オイアウエ漂流記 の商品レビュー
塚本賢司、28歳。嫌々でかけた接待出張で、やって来たのは……無人島!? たまたま乗り合わせた飛行機が遭難し、南の島に流れ着いた十人と一匹。水なし、火なし、愛はアリ(?) 黒~い本音も秘密の過去も、隠しきれない毎日だけど、誰もが精一杯の時間はかけがえなくて――。ちょっぴり苦くて温か...
塚本賢司、28歳。嫌々でかけた接待出張で、やって来たのは……無人島!? たまたま乗り合わせた飛行機が遭難し、南の島に流れ着いた十人と一匹。水なし、火なし、愛はアリ(?) 黒~い本音も秘密の過去も、隠しきれない毎日だけど、誰もが精一杯の時間はかけがえなくて――。ちょっぴり苦くて温かい“オトナのための漂流記”。 (新潮社ホームページより検索)
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2010年7月6日 読了。 乗った飛行機が嵐で墜落して無人島に漂着した男女が織り成す珍妙なサバイバル。荻原さんが動かすキャラクタはどれもズレてるというか、マジメに生きているはずなのになんかおかしいからおもしろい。 話そのものはご都合主義というか何というか……という感じではある...
2010年7月6日 読了。 乗った飛行機が嵐で墜落して無人島に漂着した男女が織り成す珍妙なサバイバル。荻原さんが動かすキャラクタはどれもズレてるというか、マジメに生きているはずなのになんかおかしいからおもしろい。 話そのものはご都合主義というか何というか……という感じではあるものの、そんなん気にならないくらい各キャラクタが個性的すぎて一気に読んでしまいましたとさ。
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題名の通り、ボロ飛行機に乗り合わせた個性豊かな人々が飛行機の墜落により無人島で漂流を余儀なくされる話。 半分ボケていると思われるおじいちゃんが戦争時の知識を生かしてココナッツの使い道をみんなに教えたり、頼りなさそうに見えた新婚のサラリーマン夫が魚釣りがうまかったりする中、もし私が...
題名の通り、ボロ飛行機に乗り合わせた個性豊かな人々が飛行機の墜落により無人島で漂流を余儀なくされる話。 半分ボケていると思われるおじいちゃんが戦争時の知識を生かしてココナッツの使い道をみんなに教えたり、頼りなさそうに見えた新婚のサラリーマン夫が魚釣りがうまかったりする中、もし私がこの中にいたら、何かみんなの役に立てただろうか?とふと思う。 ボロ飛行機の機長とその飼い犬がちょっと切ない。
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あたりまえだけれど威張りん坊将軍の部長さんにもぺこぺこしてる課長さんにもマッチョの自然保護団代所属の外人さんにも厚化粧のOLさんにも眼鏡&ぽっちゃりの新婚さんにも世間知らずのエエとこの坊ちゃんにもおじいちゃんにも・・・・・・流れた時間があってそうして今があるんだなと思いました。物...
あたりまえだけれど威張りん坊将軍の部長さんにもぺこぺこしてる課長さんにもマッチョの自然保護団代所属の外人さんにも厚化粧のOLさんにも眼鏡&ぽっちゃりの新婚さんにも世間知らずのエエとこの坊ちゃんにもおじいちゃんにも・・・・・・流れた時間があってそうして今があるんだなと思いました。物を所有することより、経験をいっぱい積むことが大切なのやろなあ・・・。生きてくのは本当はとてもシンプルだけど かなり大変! と思いました。あ・・・とても面白かったです!オイアウエ!
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旅行ツアーのオプションで トンガ王国からラウラ島へ向かう小型飛行機が悪天候で海へ墜落。パイロットは死亡。旅行客10名とパイロットの愛犬の乗った救命ボートが小さな無人島に漂着する。 「オイアウエ」とは 「おお」「ああ」「えっ」「うわっ」など 喜怒哀楽すべてを表わすトンガの人々の言...
旅行ツアーのオプションで トンガ王国からラウラ島へ向かう小型飛行機が悪天候で海へ墜落。パイロットは死亡。旅行客10名とパイロットの愛犬の乗った救命ボートが小さな無人島に漂着する。 「オイアウエ」とは 「おお」「ああ」「えっ」「うわっ」など 喜怒哀楽すべてを表わすトンガの人々の言葉らしい(事実かどうか私は調べていません)。 表紙は中村仁太君(下記参照)が夏休みの宿題に書いていた絵日記です。 遭難者は、リゾート開発会社の初の海外事業でトンガに視察旅行に来た28歳の社員塚本賢司とその上司 菅原主任(女)、安田課長、河原部長、そのスポンサーとなる大手グループの野々村副社長。更に籍がまだ入っていない新婚旅行中のカップル薮内昌人と白川早織。 戦友の慰霊のためにガダルカナル島へ来た84歳の中村喜介と、その孫小学4年の中村仁太。逃亡中の過激派環境保護団体のテロリスト ジョゼフ・サイモン。 電気も水道も コンビニも ティッシュも歯ブラシもない無人島で、すぐ救助隊が来るという思いも裏切られ、各々がそれぞれの持ち物と知識を寄せ合い、衝突を繰り返しながら 一日一日飢えを満たしていく。夏休みが過ぎ ひと月ふた月三月と時は流れ・・・それでも 生きる。 魚介類、果物、きのこなどで飢餓の恐怖が薄れてくると、次第に味覚への不満がわき出てくる。 水鳥、こうもり、ウミガメあらゆる生命を殺して生きていく悲しいほどの人間の順応力。 登場人物一人ひとりが大切な役割を担い、誰一人欠けてもこの物語は成立しないだろうと思われる。 他の小説家が書けば悲惨で過酷な無人島での毎日も、この著者の持ち前の軽くユーモラスな文体でクールに描かれている。 生き物の生息数が少ないから保護を、反対に害をもたらすから、数が多すぎるから駆除をと。また高い知能を持つ生き物は殺すなとか、自分たちの食文化と違うもの、理解できないものを食する人種を野蛮人と決めつける。 そんな事ができるのは、満たされているからなんだとこの本を読んで思う。 人は他者を犠牲にして生きている。どんなに崇高に気取ってみてもそれは変わらない。 私は今日も美味しく私はビーフシチューを食べました。明日はささ身で親子丼を食べようと思っています、もう少し「いただきます」と「ごちそうさま」に心をこめてね。
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オイアウエって、ほんとにトンガで使われてる感嘆詞?荻原さんらしいキャラ満載の作品で、極限な状況にもかかわらず明るさが漂うストーリー展開は爽快さもあるけども。。。うーん。こんなにうまくいくかしら。いかないよね。身体維持も精神維持も。でも実際こんな状況になったことがないから想像よりも...
オイアウエって、ほんとにトンガで使われてる感嘆詞?荻原さんらしいキャラ満載の作品で、極限な状況にもかかわらず明るさが漂うストーリー展開は爽快さもあるけども。。。うーん。こんなにうまくいくかしら。いかないよね。身体維持も精神維持も。でも実際こんな状況になったことがないから想像よりも人間はやっぱ逞しいのかもね。主任の女性らしい強さと行間に見える弱さがいいなあ。塚本は。。。なんともいえないな。この状況でもカノジョのことを思い続けてほしかった。フィクションなんだからさ、もー。まあ、男ってそんなもんよね。。本気で命の心配をするほど飢えたことナイ人たち(もちろん私も含)が読んでどうこう言っちゃいけないような設定なんだけども、まあ、普段見逃してた幸せや有難味を再確認するに有効かもしれん。なんにも予定がないGW持て余してたけども、命あるだけ十分幸せじゃんと思えた1冊。なにが起こってもそこから成長できるもんだよね、人生。
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漂流ものはいくつになってもドキドキする。この人たちには仲間がいて本当によかった。無人島に万が一漂着しちゃった時の対処法も勉強になった。それもこれも、登場人物が得意分野をそれぞれ持っていてくれたおかげもあるけど。最後まで楽しく読めたな〜
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ギャグ満載かと思いきや、グロいところもあり以外だった。ラストがよく分からなかった。ので星は延びない。
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飛行機の不時着により、10名程の乗り合わせた客達が 無人島で救助を待ちながら、生活をするストーリー。 結構リアル感に富んだ内容だったので 現実的な感も得ながら、楽しく読めた。 特筆するような文体や場面もなかったので★2つ。
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結構たいへんな一冊でした。長いし。 漂着までが結構だらだら長かったのがつらかったかな。 前半の日本との掛け合いは続いて欲しかったけど。 漂着後は、想定内。終わり方にはまぁまぁ満足。 2010.3.2~3.24読了
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