1,800円以上の注文で送料無料

プリズン・トリック の商品レビュー

2.8

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    30

  5. 1つ

    9

レビューを投稿

2014/10/23

内容は刑務所で起きた密室殺人事件をベースに、犯行の動機や密室トリックの謎、そして真犯人が徐々に明らかになっていくという話しです。 全体的には非常に読みやすく、内容的にも面白いサスペンス小説です。 序盤の刑務所内の犯行までが、刑務所生活のディテールが細やかで、かなり引き込まれました...

内容は刑務所で起きた密室殺人事件をベースに、犯行の動機や密室トリックの謎、そして真犯人が徐々に明らかになっていくという話しです。 全体的には非常に読みやすく、内容的にも面白いサスペンス小説です。 序盤の刑務所内の犯行までが、刑務所生活のディテールが細やかで、かなり引き込まれましたが、その後の展開が逆に早すぎて、もう少しきめ細やかに展開するとより面白くなったのではないか?と思います。 最後は、もしかしたらコイツが真犯人ではないか?と思っていた人物が、やはり真犯人でしたが、コイツが真犯人だとすると展開的に無理があるのではないか?と思っていましたが、本当にそのような中途半端な終わり方で真相は読者の想像にお任せするということかとガッカリしました。 しかし、サイトに「真犯人からの手紙」完全版という続編があり、それを読んで、少しスッキリしました。

Posted byブクログ

2014/09/14

ストーリーの本筋は面白いが、登場人物が多いためわかりにくく、そこの描写いるか?というところがほとんどだった。野田の殺され方や家庭環境、刑事の子どもの発達障害、石田満本人・妻のこと・・・等々。そして、筆力不足なのか交通事故の加害者・遺族の描写は全く感情移入出来ず。トリックにも無理が...

ストーリーの本筋は面白いが、登場人物が多いためわかりにくく、そこの描写いるか?というところがほとんどだった。野田の殺され方や家庭環境、刑事の子どもの発達障害、石田満本人・妻のこと・・・等々。そして、筆力不足なのか交通事故の加害者・遺族の描写は全く感情移入出来ず。トリックにも無理があるし、戸田のストーカー云々のオチも予測出来てしまった。ネタばらしも何故犯人の独白なのか、あっさりしすぎててつまらない。犯人目線か、刑事目線か、滋野のような人物目線かで固定出来て、もっとテーマが絞られていれば面白いのになぁ、残念、という印象の作品でした。

Posted byブクログ

2014/04/19

帯につられた。刑務所内での密室殺人、と言われると「おっ!」と思うが、交通刑務所というところがミソだ。嘘ではないが、誇大広告だと思う。

Posted byブクログ

2013/11/22

ラスト1ページで最高にシビれた。練りに練られた傑作。刑務所内のトリックの種明かしで終わると思わせておいてのラストは想像が追いつかなかった。巧妙に張り巡らされた伏線とそれを綺麗に(新聞記者が謎のままのような?)回収する鮮やかさが凄い。ただ、確かに中盤は怠かったし、人物が多いし、いき...

ラスト1ページで最高にシビれた。練りに練られた傑作。刑務所内のトリックの種明かしで終わると思わせておいてのラストは想像が追いつかなかった。巧妙に張り巡らされた伏線とそれを綺麗に(新聞記者が謎のままのような?)回収する鮮やかさが凄い。ただ、確かに中盤は怠かったし、人物が多いし、いきなり殺される野田や負傷する滋野には肩透かし。小説の技術的には問題があるのかもだけど、でもそれを覆すだけの面白さがトリックとラストにあった。この前読んだ「炎上」の著者のデビュー作なんだけどこっちの方が圧倒的に面白かった。

Posted byブクログ

2013/11/06

デカイことやってやろうという意欲は買い。 選評にもあったが、最後のどんでん返しは必要なかったと思う。

Posted byブクログ

2013/08/17

刑務所内での完全犯罪を狙う話。いろいろ思わせぶりだが、結末はふーんで終わってしまう。前半は面白いが後半が残念。

Posted byブクログ

2013/08/11

刑務所内で殺人事件が発生して犯人は脱走したと思ったらなんか死んだ奴が犯人であいつが俺で俺があいつで分け分からんくなる話。 随時、誰が誰か整理していかないと、混乱して訳わからんくなる。

Posted byブクログ

2013/07/28

第55回江戸川乱歩賞受賞作。  完全に管理され、蟻の這い出る隙も無いはずの刑務所内で男が殺され、そして一人の男が逃亡した。単純な脱獄かと思われたが、逃げたとされる男は何年も前に自宅で植物状態となっており、服役していたのは本人ではありえないことがわかったのである。  登場人物が...

第55回江戸川乱歩賞受賞作。  完全に管理され、蟻の這い出る隙も無いはずの刑務所内で男が殺され、そして一人の男が逃亡した。単純な脱獄かと思われたが、逃げたとされる男は何年も前に自宅で植物状態となっており、服役していたのは本人ではありえないことがわかったのである。  登場人物が多くて視点がコロコロ変わるので、途中でついていけなくなり最後はほとんど斜めよみ。刑務所のことはよく取材されているようで、すごく興味深かったのだけれど、なにぶん長すぎた。ラスト一行も、何が衝撃なのか理解しきれず。メモで整理しながら再読の必要性あり。

Posted byブクログ

2013/06/09

はじめての江戸川乱歩賞。面白かったー!全く先の読めない展開、ただ、後出しのキャラクターがどんどん話を複雑にさせて、なんかちょっとずるい気がしたり。作者の意図なんだろうけど、もやもやを残すような描写も多い。最後の1行にどきりとした。と同時に、そこがわかんなきゃ謎は始まらないし解決し...

はじめての江戸川乱歩賞。面白かったー!全く先の読めない展開、ただ、後出しのキャラクターがどんどん話を複雑にさせて、なんかちょっとずるい気がしたり。作者の意図なんだろうけど、もやもやを残すような描写も多い。最後の1行にどきりとした。と同時に、そこがわかんなきゃ謎は始まらないし解決しないよ!という思い。一気読みがお勧め。

Posted byブクログ

2013/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

特に意外性も無く、正直驚きは無かった。犯人の異常性がひどく、気持ち悪かった。人に奨めることはできない。

Posted byブクログ