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シャドウ の商品レビュー

3.9

567件のお客様レビュー

  1. 5つ

    132

  2. 4つ

    237

  3. 3つ

    134

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    4

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2023/10/18

あるYouTuber が勧めていたので読んでみたところ……凄い! 凄すぎる!! ■数々の散りばめられた伏線を後半で一気に回収していく。 ■こちらが予想した事をことごとく裏切って行く。 ■いわゆるどんでん返しなんだけども、ある一人の目線(主人公だったり読者自身だったり)からのどん...

あるYouTuber が勧めていたので読んでみたところ……凄い! 凄すぎる!! ■数々の散りばめられた伏線を後半で一気に回収していく。 ■こちらが予想した事をことごとく裏切って行く。 ■いわゆるどんでん返しなんだけども、ある一人の目線(主人公だったり読者自身だったり)からのどんでん返しが 一,二回が普通だと思うが、本作は複数人の視点からのどんでん返しがいくつもある。 ■映画マニアなんで「シャッターアイランド」や「アサイラム」「真実の行方」などの要素が全て入ってて…映画には尺の制限があるんで…小説って凄いと思った。 最後は望む通りのラストだったのが尚更良かった。

Posted byブクログ

2024/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メディアでは俗にいう『どんでん返しモノ』として紹介されていたが、散りばめられた伏線を丁寧に回収していき、最後にパチッとパズルのピースが気持ちよくハマるような作品に感じた。ただ、確かに私自身もミスリードに引っかかったので、そういった要素も持ち合わせているのかなとは思う。 さて、登場人物全員が怪しいのがポイントなのだが、そもそも『何が怪しいのか』がわからない。 純粋なミステリーというよりはサスペンスホラーを読んでいる気分に。怖い、不気味、だけどページを捲る手が止まらない。 鳳介の見た不気味なフラッシュバック・洋一郎の怪しげな動き・亜紀のトラウマ・徹の精神錯乱・恵の突然の死。物語の途中、「コイツが犯人か! あれ? 違う!?」と何度も首を傾げてしまった。 しかし、物語としては非常に興味をそそられる内容かつ、終わり方も爽やかなものだっただけに、物語の根幹にあった凄惨な性被害が最後まで頭を離れず、読み終わったあともじくじくと胸が痛かった。 亜紀ちゃんや咲枝さん(鳳介の母)の気持ちを考えるとどうしても心が痛んでしまい、ジャンル的には異なるかもしれないが、読後感的にはイヤミスを読んだような気持ちになった。

Posted byブクログ

2023/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったけど、ミステリー小説では大抵犯人は1番信用してる人だし、精神病患者は実は精神に異常をきたしていない。セオリー通りだった。

Posted byブクログ

2023/10/01

道尾秀介さんの世界観に引き込まれました。 見事にいろいろな予想が外れました。 悲しい事件はありつつも個人的には納得感というかよい読後感です。

Posted byブクログ

2023/09/29

小学五年生の少年を取り巻く不吉な出来事の物語。 母親が亡くなり、父親は精神病、幼馴染の少女の母親は自殺。この他にも様々な事件や事故が起こりますが、その中で辿り着いた驚愕の真実には鳥肌が立ちました。

Posted byブクログ

2023/09/27

今まで道尾作品を読んだ事なくて、評価の良いやつを手に取ってみました。 どんでん返しに定評ある方ですが、まんまとミスリードに引っかかってしまった(まぁ今までそういうの看破出来たことないんだけどな!) 道中散りばめられた伏線が後半次々回収されていくのは読んでいて気持ち良かった。 登場...

今まで道尾作品を読んだ事なくて、評価の良いやつを手に取ってみました。 どんでん返しに定評ある方ですが、まんまとミスリードに引っかかってしまった(まぁ今までそういうの看破出来たことないんだけどな!) 道中散りばめられた伏線が後半次々回収されていくのは読んでいて気持ち良かった。 登場人物の視点がコロコロ切り替わるが、それにより内面描写がしっかりとされていて、ミステリで良くある「人間が描けてない」ということが無かった。 他の道尾作品も読んでいこうと思う。

Posted byブクログ

2023/10/25

★特長 『シャドウ』 (Who's the shadow?)とは、道尾秀介による日本の推理小説。 第7回本格ミステリ大賞小説部門受賞作。 2007年、このミステリーがすごい!で第3位、本格ミステリベスト10で第6位、週刊文春ミステリーベスト10で第10位にランクインし...

★特長 『シャドウ』 (Who's the shadow?)とは、道尾秀介による日本の推理小説。 第7回本格ミステリ大賞小説部門受賞作。 2007年、このミステリーがすごい!で第3位、本格ミステリベスト10で第6位、週刊文春ミステリーベスト10で第10位にランクインした。 本作は「向日葵の咲かない夏」に寄せられた読者からの言葉への作者なりの回答であり、同作で伝え切れなかったことを伝えるつもりで執筆された作品である。 ★魅力 仲の良い二組の家族がなぜこのようなことになったのか? 主人公が時折り眼にする白昼夢の意味することは? 同級生亜紀の抱えている秘密とは? 謎を追っていくうちに主人公が成長していく。 伏線が散りばめられており、あーでもないこーでもないと推理させてくれます。 ★感想 巷に増えている精神疾患の方の特性などを知ることが出来る。 前半は主人公の少年ゆえの無知で未熟ところに歯痒さを感じるが、後半はどんどん逞しくなり謎解きの役割を果たしていく。 誰もが怪しく感じられた。 どんでん返しにはまんまとやられ、驚きました。 ★オススメの人 ミステリー好きな方

Posted byブクログ

2023/09/16

道尾秀介すげえってなった 凰介小学生の割に達観しすぎじゃね? 良い子すぎて素晴らしい あとお父さんかっこいい

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2023/09/14

あとがきにも書いてあったけれど、道尾秀介の作品は、トリックではなくギミックの散りばめであるということ。本作もまさにその代表格だと思った。 1人だけの視点で語られるストーリーではなく、登場人物それぞれの視点で描かれる構成がそのギミックを利かせている。そしてだからこそ、それぞれのよ...

あとがきにも書いてあったけれど、道尾秀介の作品は、トリックではなくギミックの散りばめであるということ。本作もまさにその代表格だと思った。 1人だけの視点で語られるストーリーではなく、登場人物それぞれの視点で描かれる構成がそのギミックを利かせている。そしてだからこそ、それぞれのより温度の高い人間性を感じることができる。 「向日葵の咲かない夏」もそうだったように、本作も、また何ヶ月、何年か経ったら読み返したくなると思った。

Posted byブクログ

2023/09/13

道尾秀介さんの作品は過去に何作か読んだことがあるけれど、私的には1番読みやすかった。 なんか、どんどん読み進められちゃう感じ。 いろんな視点で物語が進むからこそ騙されるし、落ち着いたらまた騙されるし、ページをめくるスピードが最近読んだ本の中で1番早かった気がします笑 ちょっと...

道尾秀介さんの作品は過去に何作か読んだことがあるけれど、私的には1番読みやすかった。 なんか、どんどん読み進められちゃう感じ。 いろんな視点で物語が進むからこそ騙されるし、落ち着いたらまた騙されるし、ページをめくるスピードが最近読んだ本の中で1番早かった気がします笑 ちょっとのモヤモヤもしっかり伏線回収してくれて、すっきり読み終えられました!

Posted byブクログ