天冥の標 Ⅰ(上) の商品レビュー
時折りボォーッとした頭には難しい解説が挟まるが、想像していなかった展開が続いていく。早く先を読みたくなる。
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完結した(だいぶ前だけど!)とのことで、ついに読みはじめた。 これは長いけどスルッと読めちゃうやつですね。 面白かった。 しかし思った以上に死人が大量で容赦が無かったー。 本当に謎だらけで終わったけど、予報はしていたので、そこはオッケーで… 物語の後半?をシリーズ一作目に持っ...
完結した(だいぶ前だけど!)とのことで、ついに読みはじめた。 これは長いけどスルッと読めちゃうやつですね。 面白かった。 しかし思った以上に死人が大量で容赦が無かったー。 本当に謎だらけで終わったけど、予報はしていたので、そこはオッケーで… 物語の後半?をシリーズ一作目に持ってきていると思われ、その構成が効いています。 これは過去に何があったんだろな?!と思わせる引きの強さ。 登場人物にやたらと美形が多いのはちょっと気になったかも知れない。やっぱり小川一水はキャラクターがややラノベっぽい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった〜!巻数の多さに怯んでたけどグイグイ読めておすすめして頂いて感謝です。 人間、自ら改造してる人間、原住民?の知性体、アンドロイド…と多種多様にたくさん出てくるけど、この人誰だっけ?という混乱を全くしないのもすごい。何故か個別の意識を持ってる《石工》のクレヴが好き、話し方がかわいい。 加えて、惑星ハーブCの植民地メニー・メニー・シープの歴史や〈領主〉の悪政と《海の一統》との対立もてんこ盛り。世界観作り込んであって好みです。 《ラバーズ》は「そうだろ」となりました。エランカ議員がどうなるかだ。 別行動とってるカドムとアクリラ、それぞれ大変なことになっているので下巻も楽しみです。初期の自治政府に、宇宙士官アウレーリア、建築家ラゴス、医師セアキって書いてあるので、カドムとアクリラはそもそも甲板長→領主に対抗する血筋みたいな…。ラゴスはこの時点でアンドロイドだったのかも。
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①②③④と読んで、再び①に戻ってきたが、まだまだわからない部分が多い。。 メイスンが好きなので今後活躍してほしい。
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壮大な物語の始まり。上巻 ここはどこなのか、イサリは人間?、また"海の一統"の設定がいい。 人間、改造人間、アンドロイド、異星人等、登場人物のキャラがいい。謎が大きく、でも話しは庶民中心に、いづれ国、星、宇宙、時間軸まで超越して進む、読書好きなら読むべき小説だ...
壮大な物語の始まり。上巻 ここはどこなのか、イサリは人間?、また"海の一統"の設定がいい。 人間、改造人間、アンドロイド、異星人等、登場人物のキャラがいい。謎が大きく、でも話しは庶民中心に、いづれ国、星、宇宙、時間軸まで超越して進む、読書好きなら読むべき小説だと思う。SF好きなら迷わず読むべし。
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長すぎて勇気が要る本。ようやく開始。慣れない単語に苦戦しながら最後まで行ったところで、ドロテアって何だっけか。この一冊でも色々起きたけどちっぽけな話だったのね。続きが気になります。
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#日本SF読者クラブ 10年の歳月を経て完結した大作。 #日本SF読者クラブ いよいよ読み始めた。全10巻といっても、17冊もある。10年かけずに読み終えたい。評価は下巻を読んでから。
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面白いという話は各所から聞いていたが、もったいなくて手を出せなかった本作。 (これは私の悪癖で「マロリオン物語」なんかもこのせいで手を出せていない・・・) いつまでもそうしてるのももったいないので、ついに一念発起して手を出してみた。 西暦2803年、植民星メニーメニーシープは入...
面白いという話は各所から聞いていたが、もったいなくて手を出せなかった本作。 (これは私の悪癖で「マロリオン物語」なんかもこのせいで手を出せていない・・・) いつまでもそうしてるのももったいないので、ついに一念発起して手を出してみた。 西暦2803年、植民星メニーメニーシープは入植300年を迎えようとしていた。臨時総督ユレイン3世により配電制限により市民生活は困窮していた。そんな中謎の疫病がセナーセー市を襲う もうあらすじだけで面白い。 ここに怪物<咀嚼者(フェロシアン)>イサリ、電気を使い酸素呼吸を必要としない<海の一統(アンチョークス)>、異星人<石工(メイスン)>、人に奉仕する宿命を負った生体アンドロイド<恋人たち(ラヴァーズ>、謎の存在<ダダー>のノルルスカインなどが登場する。 ネーミングだけで興奮するw 植民星の歴史も語られるが、どこまで本当なのか・・・。 さらには、過去に猛威を振るったであろう伝染病<冥王斑>、地下に眠る戦艦<ドロテア>など謎が謎を呼び上巻は終わる。 全10巻(17冊)もの長編なので、今の時点ではわからないことだらけ。 ただ、面白いことだけは間違いない。 楽しみすぎる。 ※正直こんな駄文を書いている暇があったら先を読みたい、というのが正直なところ。実際、私はその気持ちを抑えられなかった。この感想は10巻2まで読んで、最終巻をそのまま読むのがもったいなくて、もう一度読み返して、初めて読んだつもりで書いたものだw
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全10巻(10冊とは言っていない)のシリーズ、『天冥の標」1巻の上巻。 のっけから読ませる! 人や異星人、果てはアンドロイドまで、登場人物の様々な行動が交差し、物語の筋道を作っていく。まだそれぞれの道がどう合流していくのかは見えてこないけど、引きの上手さと、話や文章のテンポがいい...
全10巻(10冊とは言っていない)のシリーズ、『天冥の標」1巻の上巻。 のっけから読ませる! 人や異星人、果てはアンドロイドまで、登場人物の様々な行動が交差し、物語の筋道を作っていく。まだそれぞれの道がどう合流していくのかは見えてこないけど、引きの上手さと、話や文章のテンポがいいからそれがストレスにならず、先が気になってズンズン読んでいけました。 西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープ。総督が軍や電力の供給を握るこの星では、最近になって電力供給の制限が始まり、市民の不満は高まっていった。この星で医者を勤めるカドムは友人のアクリラから、街で謎の疫病が流行していると助けを求められる。その感染源は思ってもみないもので…… 物語はとにかく重層的です。医師のカドム。身体に改造を加え、独自の文化・生き方を持つ“海の一統”の若きリーダー、アクリラ。一章で出てくる彼らが中心となって物語が進むのかと思いきや、政治の中枢にいる正義感の強い女性議員。軍の人間。市井の人間から距離を置き、自分たちの街を作っている“ラバーズ”と呼ばれるアンドロイドたち。高度な知能を持ちながらも、人間にこき使われている異星人。 それぞれの視点から、物語が語られていく一方で、世界観や歴史的な設定の作り込みも合間合間で語られていきます。総督の権力の起源に到る政治闘争や市民たちの生活の様子もさることながら、ラバーズたちアンドロイドの設定や、身体に改造を施した“海の一統”たちの設定、異星人の独自の生態は、SFならではの想像力の面白さが、物語と深く結びつきます。 庶民以上に電力を生命維持の観点から必要とする彼ら。一方では戦いに臨み、一方では総督の権力の及ばない、新世界を求め、新しい土地へ旅立とうとする。そして、それぞれの道に立ちはだかるものは…… 上巻の段階で残された謎は、とても魅力的なものばかり。カドムたちの前に現れた異形の生物の正体は? 電力の制限は総督が、植民星を捨て新たな星へ向かうため、との噂が出てくるのですが、総督の真意と目的は? 権力へ反旗を翻したラバーズたちの運命は? そして、新大陸で見つかった大型ロボットは、一体何を作っているのか? 全10巻のSF大河小説の始まりに相応しく、人も人であらざる者の世界も構築しつつ、さらに大きな展開を予想させます。想像以上にワクワクしながら、下巻も読み進めていけそうです。
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面白い。長編SFということでまだわからないことだらけだがそれが明らかになっていくのが楽しみでしかない。
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