あした咲く蕾 の商品レビュー

朱川湊人【著】

2011/07/02

昭和の街を舞台にしたちょっと不思議な話7編。

読後感がどれもスッキリしてて好きです。
昭和の街を知ってたらもっと楽しいんだろうなぁ。
安心して読める作家さんです、ほっこり。でもデビュー作みたいなホラーよりの不気味な話も久々に読みたいな。

2011/06/18

はじめて出会った　朱川さんの作品。

７つの短編、どのお話にも
あたたかさと、優しさと、せつなさが　つまっていて。

久々に「出会えてよかった！」と思える一冊でした。

2011/06/04

直木賞受賞した「花まんま」の作者朱川さん、ほとはらのサイトにいらしている方には世にも奇妙な物語の「昨日公園」の作者と言った方がわかりやすいかも。
ちょっと不思議な話や、ちょっと不思議な能力を持った人の話短篇集。
舞台が東京下町、よく知っている界隈が多くて、それも面白かった。
不思議だけれど恐ろしかったり気味悪かったりするのではなく、どこかジンと温かい。
朱川さんのお話好きです。

2011/05/10

★★★1/2から★★★★の間かなあ。
こちらは、どちらかというとちょっと超能力が入った
いいお話が多かったけど、「あした咲く蕾」が1番よかった。
自分にも主人公と同じ能力があったとしたら
やっぱり同じように生きちゃうだろうなと思う。
でも、作品的にはやっぱりノルタルジック・ホラーの
ほうが深くて好きかも。
文章が読みやすいので、どんどん読めてしまうところもよい。

2010/12/07

ちょっとした不思議な出来事や不思議な力などをテーマに広がる物語。

心が暖かくなるような ちょっぴり切ないようなショートストーリーたち。

読みやすくて 面白かったです♪

2010/11/12

作者が気になりつつ、やっと初めて読んだ朱川作品。
短編集だがどれも心の奥深くに響く、優しい不思議な童話のような物語多数。

2010/10/17

ぼくのおばさんは、口が悪くて性格も悪い・・・
だけど。。。
本当は天使なんだ。。。
不思議な力を持ったおばさんの、ホントの心を知った少年の回想記でした。
涙なしでは読めません。。。

2010/09/27

結局立て続けに朱川作品を３つ読んでしまったが、これが一番、いわゆる朱川作品らしいと言われる（つまり直木賞の花まんまっぽい）ものだった。短編で昭和で。ノスタルジックな雰囲気の自伝ぽい書き方の。以前のものよりは自分の年代に少し寄せてきてる感じはしたけど、でもまだ実際の年齢よりは少し上の人を一人称にして書いている。素人っぽい文章というか日記風。こういう文章、思えば最近よく目にする。食べ物もそうだけど、美味しいものをたくさん食べると美味しくないものがわかるようになるみたいな感じで、こういうのが駄目になる

2010/09/03

短編集。表題のものが最初にあって、うーん、あっさりしているなーという感想だったけれど、他の作品も読み進めるうちにじわーっと良さが伝わってきた。
だいたい、少し変わった能力を持った人が周囲に登場する。（命を分けてあげられる、薄いテレパシーのような能力がある、など）
主人公が男性の視点、女性の視点、年齢も様々なのも興味深かった。
姪っ子をかわいがる叔母の話が出てきて、私ももっとかわいがとうと思ったり、母娘の家族に新しい父が来る話を読み、子供の気持ちをわかるって本当に一瞬のタイミングを逃してはいけないんだと思ったり。
小説も好きだなーと改めて思いました。

2010/06/27

短編集だけど、どれもこれも読んだ人を元気にさせ、
じんわりとあったかい気持ちになれる。
どの作品も好きなんだけど、私はカンカン亭が一番好きかな～。
ちょっと不思議で、ちょっとじわっときて、でもあったかくなれる。
この本は何回でも読んでもいいね。