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二つの祖国(一) の商品レビュー

4.4

44件のお客様レビュー

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2010/06/09

第2次世界大戦における、日系2世のお話。 そういった時代背景に興味のないかたには かなり読み進めるのがキツいと思われマスが 興味のあるかたには読み応え充分、デス。 両者ともにそれが顕著だろうと推測されるのが「東京裁判」の部分デス。 かなり長く、詳しく書かれてまシタ。 ワタクシ的...

第2次世界大戦における、日系2世のお話。 そういった時代背景に興味のないかたには かなり読み進めるのがキツいと思われマスが 興味のあるかたには読み応え充分、デス。 両者ともにそれが顕著だろうと推測されるのが「東京裁判」の部分デス。 かなり長く、詳しく書かれてまシタ。 ワタクシ的にはラストが重すぎて読後が辛かったデス(泣。 私自身が原爆被爆2世なもんで、 その本当の怖さを知っていただくためにも ヒロイン・梛子さんに是非ご注目いただきたいデス。

Posted byブクログ

2010/04/21

何度も読み返す本。山崎豊子作品の中でマイベスト。 ケーーーーーン!! 映画化したらケインコスギにケーンをやってほしい。 perfect!

Posted byブクログ

2010/01/17

新版になったので、こちらも登録。今度は4分冊です。 ロサンゼルスの邦字新聞『加州新報』の記者天羽賢治、ケーン。 彼とその家族の運命を通し、真珠湾攻撃、ヒロシマ、東京裁判と 太平洋戦争の荒波の中で身も心も切り裂かれながらも、 愛と祖国を求め続けた日系人の悲劇を描いた感動巨編。 ...

新版になったので、こちらも登録。今度は4分冊です。 ロサンゼルスの邦字新聞『加州新報』の記者天羽賢治、ケーン。 彼とその家族の運命を通し、真珠湾攻撃、ヒロシマ、東京裁判と 太平洋戦争の荒波の中で身も心も切り裂かれながらも、 愛と祖国を求め続けた日系人の悲劇を描いた感動巨編。 山崎豊子を読むのは沈まぬ太陽以来2作目。 例によって、本屋で平積みになっていたので、 何気なく買っただけでしたが、またしても 山崎豊子の世界に引き込まれました。 父祖の国日本に対する誇り、そしてアメリカで生まれた ものとして、自由の国アメリカに対する誇り。 二つの祖国に対する誇りの中で葛藤していく賢治。 そして、正義を貫けば貫くほど回りには理解されない このジレンマ。 先の戦争の中で、多くの人々が苦しみを味わいましたが、 彼らほど数奇な運命をたどった人もいないでしょう。 今まであまり詳しく知ることのなかった、フィリピンでの 激戦の様子や東京裁判のことについても、彼女ならではの 記述で詳細に知ることが出来ました。 日経新聞で東京裁判の検証が特集記事になっていましたが、 こっちのほうがその裏の人々の心情まで描かれていて、 その場の雰囲気を感じることが出来ます。 ちょうどこの本を読み終えたとき、靖国神社の すぐ近くで結婚式でした。翌日、なぜだか靖国参拝 したいという気持ちになりました。 それは二つの祖国の間に挟まれながらその人生を 送った賢治の忠魂の気持ちなのか、激戦の中で 日本の勝利のために命を捧げて逝った日本兵のことを 思ってなのか、はたまた、勝者の裁きによって、 死刑となったA級戦犯のことを思ってなのかは 自分でもよく分かっていません。 ただ一つ確かなのは、人々をこうやって引き裂いてしまった 戦争を繰り返してはいけないんだというその祈りを 捧げたい。そんな気持ちが芽生えたということだと思います。 今また戦争歴史観が話題となっていますが、 結果的には、アジア諸国に対して日本が侵略行為と 取られる行為を行ったというのは覆しようのない事実です。 しかしながら、その時々を生きた人たちにとって、 自分の立場でそれぞれが正義だと信じる路を歩んだんだと 思っています。 国家のレベルと個人のレベルでは分けて論じるべきかと。 http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2008-11-02

Posted byブクログ

2010/06/09

またまた山崎豊子。 すきやわ~。 二つの祖国は、太平洋戦争時代のアメリカでの日系2世のお話し。 敵国アメリカでの日本人の扱い・・・。 戦地でなくとも、戦争の非人道的な側面が浮き彫りになっています。

Posted byブクログ