密室殺人ゲーム2.0 の商品レビュー
最初は何か引っかかるものがありながらも、それをあえて無視するような形で物語は進んでいった。前作のラストにおいてあのような切り方で終わった、言うならば不完全燃焼さを抱えつつ強引に話は進んでいく。 読む中で初めは時系列が異なるもの、パラレルなどと考えを巡らせていたがどうもしっくりこな...
最初は何か引っかかるものがありながらも、それをあえて無視するような形で物語は進んでいった。前作のラストにおいてあのような切り方で終わった、言うならば不完全燃焼さを抱えつつ強引に話は進んでいく。 読む中で初めは時系列が異なるもの、パラレルなどと考えを巡らせていたがどうもしっくりこない、死んだはずの人間がそこに存在するはずなどないのだから。中盤過ぎのそのネタばらしは行われるのだが、ものすごくあっさりしていたと言うことが、前作の設定を一番上手く利用できる手段であると思った。 作中に登場するトリックの1つ1つはとても凝っていて読者を夢中にさせてくれるのだが1つ残念な点を挙げると、ラストがあまりにも曖昧すぎると思ってしまうことだ。ミステリにおいてある程度の謎を残して終了させることは、想像を掻き立てる材料として必要であるが、それは前作での手段と同じであり、その内容を回収できてない今新たな問いを残していくのには些か問題があるのではないかと感じた。 物語性をぶった切って短編集として読むのであれば最高の密室系の話だと思う。
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王手飛車取りの続き。 前作に引き続きおもしろい☆ そして、やっぱグロい・・・ 夢に見る。 最初は、ハンドルネームが同じだから、時系列がわかんなかったけど、それも読んでくうちに解決☆ 続きも読みたい一冊!!
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続編 どう続けるのかな?と思ってたらなるほどそう来ましたか! 前作が衝撃的だったせいか流石に今作は耐性がついてますね
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前作に引き続き、狂った内容の本作。 前作のエピソードを引き継ぐところなんかはあったりして、それなりには楽しめるが、前作の方がパワーと構成がしっかりしていたと思う。 それに2.0の方がグロイシーンが多いので、そういうのが苦手な方にはオススメできないかな。 不快な感想を持ちながらも、...
前作に引き続き、狂った内容の本作。 前作のエピソードを引き継ぐところなんかはあったりして、それなりには楽しめるが、前作の方がパワーと構成がしっかりしていたと思う。 それに2.0の方がグロイシーンが多いので、そういうのが苦手な方にはオススメできないかな。 不快な感想を持ちながらも、読み続けてしまう不思議な魅力のミステリーです。
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自分たちの手で密室殺人を実行し、ビデオチャットを通じてそのトリックを披露し合う。そこには怨恨も愛憎も金銭もない。ただただ密室殺人を楽しむという唯一にして絶対な動機があるだけ。ただの小説だし、使われるトリックも面白いけど、なんの意味もなく人が死ぬのはやはり気持ちのいいものではない。...
自分たちの手で密室殺人を実行し、ビデオチャットを通じてそのトリックを披露し合う。そこには怨恨も愛憎も金銭もない。ただただ密室殺人を楽しむという唯一にして絶対な動機があるだけ。ただの小説だし、使われるトリックも面白いけど、なんの意味もなく人が死ぬのはやはり気持ちのいいものではない。割り切って読めればいいのだが。
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やっぱり王手飛車取りの後にコレ読んで正解だな。 初期メンバーをリスペクトした5人でのゲーム。 一番エグい彼と斧少女とのやり取りが 殺人者とは思えないくらい楽しい。 およそ人間らしい行動じゃないのに、人間くさい。 そこらへんが歌野さんのいい所^^
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密室は閉じられた。そして再び開かれた。中にはもちろん死体。たまにはバラバラ死体。芸術として名高い密室殺人ゲームがヴァージョンアップして蘇りました。おめでとー。
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前作と参加者のハンドルネームは全く同じだっただけに、まずそこに惑わされた感が…。でもあの人だけは前作と同一人物なのかも??最後のゲームのオチは予測できたけど、面白かった。
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タイトルからコンピュータ絡みの密室殺人の物語を想像して読み始めたが、自分が想像していたのとはちょっと違った。 密室殺人を主要登場人物達の一人が行い、他者がその謎を解くというゲームを順番に行っていくという感覚がどうも好きになれなかった。 まぁ、最終章の一節が、このちょっと狂った...
タイトルからコンピュータ絡みの密室殺人の物語を想像して読み始めたが、自分が想像していたのとはちょっと違った。 密室殺人を主要登場人物達の一人が行い、他者がその謎を解くというゲームを順番に行っていくという感覚がどうも好きになれなかった。 まぁ、最終章の一節が、このちょっと狂った好意に救いの手を差し出しているのかもしれないけど、全体的にはやっぱりマイナスイメージの方が大きかった。
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