オイアウエ漂流記 の商品レビュー
<内容>塚本賢司、28歳。接待出張で乗り合わせた飛行機が遭難し、なんと、流れ着いたのは水も火もないポリネシアの孤島!!賢司をコキ使う上司たち、スポンサー企業の御曹司、挙動不審な新婚カップル、小学生とそのじっちゃん、怪しいガイジン。あり得ないメンバー10人での毎日は、黒~い本音も秘...
<内容>塚本賢司、28歳。接待出張で乗り合わせた飛行機が遭難し、なんと、流れ着いたのは水も火もないポリネシアの孤島!!賢司をコキ使う上司たち、スポンサー企業の御曹司、挙動不審な新婚カップル、小学生とそのじっちゃん、怪しいガイジン。あり得ないメンバー10人での毎日は、黒~い本音も秘密の過去も、隠しきれない生活だけど…。
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過酷なサバイバル物語も荻原さんの手にかかればユーモアたっぷりのどこかほのぼのとしたファンタジーになる。 人間嫌味な奴もいれば勝手な奴もいる。 表の顔があれば裏の顔もある。そのあたりのことを書きながらも決してどろどろせず前向きに楽しく読むことができるのは物語の底に流れる目線があった...
過酷なサバイバル物語も荻原さんの手にかかればユーモアたっぷりのどこかほのぼのとしたファンタジーになる。 人間嫌味な奴もいれば勝手な奴もいる。 表の顔があれば裏の顔もある。そのあたりのことを書きながらも決してどろどろせず前向きに楽しく読むことができるのは物語の底に流れる目線があったかなのですね。
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塚本賢司、28歳。接待出張で乗り合わせた飛行機が遭難し、なんと、流れ着いたのは水も火もないポリネシアの孤島!!賢司をコキ使う上司たち、スポンサー企業の御曹司、挙動不審な新婚カップル、小学生とそのじっちゃん、怪しいガイジン。あり得ないメンバー10人での毎日は、黒~い本音も秘密の過去...
塚本賢司、28歳。接待出張で乗り合わせた飛行機が遭難し、なんと、流れ着いたのは水も火もないポリネシアの孤島!!賢司をコキ使う上司たち、スポンサー企業の御曹司、挙動不審な新婚カップル、小学生とそのじっちゃん、怪しいガイジン。あり得ないメンバー10人での毎日は、黒~い本音も秘密の過去も、隠しきれない生活だけど…。
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「東京島」とは180度異なる漂流記。一部の登場人物がややエキセントリックで感情移入を妨げますが、読み進むウチに慣れました。結末をもう少し先まで書き込んでくれたら安心できたんですが…
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無人島に漂流ともなれば、常に生死を意識し希望と絶望とが交錯し、と重ーい話にすることもできると思いますが、この作者はユーモアたっぷりにして読ませてくれました。島に漂着するまでのおんぼろの飛行機の中の様子で10人の個性やくせ者ぶりがこれでもかと描かれると、楽しみ半分、心配半分。自分の...
無人島に漂流ともなれば、常に生死を意識し希望と絶望とが交錯し、と重ーい話にすることもできると思いますが、この作者はユーモアたっぷりにして読ませてくれました。島に漂着するまでのおんぼろの飛行機の中の様子で10人の個性やくせ者ぶりがこれでもかと描かれると、楽しみ半分、心配半分。自分の心にも暗雲立ちこめてきました。無人島生活、お話だからこそ楽しく読みました。物がなんにも無い苦労とジャングルと美しい景色。生きるため、それぞれが適応し変化し逞しくなったことで読後感がよかったです。
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トンガからラウラに向かうご一行様。 悪天候に阻まれて、ついた先はなんと無人島。 すぐに救助されるさ、と楽観視していた彼らも、状況が分かるにつれ次第にあきらめの境地。 リゾート開発会社の上司部下あわせて4名(うち女性1名)+スポンサー企業の御曹司、残り少ない人生の最後に戦友慰霊の旅...
トンガからラウラに向かうご一行様。 悪天候に阻まれて、ついた先はなんと無人島。 すぐに救助されるさ、と楽観視していた彼らも、状況が分かるにつれ次第にあきらめの境地。 リゾート開発会社の上司部下あわせて4名(うち女性1名)+スポンサー企業の御曹司、残り少ない人生の最後に戦友慰霊の旅をするじっちゃんと孫。 新婚旅行中の30代カップル。 彼ら日本人に交じってただ一人の外国人は身体中にタトゥーをほどこし、よく見れば古傷もたくさん… そして、プロペラ機を操縦していた機長の愛犬。 無人島に放り出されたのは、この10人+1匹。 かなり悲惨な状況なのに、どこか滑稽で楽しく読んでしまうのは荻原さんの書きっぷりが大きい。 けど、やっぱりそこは無人島で、生きていくためには自分達で何でもしなくてはいけない。 身に着けていた持ち物だけではなく、各自の知識も、体力も、何もかも出し合い助け合う。 でないと、待ち受けるのは死があるのみ。 「オイアウエ」…トンガでは喜怒哀楽全てを表す言葉らしい。 機長がやたら叫んでいたこの言葉、リゾート会社下っ端の賢司も、メンバー最年少、小学4年の仁太も時々叫ぶ。 そして、読み終えたら私も叫びたくなった。 「オイアウエ!!」
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接待出張で乗り合わせた飛行機が墜落し 無人島に辿り着いたのは 会社の上司とスポンサーの御曹司 そして新婚カップルや孫と祖父に怪しい外国人。 10人と1匹のサバイバル生活。 ムカつく上司や能天気な御曹司も徐々に愛すべきキャラに思えてきた。 思わせぶりな男の隠された過去が え?そん...
接待出張で乗り合わせた飛行機が墜落し 無人島に辿り着いたのは 会社の上司とスポンサーの御曹司 そして新婚カップルや孫と祖父に怪しい外国人。 10人と1匹のサバイバル生活。 ムカつく上司や能天気な御曹司も徐々に愛すべきキャラに思えてきた。 思わせぶりな男の隠された過去が え?そんだけ?っていう拍子抜けな内容で ムダに引っ張りすぎな気が。 それ以外は面白かった。 連ドラにしたら面白そう。 【図書館・初読・9/16読了】
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漂流記といえばガキの頃読んだ「十五少年漂流記」「ロビンソンクルーソー」大人になってからは「パピヨン」「蝿の王」国産では「おろしや国酔夢譚」「無人島に生きる十六人」など、古今東西数多くの漂流ものがありますがメジャーなもの以外はあまり読んだことはありません。漂流ものが主題にするのは生...
漂流記といえばガキの頃読んだ「十五少年漂流記」「ロビンソンクルーソー」大人になってからは「パピヨン」「蝿の王」国産では「おろしや国酔夢譚」「無人島に生きる十六人」など、古今東西数多くの漂流ものがありますがメジャーなもの以外はあまり読んだことはありません。漂流ものが主題にするのは生に対するガッツだったり社会に対する批判だったりしますが、この「オイアウエ漂流記」はいまいちテーマが判然としません。会社の組織が無人島に漂着したら上下関係がメチャクチャになっておもろいんちゃう?そこにスポンサーの偉いさんが同行していたら‥。正体不明の外人や成田離婚しそうな新婚さんが加わったら‥。程度の軽いノリで始まったような気がします。とはいえ長編ですから思いつきだけでは引っ張れません。いろんなコトが出てきます。前述の漂流ものの要素がいろいろちりばめられ、また人物もサバイバル生活も生き生きと描かれて飽きることはありません。あっという間の460ページでした。しかし‥読後に残るものは‥。
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