空飛ぶタイヤ(下) の商品レビュー
面白い!今から18年程前の作品ですが、今も尚起きるであろう大手企業の悪事と隠蔽、立ち向かう下請け中小企業、絡み合う人間模様、そういった関係性や構図がとても分かりやすくリアルに描かれてます。本当に腹が立ってイライラしながら読みましたが(読書として良い意味で)そのストレスが一気読みを...
面白い!今から18年程前の作品ですが、今も尚起きるであろう大手企業の悪事と隠蔽、立ち向かう下請け中小企業、絡み合う人間模様、そういった関係性や構図がとても分かりやすくリアルに描かれてます。本当に腹が立ってイライラしながら読みましたが(読書として良い意味で)そのストレスが一気読みを加速させてくれます。きっと良いゴールが待っているであろう前提では読んでいましたので、早くスッキリしたい早くスッキリしたい、その一心で読み進めていました。しかし池井戸作品によく出てくる、あの悪い役員達や銀行員はホント腹立ちますね。企業がどうあるべきか、守るべきものは何なのか、屈しない強さ、色々と励みにはなりますが、現実はなかなかそう上手くはいかないものです、、、ただ、小説というエンタメとして楽しみながら、少しでも勇気づけられたり、やっぱあともう少し頑張ってみようかなと、ちょっとしたキッカケを与えてくれる感じがとても好きです。とても素晴らしい作品に出会えたと思います。この後、映画版も観たいと思います。
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気持ちが晴れた。 というのが、読み終えた直後の感想だ。 登場人物が置かれた様々な環境で葛藤する人々。信念を貫くことの大切さ、正しいことを正しく実行することの大切さを改めて感じた。ただ、それらを愚直に実行するには多くの葛藤が伴うこともある。 だけれども、結果は自ずとついてくる。 そ...
気持ちが晴れた。 というのが、読み終えた直後の感想だ。 登場人物が置かれた様々な環境で葛藤する人々。信念を貫くことの大切さ、正しいことを正しく実行することの大切さを改めて感じた。ただ、それらを愚直に実行するには多くの葛藤が伴うこともある。 だけれども、結果は自ずとついてくる。 そう感じた作品です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
過去に映画を見たことがあったが、初めてのように楽しめた。上の中盤から結果は見えているところはあるが、しっかり下で展開し、紆余曲折してから結末に行くとても面白い内容だった。悪事がしっかり成敗される爽快感がとても心地よかった。このような現実感の強く、企業がらみの作品を読むことも少ないので、池井戸作品をもっと読みたいと思った。
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面白かった!落ちるところまで落ちたけど最後はスカッとした。仕事とか勉強が出来ても、人として小さい人間にはなりたくないなと思う。
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苦しい時も決して諦めず、読んでる側が苦しくなるくらいだった。悪を倒す痛快さより、誠実を貫く精神力に憧れたし、とても面白かった。
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【初投稿】上下巻ともページを捲る手が止まらず、気づいたら読了してました。中小企業である赤松運送の赤松社長が大企業ホープ自動車を相手に苦しみながらも臆することなく闘っていく姿からは勇気をもらえます。また、様々な登場人物の思惑と心情の描写が緻密で、面白いストーリーと相まって心揺さぶら...
【初投稿】上下巻ともページを捲る手が止まらず、気づいたら読了してました。中小企業である赤松運送の赤松社長が大企業ホープ自動車を相手に苦しみながらも臆することなく闘っていく姿からは勇気をもらえます。また、様々な登場人物の思惑と心情の描写が緻密で、面白いストーリーと相まって心揺さぶられます。 次の池井戸シリーズ読むのが楽しみです。
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あっという間の読了。 エンタメ小説の側面と別にビジネス書のケーススタディとしても学びが多い。 規模は違えどこんな内向き組織はある。自分の現在の組織も他人事ではない。結局、組織に働く慣性は簡単に変わるものではないということを痛感させられる。自分への戒めとして、定期的な読み直しをしよ...
あっという間の読了。 エンタメ小説の側面と別にビジネス書のケーススタディとしても学びが多い。 規模は違えどこんな内向き組織はある。自分の現在の組織も他人事ではない。結局、組織に働く慣性は簡単に変わるものではないということを痛感させられる。自分への戒めとして、定期的な読み直しをしようと思った。
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Amazonオーディブルで「空飛ぶタイヤ」下巻を聴き終えた。 最後はスッキリと清々しい気持ちで終わって良かったけど、それまでの鬱屈がすごい。 特に上巻の前半はつらい。 東京ホープ銀行の人はずっとブレなかった。 はるな銀行はちょっとファンタジーが過ぎるような…。 ホープ自動車の...
Amazonオーディブルで「空飛ぶタイヤ」下巻を聴き終えた。 最後はスッキリと清々しい気持ちで終わって良かったけど、それまでの鬱屈がすごい。 特に上巻の前半はつらい。 東京ホープ銀行の人はずっとブレなかった。 はるな銀行はちょっとファンタジーが過ぎるような…。 ホープ自動車の狩野と学校のモンスターペアレントにはイライラさせられた。 PTAパートは要らなかったような…世間の風当たりの強さというより、単にモンスターペアレントが異常なだけだし、あそこで他の作品1本できちゃうよね(^_^;) 聴いてるときは楽しかったけど、聴き終えると、「文学性に乏しい」という理由で直木賞に落選したことに納得してる。 確かに聴き終えて残るものがない。 たくさんの登場人物もそれぞれの立場でしかない感じだし…。 でも面白いから、十分か。
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上下巻とも読んでの感想 池井戸潤さんの有名作 読もう読もうと思っていたが何だかんだで他の作品を手に取ってしまい今更読了 同作者で超人気ドラマ「半沢直樹」シリーズの痛快さとまではいかないが、それでも負けず劣らず 大企業ホープ社に対し零細企業の赤松運送がリコール問題の追求をすると...
上下巻とも読んでの感想 池井戸潤さんの有名作 読もう読もうと思っていたが何だかんだで他の作品を手に取ってしまい今更読了 同作者で超人気ドラマ「半沢直樹」シリーズの痛快さとまではいかないが、それでも負けず劣らず 大企業ホープ社に対し零細企業の赤松運送がリコール問題の追求をするというのが物語 世間からの風評被害、取引先の離反、ホープ社からの妨害等様々な逆境で会社が潰れかけていく中、赤松は正義を貫き通すことが出来るのか 推理小説しかほとんど読んでこなかった自分がエンタメ小説を楽しめることが出来るか疑問だったがそんな心配無用 超絶オススメ作品 赤松の一本気な人柄が色々な人間を取り込んで逆境に立ち向かうことが出来たんだろうなぁ
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