シャドウ の商品レビュー

道尾秀介【著】

2024/03/18

意外と展開は読めたけど、それを上回る設定、伏線の数で圧倒されました。
ミステリにも時代やトレンドがあるなと再認識しました。

2024/03/17

ガンで母親が亡くなったところから話が始まり、幻覚に悩まされたり、不審なことが次々と起こって何が起きているんか掴めない展開が続く。登場人物が精神的に悩む人が多くて、それぞれが何を考えて行動したのかがなかなかつかめず、種明かしされていってようやく全体がわかった。道尾さんの作品のイメージどおり、少し気色悪い感覚が付きまとう作品だった。

2024/03/17

さすが道尾秀介！
と思える伏線回収とどんでん返し
真相を知ってからもう一度読むと、あの人のあの発言の真意がわかったりして面白い
読後感もスッキリ
オススメのミステリーです！！

2024/03/16

亜紀と凰介の関係が好きだけど、小学生にしては余りにも大人びていて賢すぎると思った

この作品も、ドグラ・マグラもそうだけど、精神病が関わってくると結局誰が狂っていて誰が狂っていないのか分からなくなる

ドグラ・マグラには『狂ってない人間などいない』とは書いてあったが、、

やっぱりみんな狂った側面を持っていると思う
みんな精神障害があるのだ

狂った演技をしていた洋一郎も、それを家族や親友にまで長年貫けるのはある意味狂ってる
もちろん田地も。

面白くて夢中になった

作中に出てきた、宮沢賢治の作品も気になる
色んな本でレファレンスされてるから読みたい

2024/03/16

シャドウ。投影。
最初の読み初めこそなかなか手が進まなかったが、そこからは一気読みした。

ん？と思っていた行動や言動がちゃんと回収された。

2024/03/14

自分の思い込みの強さを改めて実感した。
多人数視点で張り巡らせられた伏線を最後に掬いとるこの作品の展開には、何度も読み返して感服させられる。

2024/03/07

最後の方で怒涛に解決に向かっていくところは楽しいですが、あまり心に残る話ではなかったです。
向日葵の咲かない夏は色々考えさせられましたが、そのような余韻を感じることはなかったです。
ただ読みやすいし面白いのでサクッと読めて良かったです。

2024/03/02

序盤からの不穏な空気がつらかった。
後半に差し掛かり事実が次々と明らかになるとスッキリ。救いのある話で安心した。

序盤からのミスリード部分も、読み終えてから見返すと意味が違って見えてくる。よく出来ているなぁ、、、

2024/02/27

向日葵の咲かない夏、ソロモンの犬、に続き道尾秀介作品3作目。

文章を読んで直感的に浮かぶイメージ、解釈がが必ずしも正しいとは限らない、と言うのは他の過去作で勉強済み。文章だけでなく行間もしっかり想像しながら読み進めていくのはとてもワクワクしました。

足りない言葉で物語るのがとても上手な作家さんだと思います。他の作品も読んでみたいです。

2024/02/27

最後まで精巧に作られた作品でとてもおもしろいと感じた。ドキドキしながら読者を驚かせるような展開もありとても面白かった。基礎となる主人公の職業設定も良かった。