数学的にありえない(下) の商品レビュー
上巻で抑え気味だった分、下巻で大爆発かと思いきや、地味。 (⌐■-■)サゲもモヤモヤ。もっとド派手に、ご都合主義できる題材なのに残念、、 ⊂|⊃ [ಠ_ಠ]格闘シーンの描写は良かっただろ♥
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- ネタバレ
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2020/6/29読了 “ラプラスの魔”を巡る陰謀も追跡劇も戦闘も、全ては一人の少女を救う為のシナリオだったというオチ。しかも、ファウアーさんは、続編の『心理学的にありえない』以降、小説の発表はなさそう。『心理学的に…』の方はイマイチ感あり、一発屋で終わってしまった可能性がある――あくまで、可能性だけど。
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天才数学者 ケインが主人公。 ケインには本人にも気付かない能力があるのだが、癲癇があるため職をも失い、ギャンブルに依存する生活をおくっていた。 双子の兄に久し振りに会うところから物語りは動き始める。 ケインの能力を独占しようとする科学者、ロトで大金を手に入れた幼馴染、スパイ...
天才数学者 ケインが主人公。 ケインには本人にも気付かない能力があるのだが、癲癇があるため職をも失い、ギャンブルに依存する生活をおくっていた。 双子の兄に久し振りに会うところから物語りは動き始める。 ケインの能力を独占しようとする科学者、ロトで大金を手に入れた幼馴染、スパイの女性ナヴァ 等色々な登場人物の様子もそれぞれ描かれている。 ケインが拉致されそれをナヴァが助け出すのが締めくくりなのだが、その後なぜケインがこのような困難に巻き込まれたのかが明らかになり物語は終結する。 冒険小説でありサスペンスであり人間物語であるのだが、未来余地というSF的なようそがあるのだが、それをSFではなく、科学的根拠に基づいて設定しているので今までになかった面白さがあった。 文章の流れも飽きさすことなく一気読み出来た。 星5にしなかったのは、少し納得のいく説明がなしに、話を流している部分があったからである。
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下巻は最初からノンストップのスリリングな展開。未来を見ることができる能力を持つケインと、その力を解明して自分のものにしようとする研究者と追跡のプロ。ケインを守るナヴァ。このナヴァが本当にカッコいい!確率論の話はよくわかりませんが、それを置いておいても圧倒的な面白さで、息詰まるよう...
下巻は最初からノンストップのスリリングな展開。未来を見ることができる能力を持つケインと、その力を解明して自分のものにしようとする研究者と追跡のプロ。ケインを守るナヴァ。このナヴァが本当にカッコいい!確率論の話はよくわかりませんが、それを置いておいても圧倒的な面白さで、息詰まるような展開に目が離せませんでした。ある行動の選択が引き起こす次の出来事。そしてその連鎖、未来を見ることができる能力が使えたら、と考えると楽しくもあり、怖くもあります。
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2021年5月8日読了。 下巻になって、ノンストップの展開。 上巻にあった物理学や統計学、確率の記述は最低限になり、まるで別の小説のようなスピード感。 そしてラストは爽快感がある仕上がり。 上巻であきらめなくてよかった。 評価に偽りなしと確信した一冊。
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現題は“IMPROBABLE” これを『数学的にありえない』とした訳者はすごい。 このタイトルでなかったら買っていなかったかもしれない。 「現在のことをすべて知っているがゆえに過去も未来もすべて見通せる全知の存在」を「ラプラスの魔」という(ポケモンではない)。 20世紀...
現題は“IMPROBABLE” これを『数学的にありえない』とした訳者はすごい。 このタイトルでなかったら買っていなかったかもしれない。 「現在のことをすべて知っているがゆえに過去も未来もすべて見通せる全知の存在」を「ラプラスの魔」という(ポケモンではない)。 20世紀のはじめ、量子物理学によってこのラプラスの魔の存在は否定されだが、本書の主人公・デイヴィッド・ケインはひょんなことからその能力を手に入れた。 自分がいまどのような行動をとるべきなのかということについては、つねにありとあらゆる選択肢がある。 もしすべての選択肢における結果を瞬時に把握することができたなら、その中から最良の解答を選ぶことができる。 このような能力を小説世界の中で描いた作者の発想力は見事だと思う。 ミステリとアクションと数学とが織りなすストーリーがとってもスリリング! 最後の方はアクションが強くなりすぎて数学があんまり関係なくなってしまったので評価はやや低いが、久しぶりにドキドキしながら手に取った小説だった。
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一気に読んだ。ストーリーや世界観も圧巻だけど、ナヴァやケインの行動に対する責任のとりっぷりも気持ちよい。
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話の内容の、半分くらいしか理解できなかった・・・ だけどそれでも「面白い!」と思えました。 よく「ダヴィンチ・コード」と比較されるようですが、 スリリングで斬新な手法はどちらも非常に面白いと思います。 今回は確率論に関しての記述も多い割に、わかりやすい部分も多く、 ...
話の内容の、半分くらいしか理解できなかった・・・ だけどそれでも「面白い!」と思えました。 よく「ダヴィンチ・コード」と比較されるようですが、 スリリングで斬新な手法はどちらも非常に面白いと思います。 今回は確率論に関しての記述も多い割に、わかりやすい部分も多く、 確率論に対してちょーーーーーっとだけ親近感が湧いたような気がします。 戦闘シーンでは、思わず顔をしかめてしまう程 リアルに想像できてしまいました。。。
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アクション映画を文字におこしたような物語。ギャンブルシーン、逃走シーン、潜伏・格闘シーンが多く、息もつかせぬ感じで結末へ。 好き嫌いがわかれる作品かも。 「ラプラスの魔」がテーマで、読者の知的好奇心をくすぐり、作品にグレードアップ感をそえてはいるが…。 比喩表現がクールで楽しめる...
アクション映画を文字におこしたような物語。ギャンブルシーン、逃走シーン、潜伏・格闘シーンが多く、息もつかせぬ感じで結末へ。 好き嫌いがわかれる作品かも。 「ラプラスの魔」がテーマで、読者の知的好奇心をくすぐり、作品にグレードアップ感をそえてはいるが…。 比喩表現がクールで楽しめる。
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ある瞬間における全ての物質の状態を特定することができ、且つ、そのデータを完全に解析できるだけの「知性」が存在するとすれば、この知性にとっては、すべての未来が確実なことなり、その眼には過去と同様に未来も見えているだろう。このラプラスに定義された知性こそ、「ラプラスの悪魔」。量子論に...
ある瞬間における全ての物質の状態を特定することができ、且つ、そのデータを完全に解析できるだけの「知性」が存在するとすれば、この知性にとっては、すべての未来が確実なことなり、その眼には過去と同様に未来も見えているだろう。このラプラスに定義された知性こそ、「ラプラスの悪魔」。量子論により、その存在は完全に否定されているが、この小説の主人公こそ、未来の事象を発生確率を予言する、形を変えたラプラスの悪魔である。 この主人公の未来を予言する特殊能力は、ある科学者の実験により覚醒させられた。それを聞きつけた他の科学者は、その成果を横取りするために、主人公を拉致しようとする。そこに、CIAを裏切り北朝鮮の為に働いているとなった女性エージェントが、この主人公を北朝鮮に引き渡すために、横やりを入れる。最終的には、ラプラスの悪魔の力を持つ主人公によりストーリーが支配され、思いもよらないハッピーエンドに。 量子論や、確立論を知らない人には、若干厳しいかもしれないが、それでも十分楽しめると思うぐらい面白い。ただし、上巻は退屈なので、我慢が必要。
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