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負けない技術 の商品レビュー

3.6

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

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2016/07/19

どこかで名前だけは聞いたことあるなぁ…と本を手に取ってみたら、代打ちの方とは凄い! 「考えるな、感じろ」的な、頭デッカチを回避しつつ、空気や流れを読みながらしなやかに進むことで勝負にも負けない、という、ロジックよりも先に「腹に落ちる」ような面白い文章でした。 逆境を楽しめ、とい...

どこかで名前だけは聞いたことあるなぁ…と本を手に取ってみたら、代打ちの方とは凄い! 「考えるな、感じろ」的な、頭デッカチを回避しつつ、空気や流れを読みながらしなやかに進むことで勝負にも負けない、という、ロジックよりも先に「腹に落ちる」ような面白い文章でした。 逆境を楽しめ、というのもなんだかよくわかるような。相手との共同作業で、良い勝負を作る、というのは日々の仕事でも同じこと。そのために準備をするというのも同じ。自然体で頑張っていこうと思わせてくれる本でした。

Posted byブクログ

2016/05/18

20年間無敗。 雀鬼と呼ばれ世に名を馳せた著者が語る、負けない技術。 麻雀はしたことがありますが、20年間無敗って… あり得るの…?と驚いたと同時に、どんなことを考えている人なんだろうと気になって読みました。 勝ち続ける人なのだから、もっとギラギラしているのかと思いきや、語られ...

20年間無敗。 雀鬼と呼ばれ世に名を馳せた著者が語る、負けない技術。 麻雀はしたことがありますが、20年間無敗って… あり得るの…?と驚いたと同時に、どんなことを考えている人なんだろうと気になって読みました。 勝ち続ける人なのだから、もっとギラギラしているのかと思いきや、語られていたのは自然体のしなやかな内容。 「勝ちたい」に代表される欲は際限がない。 自然界を見渡しても、動植物には「勝ちたい」が、ない。 あるのは本能的な、「負けない」という普遍的なスタンス。 勝ち続けた著者がたどり着いたのは、「絶対に勝つ」という強い気持ちなどではなく、「いい勝負をしよう」という、敵も味方、という境地。 試合は相手との共同作業。麻雀で言えば、自分以外の3人は戦うべき敵と考えそうなものですが、4人で1つのチームなのだという感覚で戦うのだそうです。 そこにあるのは、慈愛の眼差し。 また、コントロールすべき「怒り」についても書かれています。 試合は感情的になった方が負け、なんてよく言いますが、そもそも著者は怒りというのは、“被害者意識”からきていることが多いといいます。 それを弱めるために必要なのは、”加害者意識”を持つこと。「自分にも悪いところがあるんじゃないか?」と思うだけで、猶予が生まれ、被害者意識からくる怒りは随分と収まったりする、というのです。 確かにそのとおりですよね。 何かに対して怒っているときって、「自分は悪くない、相手が悪い!」みたいな思想ですし、実は自分だって悪いところがあるかも、と考えられたら怒りの感情は和らぎそう。 それから印象に残っているのは、「得意技を磨くより、不得意を克服したほうがいい」と述べてるところ。 不得意なことを克服したほうが、その相乗効果によって、自分の”間口”がどんどん広がっていくといいます。 私も受験などでは捨て科目を作らずに苦手な科目も頑張って取り組みましたが、投げ出さないでよかったと今でもしみじみ感じています。 かといって不得意なものとばかり向き合っているのは大変なので、著者のように苦境大歓迎!でない私としては、得意なものも伸ばしたいし、たとえそれが中途半端だとしても、両極端でなくバランスよくいたい。 ある種、達観したような視点でもって書かれた本書は、新鮮でした。 一周回ったらこんな境地にたどり着けるのかな。

Posted byブクログ

2016/03/21

平常心というか、自然体というか、 そして精進、努力をする。 そうしてみると、何の世界でも一緒ですが、 ギラギラしたものを排してるところがポイントなのかなあ? しかしながら表紙カバーの顔がすべてを語っている。

Posted byブクログ

2015/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フォトリーディング&高速リーディング。 読了。 麻雀のプロの人生やうん、勝負などに関するエッセイ。何でも一芸に秀でるとすごいのだと思った。達観した人生観は、色々な人にも啓示があると思う。星三つ。 下記に付箋を貼った箇所の要約を載せる: 6:自然界には「勝ちたい」というより「負けない」という感覚のほうが自然に存在する。 17:「勝ちたい」は厚化粧で美しくなろうとする人、「負けない」はすっぴんで綺麗な人。 18:様々な化粧で「価値」を拾っていくのがいまの卑しい時代の人々。 22:「かっこよく勝つ」と欲にまみえることを考えず「かっこよく負ける」を考えると結果的に負けない。 32:「納得」と「満足」の違い。「納得」すると感謝ができて先に成長できる。「満足」してしまうと状況にとどまってしまう。 35:「必要」と「不必要」は循環する。必要な物が来るまで不必要な中でも末態度がいる。 54:ビギナーズラックは物事を複雑に考えない心から来る必然。 63-64:チャンスは風のような物。誰にでも吹いているが、それを感じない人は逃す。風に敏感になるための意識がいる。 70:「八方美人」ではなく、その場の都合の良い物、悪い物のどちらにも、その場で「合わせる」態度が素の状態で物事を見る強さになる。 81-82:気付きの度量で勝負が決まる。ありのままを感じるために自然に敏感になる。 126:ミスした自分を面白がることが、ミスを犯さない自分に成長させる。 142:「耐える」ことを面白がる。その態度が状況を変える。 145:人間は「精神ありき」ではなく「肉体ありき」なのでまず姿勢を正す。すると自然と心構えもしっかりしてくる。 159-160:結果がすべてのアメリカ流のやり方は見にくい戦いの形。 182:準備・実行・後始末、のサイクルを円滑にする;いびつなサイクルにしない。

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2015/06/03

裏表紙 ●「勝ち」を求めすぎると弱くなる ●格好よく勝つのは百年早い ●負けの99パーセントは「自滅」 ●「答え」を求めない強さを持つ ●間合いを取れない経済人 ●真剣勝負に怒りの感情はマイナス ●「チャンス」と「勝負所」は別物 ●「守る」のではなく「受ける」 ●「結果がすべて」...

裏表紙 ●「勝ち」を求めすぎると弱くなる ●格好よく勝つのは百年早い ●負けの99パーセントは「自滅」 ●「答え」を求めない強さを持つ ●間合いを取れない経済人 ●真剣勝負に怒りの感情はマイナス ●「チャンス」と「勝負所」は別物 ●「守る」のではなく「受ける」 ●「結果がすべて」は敗者の論理 ●いい勝負は相手との共同作業

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2015/05/25

勝つことの引力に魂を縛られた現代人。「敗者」の99%は自滅だ!「勝者なき時代」の人生指南書No.1。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 桜井/章一 東京都に生まれる。大学時代に麻雀に触れ、のめりこむ。昭和30年代後半、裏プロの世界で勝負師として瞬く間に頭角を現す。以来、...

勝つことの引力に魂を縛られた現代人。「敗者」の99%は自滅だ!「勝者なき時代」の人生指南書No.1。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 桜井/章一 東京都に生まれる。大学時代に麻雀に触れ、のめりこむ。昭和30年代後半、裏プロの世界で勝負師として瞬く間に頭角を現す。以来、20年間「代打ち」として超絶的な強さを誇り、「雀鬼」の異名をとる。その間、一度も負けなしの無敗伝説をつくった。現役引退後、著者をモデルにした小説、劇画、映画などでその名を広く知られるようになる。現在、麻雀を通して人間力を鍛えることを目的とする「雀鬼会」を主宰し、全国から集まった若者を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted byブクログ

2014/05/09

おそらく今年一押しでしょう。 全てに通じてる。 ビリヤード、仕事、子育て、教育、人間関係、世の中。 どんぴしゃで。 まだ読んでる途中ですが、もう負けません。

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2013/07/23

「勝つ」事より「負けない」事。 「勝負事」は「チャンス」とは違う。 苦しい時こそ、楽しめ。 だそうです。

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2013/04/14

すごい深い!カッコいい!プロの雀士という肩書きや不敵な風貌からは想像できない、しなやかで、豊かで、優しい人間観・世界観。『勝負事』や『競争』が嫌いな人にこそ読んでほしい。タイトルはいいんだけど、副題の方は本質を表してなくて残念。

Posted byブクログ

2013/02/28

「勝つ」ことではなく、「負けない」ことに重点が置かれている。 平易な文章で書かれている割に、かなり本質的なことが書かれている。 読んでいて、なるほどと思わされる点も多い。 ただ、所々感覚的な表現が多く、また現代人からするとちょっと理解しにくい感覚があるので、読んでいて分かった...

「勝つ」ことではなく、「負けない」ことに重点が置かれている。 平易な文章で書かれている割に、かなり本質的なことが書かれている。 読んでいて、なるほどと思わされる点も多い。 ただ、所々感覚的な表現が多く、また現代人からするとちょっと理解しにくい感覚があるので、読んでいて分かったつもりになってしまう可能性もある。 簡単な本なので、2回ぐらい熟読しても良いのではないかと思える本。 意外と(?)オススメ。

Posted byブクログ