1,800円以上の注文で送料無料

子どものための哲学対話 の商品レビュー

3.6

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2020/01/11

哲学科の大学教授による哲学の本。猫が基本的な問題について、猫目線で解を示す形で進行する。哲学がどんな学問かもなんとなく掴める。 ネクラとネアカ、幸せの青い鳥、将棋が遊びになる話、犬が碁を打つ話、いやなことをしなければならない時の話などが印象に残っている。

Posted byブクログ

2020/01/07

帰省中、母の本棚から発見。それってどうゆうこと?と考える余地を残してそれぞれの話題が終わる。考えることは楽しいよね。2020/1/7

Posted byブクログ

2020/01/07

哲学とは、問いそのものを自分で立てて、自分のやり方で、勝手に考えていく学問。 「子どものための哲学対話」という題で手に取ったが、 大人も考えさせられる内容だった。 短編で進められており、読みやすかったが、 自分には難しい内容も多かった。 自分が学んだこととしては、 ものは多面...

哲学とは、問いそのものを自分で立てて、自分のやり方で、勝手に考えていく学問。 「子どものための哲学対話」という題で手に取ったが、 大人も考えさせられる内容だった。 短編で進められており、読みやすかったが、 自分には難しい内容も多かった。 自分が学んだこととしては、 ものは多面性ということだ。 目の前の問い?課題?について、 多面的に考えることで、視野が広がったり、解決の糸口が見えたりするのかもしれない。

Posted byブクログ

2020/01/04

あさイチで、川上未映子さんが紹介されてたのをきっかけに購入。 平易な文章で、ページ数も少ないんだけど、これを「読み終わった」と言える日はくるのか? 死ぬまでにある程度理解できたらいいな、と思うくらいあらゆることが詰め込まれていた。 ・困ってる人を助けてはいけない? 体験してない...

あさイチで、川上未映子さんが紹介されてたのをきっかけに購入。 平易な文章で、ページ数も少ないんだけど、これを「読み終わった」と言える日はくるのか? 死ぬまでにある程度理解できたらいいな、と思うくらいあらゆることが詰め込まれていた。 ・困ってる人を助けてはいけない? 体験してない苦しみに共感することは、それをエンタメ的に消費することと紙一重だと思うので、頷きながら読んだ。 当事者と自分との断絶を無視して、分かるよ同じだよ、と言えてしまう人は信用したくない。 ・元気が出ないとき、どうしたらいいか? 楽しいことは、それ自体で満ち足りているから忘れても平気。 嫌なことは、忘れることで自分にとって重大な何かが失われてしまう気がするから、何度も反芻してしまう。 たしかに…。嫌な記憶に何年もこだわり続けてしまうのは、そこに自分の核だったり、譲れないものがあるからかも。 そう考えると、自分とは何かを考えるヒントがそこにある気がしてくる。 ・「強さ」について 失敗を重ねてばかりでも大丈夫、ここぞというときに決められたらいい。って番組内で川上さんが仰っていたのは、この章からきてるのかなと思った。 ネアカとネクラ、上品と下品についての記述を読んで、昔何かのインタビューで、蒼井優さんが「自分の人生に集中してる人が好き」と言っていたのを思い出した。 人間として正しい姿はそれだ、と感じつつ、自分からは程遠いので印象に残っていたのだ。 ネクラで下品な人には、借り物でいいから理想を設定することが必要だと本には書かれていたが、悲しいかなそれが難しい。 満たされてるわけじゃないけど、ただ日々を過ごす以上のことができない。 折に触れてまた読み返しつつ考えたいと思う。

Posted byブクログ

2019/12/14

子どものための哲学対話(講談社文庫) 著作者:永井均 ベネクトの言うことが正しいじゃないかって気がしてくる子どもや大人も考え方が変わるベネクトの40の対話 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

Posted byブクログ

2019/11/28

さらっと読める。納得できない部分や理解できない部分があって考えるので、それはそれでいい。 軽いので何度か読み返せそう。

Posted byブクログ

2018/09/04

小学生くらい?の「ぼく」と猫のペネトレの対話。 「ロダンのココロ」の内田カズヒロの挿絵もほっこりする。 が、どっちかというと、かえってモヤモヤしてしまった気がする。 無闇な懐疑は非生産的なのはわかる。 けれども、どうしてその問いが取り上げられているのかとか、なぜその考え方につい...

小学生くらい?の「ぼく」と猫のペネトレの対話。 「ロダンのココロ」の内田カズヒロの挿絵もほっこりする。 が、どっちかというと、かえってモヤモヤしてしまった気がする。 無闇な懐疑は非生産的なのはわかる。 けれども、どうしてその問いが取り上げられているのかとか、なぜその考え方については疑われていないのか、どういう基準だかわからないのだ。 例えば、ただ存在しているだけで満ち足りている人は「上品」で、周りから認めてもらわないではいられない人は「下品」、これは生まれの問題だということ。 たしかにこの二つは対極にある存在だと思うけれど、どちらが上という価値判断の可否や、価値基準の「品」って何なのかがよくわからない。 「言葉の意味はだれが決める?」については、言葉の意味には本当の意味を知る「権威者」を認める一方で、権威者ではない多数派が間違った意味で使うようになりやがてそれが定着することにはそうなる必要があったから、とする。 矛盾だとまでは思わないけれど、すっきり整理できない感じがする。

Posted byブクログ

2017/11/30

「ぼく」とネコの「ペネトレ」の間で交わされる、哲学的なテーマについての対話40編を収録している本です。 著者の本の中では、『翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない』や『倫理とは何か―猫のアインジヒトの挑戦』(ともにちくま学芸文庫)も、やはり哲学する猫との対話とい...

「ぼく」とネコの「ペネトレ」の間で交わされる、哲学的なテーマについての対話40編を収録している本です。 著者の本の中では、『翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない』や『倫理とは何か―猫のアインジヒトの挑戦』(ともにちくま学芸文庫)も、やはり哲学する猫との対話というかたちをとった哲学の入門書ですが、本書がもっとも読みやすいように思います。 一つひとつの対話は独立して読めるようになっていますが、永井がこれまでくり返し論じてきた〈私〉をめぐる問いへと収斂しているようにも思えます。そうした視点から本書で示されている問題をもう一度考えなおしてみるのも、おもしろいのではないかと思います。

Posted byブクログ

2017/07/01

このひとのことばには毒がある。どこか胡散臭いが刺激的でもっともっと読みたくなる。それを狙ってのことなら、このひとはとんでもないイケズなひとだ。 子ども向けということもあって、書きたいこと、考えていることのほんの少ししか入っていない。考えるなと言われると考えずにはいられない、ちょっ...

このひとのことばには毒がある。どこか胡散臭いが刺激的でもっともっと読みたくなる。それを狙ってのことなら、このひとはとんでもないイケズなひとだ。 子ども向けということもあって、書きたいこと、考えていることのほんの少ししか入っていない。考えるなと言われると考えずにはいられない、ちょっとしか見えないと全部が見たくなる、実にイケズである。 子どもに向かって語る時、大人と違って、ことばを持たない。ゆえに真実としてその直球を偽りなく語らねばならない。池田某が真っ直ぐに語りかけるのに対して、この猫はペネトレと言いながら嘘にまみれている。池田某と猫の語り口は恐ろしいまでに異なるけれど、ほんとうのことを語るという点で、これほどまでに真剣に遊んでいるひとはいないと思う。ほんとうのことを語るためには、騙らないといけない、どうも人間というのはそんな風にできてしまっている。それを知りながらものを考え書いていくことと、そうでないのとでは大違いである。哲学者として、ふたりともその役を本気で演じてくれている。だからこそ、惹かれてやまない。

Posted byブクログ

2017/04/22

考えるきっかけ、入り口に。 それにしても、なにをきっかけに読もうと思ったのか思い出せなくてもやもや。なんかの記事だったかな…。

Posted byブクログ