空飛ぶタイヤ(下) の商品レビュー
4時起きで茨城県栗橋の河川敷ゴルフ場へ。 2R周ったら日焼けで顔が真っ赤っか。 曇りだと思って油断してた。 帰ったらカミさんに、顔がタコ八郎になってると言われた。懐かしい名前だ。 日焼けで熱った顔で池井戸潤を読む。 池井戸潤といえば半沢直樹シリーズが定番。テレビドラマは欠かさ...
4時起きで茨城県栗橋の河川敷ゴルフ場へ。 2R周ったら日焼けで顔が真っ赤っか。 曇りだと思って油断してた。 帰ったらカミさんに、顔がタコ八郎になってると言われた。懐かしい名前だ。 日焼けで熱った顔で池井戸潤を読む。 池井戸潤といえば半沢直樹シリーズが定番。テレビドラマは欠かさず見たが、小説はそんなに読んでない。 久しぶりに何か読んでみようと思ったら、彼の作品では「空飛ぶタイヤ」が断トツの傑作という、とある作家のコメントを発見。図書館で借りてきた。 勧善懲悪、ドラマチック。最後は正義が勝つ。痛快な小説だ。大企業幹部の悪人振りにリアリティを感じる。 面白すぎて夜中の1時過ぎまで夜更かして読んだ。 中小企業をなめんなよ!の展開は池井戸潤の十八番。 フィクションと言いながら、あまりにも現実を連想させる内容だ。現実での出来事の暴露って勘違いしそう。 さて次は何を読もうかなと小説を探すのが好きだが、 「小説は構想され空想された物語なので、真実がないから面白くない」っていうコメントが、最近の日経新聞の読書欄にあった。 そっかーそういう人もいるんだな、そんなこと考えたこともなかったと、しみじみ思った。
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おもしろい。上は悔しい話ばかり、下も途中までは悔しいけど最後はスッキリ。本当にリコール隠しはあったみたいだからとんでもないなと思った。実際は赤松運送は廃業してしまったらしくそこはとても残念。
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最後は感動。 やっぱり人間力ある人の元にはステキな人が集まる。 下巻は、クライマックスに向けてスカッとなる場面がたくさんあった。 散々ひどい扱いを受けてきた社長:赤松をはじめ正しい方に自分の想い(力)を発揮する人は魅力的。 必ず見てる人はいるし結果報われるのがいい。 いち社会...
最後は感動。 やっぱり人間力ある人の元にはステキな人が集まる。 下巻は、クライマックスに向けてスカッとなる場面がたくさんあった。 散々ひどい扱いを受けてきた社長:赤松をはじめ正しい方に自分の想い(力)を発揮する人は魅力的。 必ず見てる人はいるし結果報われるのがいい。 いち社会人としてどうゆう人になるべきか、目指したい人間力を学んだ1冊。 映画化されてるのでこちらも観たい。
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面白いだろうとは分かっていたがホントに面白かった。次々と暗転好転を繰り返す展開、主人公の諦めない姿や容疑が晴れた時にはじーんと胸が熱くなり、逮捕状が出た瞬間などは爽快そのもの。 これだけの長い道のりを経た上でのラストも泣けます。まるで一つの映画や長編ドラマを見終わった後の様な満足...
面白いだろうとは分かっていたがホントに面白かった。次々と暗転好転を繰り返す展開、主人公の諦めない姿や容疑が晴れた時にはじーんと胸が熱くなり、逮捕状が出た瞬間などは爽快そのもの。 これだけの長い道のりを経た上でのラストも泣けます。まるで一つの映画や長編ドラマを見終わった後の様な満足感でした。池井戸さんすごい。
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この本のタイトルと表紙から航空機事故のお話かと思ってたら、自動車のリコール隠しのお話だった 旧財閥系巨大企業の殿様体質と消費者に対する無責任さを、中小企業の社長さんが撃破 ほんと読むのが止まらないくらい面白かった
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現実にありそうな大企業の社内事情、中小企業の奮闘が鮮明に描かれている。自分が社会人になったからかもしれないが、こういった社内事情、人事事情が面白い。
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なぜか感想書き忘れてました。上下巻合わせての感想になります。 モチーフは間違いなく○菱の話ですね。 学生時代、初めて車買おうと検討したときに「○菱車は論外」のイメージがあったのを思い出しました。 お手本のようなモラル欠如で、会社のコンプライアンス研修なんかでも毎回のように事例と...
なぜか感想書き忘れてました。上下巻合わせての感想になります。 モチーフは間違いなく○菱の話ですね。 学生時代、初めて車買おうと検討したときに「○菱車は論外」のイメージがあったのを思い出しました。 お手本のようなモラル欠如で、会社のコンプライアンス研修なんかでも毎回のように事例として出てきます。 ここまで露骨に史実の話をモチーフにしてるわけですから、作品の内容もある程度はノンフィクションなんでしょうね…改めて○菱は論外だと再認識…。 それ以上に、会社員として働く自分としても、もし自分が関係者になってしまったら…と色々考えさせられる内容でした。 最悪職を失い家族を路頭に迷わせるリスク背負ってまで正しい行動が取れるか? そんな会社だと知った上で定年まで勤めるのか? うちのモノづくりは世間に胸を張って送り出せるシロモノか?など…。 (もちろん被害者や遺族の方もですが)全く事情を知らないまま一生懸命働いてた○菱の従業員の方々が可哀想で仕方がありません。 間違いを認める勇気、大事ですね。
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悪役側と描かれている登場人物たちも唯の会社員で、自分がその立場であったとしても正義を貫くことは出来ないだろうなと思いました。
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大企業にうずまく論理。 プライドとぬるま湯。 その中で、出世するには、政治力が必要。 こうした論理にふりまわされ、 翻弄される中小企業や、 事故の被害者たる一般消費者、 そして、大企業にいる組織人。 こうした関係性を見事に描いている
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何回も不運なことが起きて、それ以上はもう無理だと思ってもまた不運なことが起きる。それでも負けずに踏ん張る社長の姿に心打たれる。
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