プリズン・トリック の商品レビュー

遠藤武文【著】

2011/10/29

なんか惜しい小説。江戸川乱歩賞作ですが、序盤以降、多くの経歴が複雑な人が出てくるので、誰がどういう位置を占めているのかわからなくなります。引き込む部分はあったのだけれど、描写力が不十分だったんだろう。

2011/11/26

交通刑務所で起きた密室殺人。

殺された囚人はその制服から「石塚」、殺して脱走したのは「宮崎」と思われてたのだが。。

顔に硫酸をかけられてたため、入れ替わってる可能性もあると、「石塚」の家にも刑事は行く。しかしそこにいたのは植物人間でずっと寝たきりの「石塚」がいた。

なぜ？それでは刑務所の「石塚」はいったい誰だったのだろうか。。。危険運転致死傷罪を利用した巧妙な殺人計画が。。。

そしてその黒幕は。。。。。。。

いろんなトリックが出てくるのですが、（犯人を刑事と思わせたり）文章で分かってしまう。。（描写が不自然すぎるのだ）

登場人物が多すぎて途中、ぐったり。。。。（最後のページ読んだろか？とか思ったり（笑））

黒幕はすぐ分かるし、話も良くある話のような。。。。驚愕の真実！とか欲しかったかな（笑）言いたい放題ですみません。（一応謝っておこう。。。）

2011/10/26

トリックは斬新でしたが…、
根本的な部分で…それはないでしょう…。

前半は、とても面白かったですが…、
後半は、もっとシンプルで良かったと思いました…。

でも…、一気に読み進めることができましたし…、グッドです…(^-^)

2011/08/29

進み方、展開は飽きずに読めるのだが、ごちゃごちゃしてる。
視点が変わるのが読みづらい。
でも、最後まで読めたので面白さはあると思う。ただ、読みづらいんだな。

2011/08/27

発売当初気になっていて忘れていた(…)のを先日古書店で発掘。
密林のレビューは結構ひどかったですが（笑）私はそこそこ楽しめました。デビュー作にしては文章がおかしくなかったからサクサク読めます。
トリックとかは逃亡に関してはほんまにできんの？　というのはありますが、事故のあれはちょっとイメージしにくいのと、途中で犯人も展開も全部読めたので物足りなかった。あと、登場人物を愛せないというのは確かにそのとおりで、この人！　と思ったら予想外な逃げを打ったり、この人！　と思ったら戦線離脱したり。誰に感情移入して読んでもスカというのはさすがにむなしい。
でもまあ、小説としては普通に楽しく読めたので３つくらいでいいかな。

2011/07/19

大沢在昌評の言うとおり「視点人物が多すぎる」のは確か。
それがどうしても読みにくさを招くので、もう少し整理したい感じはします。

2011/04/06

刑務所で、殺人が。
殺したのは誰か、殺されたのは誰か。

というのが物語の核になっているんだけど、
別人がなりすましていたり、一人称がどんどん変わったりして、
時間を開けて読んでいたら、
何度もわけがわからなくなってしまった。

刑務所の話っておもしろいので、最近よく読んでいる。

著者の今後に期待。

2011/02/07

交通刑務所内で起きた殺人事件。一人の受刑者が殺され、一人の受刑者が逃走したのだ。死体は顔面が薬で焼かれており、当初殺されたとみられた受刑者が逃げたことが分かった。さらにその後の調べで、収監されていたのは別人だと言うことが判明し・・・
第５５回、江戸川乱歩賞受賞作。

犯人目線で語られる刑務所内部の細かな描写から始まる導入部には引き込まれた。
第一のなり変わりは予想しやすく書かれていて、さらなるすり替えをかぶせてくるくだりは気に入った。
その後複数の人物の視点から事件を追い、読者が俯瞰的位置からピースを組み立てる手法は好きなのだが、人物が多すぎた感もある。
肝心の謎とき部分だが、重要な密室トリックなのかと思っていたが拍子抜けだったし、深読みし過ぎていたからか物足りなさが残る結果だった。ラストの返しもインパクトがあるとは言い難く、かえって釈然としないものが残ってしまった。
出だしが良かっただけに残念。

2011/01/10

なんだこれ・・・。序盤の緊張感満々の文章から、最後の最後で、サイコホラーですか。
しかも、特別サイトで犯人からの手紙とやらを掲載する始末。

江戸川乱歩賞もレベルが下がりましたね。読む前の期待が高かっただけにがっかりです。

2011/01/05

結構期待してた分だけ、裏切られた感が否めない作品。

今思えば、帯にやられたんだなと思う。
それこそが史上最大のトリックだ。

何より、登場人物が多い。視点がコロコロ変わり過ぎて内容が把握しづらい。そんな簡単に人が入れ替わる事が出来るなら苦労しねぇよ。2度読むのは読みづらいからか？など批判的な意見しか出なくて申し訳ない。

一番面白かったのは最後の批評だったり。
凄い納得した。
あーそうそう！それが言いたかった！！それを踏まえれば色んなん意味で一度読んでみる価値はあるかも。

うーん・・納得いかん。