1,800円以上の注文で送料無料

はむ・はたる の商品レビュー

3.9

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/01/29

西條作品初読み。それぞれ主になる子供が違う6つのお話ですが、どのお話も謎解きの部分や解決手段は面白く、成る程と思わせます。 ですが子供達の過去はなんとも切なく、泣けてしまいました。  心の傷は薄れはしても消えないものですが、仲間との心の強い結びつきと理解してくれる大人の存在で、...

西條作品初読み。それぞれ主になる子供が違う6つのお話ですが、どのお話も謎解きの部分や解決手段は面白く、成る程と思わせます。 ですが子供達の過去はなんとも切なく、泣けてしまいました。  心の傷は薄れはしても消えないものですが、仲間との心の強い結びつきと理解してくれる大人の存在で、きっと皆より賢く逞しく成長していくのでしょうね。 大好きな作品になりました。「烏金」も読まなくちゃ。

Posted byブクログ

2010/10/30

『烏金』に登場していた勝平を中心に繰り広げられる短編集。 勝平とともに暮らす子供たちや、彼らの世話人となった長谷川家の面々も魅力的なキャラクターとして描かれています。 ちなみに題名の「はむ・はたる」とは、「ファム・ファタル」運命の女のこと。 長谷川家の次男、柾さまが仇と狙う...

『烏金』に登場していた勝平を中心に繰り広げられる短編集。 勝平とともに暮らす子供たちや、彼らの世話人となった長谷川家の面々も魅力的なキャラクターとして描かれています。 ちなみに題名の「はむ・はたる」とは、「ファム・ファタル」運命の女のこと。 長谷川家の次男、柾さまが仇と狙うその女性は、一体どんな女性なのか・・・。 ちらりちらりとその姿を垣間見せながら、周囲の厳しさ、暖かさに触れながら市井に暮らす子供たちの生活を描き出しています。 『金春屋ゴメス』のはちゃめちゃっぷりは影をひそめますが、やはりそれでも西條さんのお話は面白い。 安心して読み進められる、筋のしっかりとした時代小説を書かれる作家さんになったなぁと思いました。

Posted byブクログ

2010/09/16

子供は大人が思っているほど子供ではなくて、でもやっぱり子供で。いい話でした。 みんな、どんな大人になるんだろうね。

Posted byブクログ

2010/06/04

時代小説なのにこのタイトル?と思って読み始めたので、続編とは知らなかった。面白かったので前作も読んでみたい。 タイトルの意味は読めばわかったけど唐突な気がした。でもこのタイトルだから読もうと思ったわけだし・・・ともやもや。

Posted byブクログ

2010/05/24

「烏金」の続編。が、前作の主役浅吉は名前のみで、今回は途中から登場した子供たちがそれぞれ語り手を勤めている。 この人の作品は外れがないので、いい!

Posted byブクログ

2011/01/23

江戸の下町 親に捨てられ大人たちに売られ 逃げ暮らす孤児たちは仲間を作り スリや泥棒犯罪を繰り返し お咎めを受ける その子ども達の身元引き受けとなった 御家人 長谷部家の婆 その武家の商い 稲荷鮨売りをおこない たくましく生きる 良しも悪しも 大人の姿を誰よりも よく見てい...

江戸の下町 親に捨てられ大人たちに売られ 逃げ暮らす孤児たちは仲間を作り スリや泥棒犯罪を繰り返し お咎めを受ける その子ども達の身元引き受けとなった 御家人 長谷部家の婆 その武家の商い 稲荷鮨売りをおこない たくましく生きる 良しも悪しも 大人の姿を誰よりも よく見ている子ども達 長谷部家  次男「ぶらぶら病」の柾と出会い 大人顔負けの商いぶりと 知恵と視点で 柾とともにいくつもの問題を乗り越える 親に捨てられても 大人に虐げられても 人のことを思う 孤児達のリーダーである 勝平の姿が心に留まる はむ・ほたる=ファム・ファタル 異国で男を惑わす女の事 柾が仇のお蘭を殺めようとする瞬間にも 勝平の人を守る心が胸に染みる

Posted byブクログ

2010/04/17

「ファム・ファタール」=運命の女。 子供の耳にはこう聞こえるってタイトル。 親に捨てられたり、かどわかされたり、 様々な事情を抱えた孤児達が 様々な事件を解決していく物語。 【図書館・初読・4/17読了】

Posted byブクログ

2010/03/28

今回は「烏金」にも出て来た孤児の勝平たちと、その勝平たちの世話をする長谷部家に帰ってきた二男坊、長谷部柾さまが主人公。彼らの過去と今現在の有り様が交錯するなかで、さてはて物事は何処に収まるのか。「はむ・はたる」は「ファム・ファタル」なのだが。

Posted byブクログ

2011/09/07

烏金の続編ということで読み始めたが、れいによって前作の内容が思い出せない。でも面白く読めた。ただ各章ごとに私(おれ)が変わるのでちょっと違和感があった。

Posted byブクログ

2012/10/10

「金烏」の子供達の話。 1話1話主の子供達が違って全体で1つの物語になってておもしろい。 また金貸しのお吟さんに会えた。

Posted byブクログ