描かれる。 雲外蒼天と旭日昇天、どち...

花散らしの雨という題名から、澪の周りの女性に困難が降り注ぐのだろうか?もしそうなら澪はどう乗り越えていくのだろうか?刹那さや儚さを題名から感じながらページを捲った。 今回登場のふき、幼馴染の野江、おりょう、そして澪と美緒、彼女たちの雲外蒼天が描かれる。 雲外蒼天と旭日昇天、どちらも見上げる空は同じだ。澪を取り巻く人びとの人情味の描写がなんとも美しい。高田郁さんの表現力は、日常の中のひとコマまで感情豊かに表現されているから、大好きだ。そして4つの作品も雲外蒼天だ。 それぞれへの想いを料理に込めるとともに澪の筋の通った考えや行動は読んでいて好感が持てる。料理はまだ発展途上であり続けるのだろう。季節の食べ物や食材を無駄にせず、大事にする姿勢には、ハッとさせられた。 飽食の時代と言われ幾数年も経つ。これから私たちが困難を迎えた時に備え、常日頃から澪たちのように礼節を重んじ、モノを粗末に扱わず、質素に生きたいと考えさせられた。欲に憧れ、欲に溺れることは、なんとちっぽけなことなんだろう。 澪の周りの女性たちにスポットをあて、今回もその人間関係の深みを料理を通じて、交えながら、高田郁さんの気持ちが伝わってくる作品だった。

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2024/04/10

競い合う料理屋が献立の真似をして大変な思いをした澪。お店を軌道に乗せる苦労。そして深まる周囲の人たちとの関係。淡い恋を知り始めた澪のこれからに目が離せない。都度に出てくる料理の美味しそうなこと。

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2024/02/12

今回も面白かった〜。 登場人物も増えて色々事件も起こるけど、読み終わるとほっこり平和な気持ちになる。 次回作も楽しみ。

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2024/01/27

澪つくし料理帖シリーズ第2作。料理を時代小説の中に挟み込むのは池波正太郎の得意技であったが、料理を食べる側ではなく作る側の視点で表したことが素晴らしい。芳の大阪船場言葉(‥だす。)が美しい。旦那さんと書いて「だんさん」と読むはず、るびがあればなお良い。 澪は小松原を想っているらし...

澪つくし料理帖シリーズ第2作。料理を時代小説の中に挟み込むのは池波正太郎の得意技であったが、料理を食べる側ではなく作る側の視点で表したことが素晴らしい。芳の大阪船場言葉(‥だす。)が美しい。旦那さんと書いて「だんさん」と読むはず、るびがあればなお良い。 澪は小松原を想っているらしいが、流れから見て少し無理がある。具体的なきっかけの表現がないとロマンス小説になりかねない。

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2023/12/26

夏の頃の涼めそうなごはんのお話がたくさんで、これ真夏に読むべきだったなーと。 以前読みかけて、珍しく途中で止めてたぶん。ようやく読めて嬉しい。

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2023/09/05

みをつくし料理帖2巻。メニューの盗作、病気、怪我と毎回事件が起こりながらも優しい登場人物たちの姿にあたたかい気持ちになる。澪の柔らかくもしゃんとした様子も主人公として魅力的。新たに登場した「ふき」の今後も楽しみだし、物語が色々動いていきそうな予感も沢山で良い。

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2023/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

みをつくし料理帖2巻めです。今回もまあ料理が美味しそうなこと。野江やおりょうに危機がおとずれてハラハラしっぱなしですが、そんな中でも仲間と支え合い、料理を作り、誇りを持って生きていく澪の姿にまた惚れました。ちょっと恋の展開もあって気になる!

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