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彼女がその名を知らない鳥たち の商品レビュー

3.5

349件のお客様レビュー

  1. 5つ

    62

  2. 4つ

    103

  3. 3つ

    103

  4. 2つ

    42

  5. 1つ

    6

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2023/05/08

思ってた以上に恋愛小説で慣れてないから読み終わるのに時間かかっちゃった、なんかずっと苦しかったけどやっぱりこの人の書く小説は終わり方本当に好き

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2023/04/17

複雑な愛。 陣治の印象が最後一気に変わる。 描写も引き込まれリアルに苦しい。 あっという間に読み終えた一冊。

Posted byブクログ

2023/03/07

見出しはどう考えても陣治が悪役、ちなみに十和子も陣治を悪にしている。 歪んだ世界。歪んでいても愛情は真っ直ぐなんだとストレートに感じてしまった。しかし、直球ストレートは十和子にどう映ったんだろう。 いたたまれない。救われない。対岸の火事。 でも、それがいい。 読者の心を容赦な...

見出しはどう考えても陣治が悪役、ちなみに十和子も陣治を悪にしている。 歪んだ世界。歪んでいても愛情は真っ直ぐなんだとストレートに感じてしまった。しかし、直球ストレートは十和子にどう映ったんだろう。 いたたまれない。救われない。対岸の火事。 でも、それがいい。 読者の心を容赦なくもっていく「まほかる砲」は本当にクセになる。

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2023/02/15

描写力が凄い 妄想力が凄い 十和子も、まほかるも壊れてる 記憶喪失で生き、記憶回復で自死 哀れ十和子 十和子の舌のぶつぶつは何だったのだろう

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2023/02/10

私には ただ生きてさえおってくれとったらいい相手、 無償の愛を与えれるような相手は まだ見つかってない 究極の愛ってなんなんやろう

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2022/12/10

ストーリーは面白いけど冗長な感じがしました。 女性の嫌な部分を突きつけてくる作家さんだといつもおもいます((꜆˙꒳˙)꜆読後感がもやもやするのにストンとする不思議な本でした。

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2022/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

よくわからなかった。 ラストの陣治の心境や十和子のどこがなにがいいんやろか? 人を殺しといて忘れてしまうことや あそこまで酷いことされといて未練ある?とか 本当によくわからなかった。

Posted byブクログ

2022/12/05

八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないか...

八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。 蒼井優、阿部サダヲ、松阪桃李主演の映画も話題になったサスペンス小説。 仕事もせず会社にクレームをつけたり映画を見ることでうさを晴らし、いくら虐げても自分に献身的に尽くす陣治に依存しながらも離れたい自堕落な女・十和子。薄汚い服や貧相で十和子に異常に執着する陣治。十和子を甘い言葉で弄び出世に利用する黒崎。甘い言葉で十和子をその気にさせながら家庭と浮気を両立する水島。 白馬の王子様とも「美女と野獣」の野獣ともプリンセスとも程遠い彼らの愛憎劇はストーリーが進む中で、いじましいほど自分のことしか考えていないのに傷つけ傷つけ合いながらも相手にすがり「いつか幸せになれる」という儚い希望を支えに愛を求めている私たちの歪んだ自画像であり、だからこそいとおしくなる愛の物語として昇華していく。行方不明の黒崎と水島を尾行する謎の人物の正体を追う謎解きは、記憶の中に封じ込めた十和子の忌まわしい記憶を掘り起こしていくことでもあり、クライマックスで十和子に対しての陣治の無垢なほどの愛が描かれる終着点は、「ユリゴコロ」などで人間が本質的に持つ闇や愚かさと同じく大事な人のために命や人生を懸けられる人間の愛や善の部分を描く沼田まほかるの作品ならではのノワールタッチのラブストーリーとして楽しめました。

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2022/11/06

内容(「BOOK」データベースより) 八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十...

内容(「BOOK」データベースより) 八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。衝撃の長編ミステリ。 令和4年11月1日~6日

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2022/09/13

名前は知っていたけど初めて読む沼田作品。 映画の予告が面白そうだったので手に取ってみました。 読み手のこちらも嫌悪するほど下品で情けないうえに清潔感もなく貧相な男・陣治と、 その陣治を嫌悪しながらも生活を共にし、陣治の稼いだお金で働かずに暮らす十和子。 十和子は自分をひどい目に...

名前は知っていたけど初めて読む沼田作品。 映画の予告が面白そうだったので手に取ってみました。 読み手のこちらも嫌悪するほど下品で情けないうえに清潔感もなく貧相な男・陣治と、 その陣治を嫌悪しながらも生活を共にし、陣治の稼いだお金で働かずに暮らす十和子。 十和子は自分をひどい目に合わせた上にゴミのように捨てた過去の恋人、黒崎を今も忘れられずにいる。 十和子はある日腕時計の修理でクレームを入れた先の担当者・水島と対面し、関係を持つようになる。 妻子ある水島に溺れ密会を重ねる中、刑事が訪ねてきて黒崎が数年前から行方不明になっていることを知る十和子。 また水島からも誰かに嫌がらせや尾行をされていると聞き、陣治を疑うのだがー。 十和子も陣治も黒崎も水島も全員どうしようもないクズで気持ちがモヤモヤ、ドロドロします。 最終的に十和子と陣治は互いがいないと生きていけないほどの愛を抱えていたということなのでしょうが、その愛し方までもがクズという徹底ぶり。 それでも何か心の奥底に残るものがあるという不思議さが、この作品の魅力なのかもしれません。 2018年1冊目。

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