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子どものための哲学対話 の商品レビュー

3.6

68件のお客様レビュー

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2012/04/26

今までわたしが読んできた中でも屈指の難解な本。子どものためとか嘘。本当に子どものために書いているのならあんなに高度なあとがきを付けない。 自分にまつわるすべてのことやものを疑うということに重きを置いていて、突き詰めるとガタガタと地面が崩れ落ちてしまう類の話だとおもった。わたしはこ...

今までわたしが読んできた中でも屈指の難解な本。子どものためとか嘘。本当に子どものために書いているのならあんなに高度なあとがきを付けない。 自分にまつわるすべてのことやものを疑うということに重きを置いていて、突き詰めるとガタガタと地面が崩れ落ちてしまう類の話だとおもった。わたしはこのひとの言葉はなにかの足しにはなるかとしれないけれど、その言葉すら必ずしも真実というわけではないのだから、という一歩引いた姿勢で読んでいました。 わたしはどうも自分の頭で考え続ける根気というものが足りていないようで、考えているうちに嫌になってきてしまった部分も多かったのですが、心に残ったこともいくつか。そのうちのひとつが、そのままの状態で満ち足りているということを人間はなかなか理解できない、ということ。それは他人からの理解を求めてしまうという引用した文章と密接に関わってくる箇所ですが、思い出したのは、日本でこうやって生きていると満ち足りるというのはひどく難しいように感じるけれども、わたしはインドにいた時に、そのままの状態で満ち足りるということを身をもって体感したのではないか、ということ。あの感覚なのかな。

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2012/04/21

面白い。 ただ「子どものため」なのか、分かりやすくしようとして、逆に分かりづらくなっている印象がある。

Posted byブクログ

2011/07/05

何か疑問に抱えていると、人はその答えに興味関心をしめし求めます。疑問に感じた時点で、他人にとってどんなにつまらないことでも、その疑問を解決することは、当人にとっては人生に関わる問題になり、無関心ではいられなくなるんですね。 じゃあ、そもそも疑問に思わなければ?・・・。大切なのは、...

何か疑問に抱えていると、人はその答えに興味関心をしめし求めます。疑問に感じた時点で、他人にとってどんなにつまらないことでも、その疑問を解決することは、当人にとっては人生に関わる問題になり、無関心ではいられなくなるんですね。 じゃあ、そもそも疑問に思わなければ?・・・。大切なのは、自ら学ぶ姿勢や探究心の源は、「疑問」!! 身近な疑問に気づき、自分で考えるきっかけになる本になる!!…はず。

Posted byブクログ

2011/04/03

「子どものための」って書いてあるけど、柔軟さを忘れた大人のためだよなぁ。 子どもに大きなことを言う前に、もう一度、考え直してみるべきことがいろいろ。 ペネトレの発言にすべて共感する必要は全然ないけど、許容はすべきかと。狭量すぎる自分を再発見

Posted byブクログ

2011/03/02

目からウロコ、というよりも指差し確認であるかのような印象を受ける。 常々思うことは、上品でない人間は大嫌いということ。それは勿論所作も含め、ここで書かれているような「上品」さも当然乍ら該当するのである。 うんうんと頷き、数多の出来事を思い返す。ひとつ言えるのは「下品」な人間ほど面...

目からウロコ、というよりも指差し確認であるかのような印象を受ける。 常々思うことは、上品でない人間は大嫌いということ。それは勿論所作も含め、ここで書かれているような「上品」さも当然乍ら該当するのである。 うんうんと頷き、数多の出来事を思い返す。ひとつ言えるのは「下品」な人間ほど面倒臭い。ろくなことにならないのである。

Posted byブクログ

2010/12/02

永井均著【子供のための哲学対話】読了。友人に薦められて購入してたものの、なかなか読まずにいた。ちょっと時間を持て余したので、読んでみたら一時間ちょっとでサクッと読めてしまった。

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2009/10/17

裏表紙の「学校に行かなくてもいい」の一文に惹かれて。 これを読んで心軽くなる学生がいるかもしれません。 そして、いままで疑問に思ってもいなかったことについて 立ち止まって考えてみる面白さがあります。

Posted byブクログ

2009/10/07

頭の中を心地よくかき回される感触。 題名通り子供向けの、平易な文章で書かれていますが、その内容はむしろ、「この世界で当たり前とされていること」を受け入れた――受け入れざるを得なかった――大人の頭をぐらぐら揺さぶるものです。

Posted byブクログ