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村上式シンプル仕事術 の商品レビュー

3.8

64件のお客様レビュー

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2009/11/12

「人工国家の理念と原理的にしっかり向き合い、心情的・情緒的反発を克服していくことが、これからのビジネスパーソンに必須となります」 久しぶりに「続きが読みたい」と思い続け一気に読める一冊◎ 「英語は単なる手段でしかない」と言った著者だが、本当のところは「英語はビジネス上での言葉...

「人工国家の理念と原理的にしっかり向き合い、心情的・情緒的反発を克服していくことが、これからのビジネスパーソンに必須となります」 久しぶりに「続きが読みたい」と思い続け一気に読める一冊◎ 「英語は単なる手段でしかない」と言った著者だが、本当のところは「英語はビジネス上での言葉であり、言葉を話せないやつは人間扱いされないよ」と少々過激ながら思っているのでは、と。 これは入社前に採用してくれた社員に言われた一言なわけだが、まぁそうだろう。 英語が出来て得意になるのではなく、出来ないことを恥じる時代なのだと思う。 そして、英と米に根付く思想・哲学から、「彼ら」を知り同じ土俵に上がらなければならい時代。 彼らになるのはある意味楽であり、著者が指摘する通り彼らになる必要はなく、むしろ「私」を彼らに教えてあげられるようになる事が大事なのだと。 この辺の話は本当に今までの経験を総まとめしてくれたようで、違和感なく読み入ってしまった。 そして、優しき日本人についてもこれほど共感出来るクリアな文章にまとめられているとは。 本当に普段から思っている事を偽りなく書き下ろした結果が、こうした簡単だが軸のある主張となるのだろう。 情や直感に訴えかける主張であれば、解釈は様々であり、またどれもそれっぽく聞こえてくる。 大事なのは、学術的根拠とそれを踏まえた自分の判断基準を持って接すること。 普通はこの辺でぼやっと終わるところで本書はもう一押し。 「俺はこうしたぜ」「その上で君らにはショートカットを教えてやろう」 と。 20代で読めて良かった。 ・「仕事ができる」というスキルは、イコール「仕事ができて英語もできる」ということ ・村上式仕事の原理 1.会社のしくみを知る 2.財務・簿記の基本知識を身につける 3.疑問はその日に解決する 4.仕事の目的は顧客満足にある 5.仕事のプライオリティ(優先度)をつける 6.アイデアは頭で考えない 7.デール・カーネギーに学ぶ ・「(分量が)薄くて(でも内容が)濃くて(読解レベルは)やさしい本」は、字が大きくて図表の多い本を選ぶ ・決して「どうしましょう?」と言ってはいけない ・プロフェッショナル相手に”でっち上げ”でもいいから対等な立場と言語で仕事をするというスキルは、ある意味、問題の全体像と本質をつかむ訓練 ・どんなにつまらないアイデアでも、それが誰かの刺激になる可能性があり、そこに大きな価値がある ・グローバルな仕事を行うための知識 1.キリスト教の基礎を理解する 2.仏教の基礎を理解する 3.西洋哲学の基礎を理解する 4.アメリカ史の基礎を理解する ・キリスト教と原始仏教との大きな違いに「私」「我」の扱いがある -キリスト教では、最後の審判を受けるのは、最後の最後まで個々の「私」「我」 -仏教では大乗仏教も含めて「無我」が強調される ・西洋哲学は-デカルトもカントもヘーゲルも-キリスト教の形而上学をベースに持っている ・「結果平等」を目的にした途端に、平等に与えられる結果の水準が徐々に下降してしまう -貧乏な人すべての生活水準を上げるには国全体の生産性を上げるしかない -結果として、金持ちはもっと金持ちになるかもしれないが、貧乏人も程度の差こそあれ金持ちになれる

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2009/10/29

敬愛する友人T氏オススメの1冊。 ノウハウ本は嫌いなタイプですが・・・この本は違いました。 1時間あれば読める読みやすい本 村上さんは、幅広い見識を持っているなぁ~と関心しました。 自分自身、こういう思考をする人に敬意を覚えます。 ルールの上で成り立つビジネス界、世界で生きて...

敬愛する友人T氏オススメの1冊。 ノウハウ本は嫌いなタイプですが・・・この本は違いました。 1時間あれば読める読みやすい本 村上さんは、幅広い見識を持っているなぁ~と関心しました。 自分自身、こういう思考をする人に敬意を覚えます。 ルールの上で成り立つビジネス界、世界で生きている以上は、 その土俵に上がる事から始めてみます。 また著書の中で、村上さんのオススメ本もまとめられていて、 『マンキュー経済学』の2冊を読もうと決心しました。

Posted byブクログ

2009/10/26

●ノウハウではなく「原理原則」を ●何事においても「まずは森を見ること」。これに尽きます。 ●個々の仕事のスキルを高める前に、全体像を把握することが村上式の原則。 ●ビジネスの原理原則⇒人類の希少な資本をいただいて、ほかの同種の組織よりもより多い成果を人類に返すことが自分の仕事の...

●ノウハウではなく「原理原則」を ●何事においても「まずは森を見ること」。これに尽きます。 ●個々の仕事のスキルを高める前に、全体像を把握することが村上式の原則。 ●ビジネスの原理原則⇒人類の希少な資本をいただいて、ほかの同種の組織よりもより多い成果を人類に返すことが自分の仕事の価値 ●大局観とお金の流れの自覚。この2つは、日々の仕事に創造性を与え、モチベーションを高めることにも大いなる効果がある。 ●その日の疑問は即日解決。仕事上で遭遇した「?」は、その日のうちに調べてしまう。それをやるか、やらないか。これは社会人としての「質」を大きく左右する仕事の原理のひとつである。 ●何も解決しない「どうしましょう?」は禁句 ●仕事に迷ったり苦しい場面に遭遇したり、利害関係者の板ばさみに遭ったとき。仕事におけるあらゆる困難を乗り越えるには、自分自身がぶれない軸を持つことです。そのものさしとなる考えが、「顧客満足」です。 ●仕事量や仕事時間に優先度をつけて、なるべく少数の貢献度の高い仕事に集中することで仕事を効率化する。それがひいては顧客満足や会社の利益にもつながっていきます。 ●「もう十分、あなたは苦しんでいる。」カーネギー ●「最悪の事態を想定しなさい。そうすれば事態はそれ以上悪くならない」カーネギー ●一段階論理のワナ⇒弱者にとってよかれと思うことが、結果的に彼らをより苦しい状況に追い込んでしまうことが往々にして起こる。 ●世代順送りで人類が存続するために、世界67億の人類に衣食住に代表される財とサービスが行き渡る社会を作るという経済学の目的

Posted byブクログ

2009/10/21

Googleの日本法人社長の村上さんが書いた本。英語の勉強法(http://booklog.jp/users/takathy/archives/447800580X)とともに一気に読破。 著者が仕事をしながら身に付けてきた、仕事におけるシンプルな「原理原則」を様々な参考図書をも...

Googleの日本法人社長の村上さんが書いた本。英語の勉強法(http://booklog.jp/users/takathy/archives/447800580X)とともに一気に読破。 著者が仕事をしながら身に付けてきた、仕事におけるシンプルな「原理原則」を様々な参考図書をもとに解説。 書かれていることは主に4つ。 (1)仕事における7つの原理 (2)グローバルに仕事を動かす4つの知識 (3)仕事に活かす3つの経済学 (4)理系諸君へ どの部分も参考図書などが充実しており、何よりわかりやすい。 (1)(3)はすごくあぐりー。(4)も理系生として読んでおこうと思う。 また、(2)については、留学前に知ることが出来ていたならどれほどよかっただろうと思う。 来年から外資系で働くため、仕事をする上での彼の哲学なども非常に参考になる。 参考図書も含めて必読。

Posted byブクログ