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東京公園 の商品レビュー

3.7

104件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    4

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2010/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

★2010年100冊目読了『東京公園』小路幸也著 評価B 早く亡くなったカメラマンだった母の影響か、写真家を何となく目指している建築専攻の圭司は、いつも公園で家族の写真を撮っていた。ある日、公園である男性から妻と子どもの公園での行動を見張って、写真を撮って欲しいと依頼される。そして、東京のあちこちの公園へ出掛けるその妻子を撮るうちにいつしか圭司は、、、、、という筋書き。軽い青春ものとして、読みやすい物語ではある。まあ、毒にも薬にもならないというところでしょうか?

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2010/12/04

ほんとこの物語は皆、いい人ばかり…それぞれが思いやっていて心が癒される!圭司が3人の女性との関わりを通して成長していくのがうらやましーぞ…ヒロとの友情もいい!映画化されるそうで楽しみ♪

Posted byブクログ

2010/11/19

 『東京バンドワゴン』を読んで以来、小路幸也の本を自然と手に取るようになった。  本作品はタイトルも心惹かれて購入したのであるが、ちょっと期待外れだったかも。  写真家を目指している大学生の主人公、圭司がとある男性から妻を尾行して写真を撮ってほしいと頼まれたことから始まる物語...

 『東京バンドワゴン』を読んで以来、小路幸也の本を自然と手に取るようになった。  本作品はタイトルも心惹かれて購入したのであるが、ちょっと期待外れだったかも。  写真家を目指している大学生の主人公、圭司がとある男性から妻を尾行して写真を撮ってほしいと頼まれたことから始まる物語。そこには一言では言い表せない恋や愛と言った感情がからみ合って行くのであるが、いまいち感情移入できなかった。とりわけ自由気ままに登場する富永という圭司のことが好きなのか、その友人のヒロが好きなのか、みんなに幸せになってもらいたいというこの富永という女性が、作中にも出てくる表現なのであるが、いびつな感じで受け入れられなかった。  『東京バンドワゴン』のできが良過ぎたのであろうか・・・公園というシチュエーションが大好きだっただけに残念・・・とはいえ、まとまってはいるのであるが。

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2010/09/13

2010年9月5日 読了。 『東京バンドワゴン』シリーズの小路幸也による単発作品。自分が公園好きなので、それも手伝ってか非常に読みやすかった。 キャラクタがことごとく良い人で羨ましい。現実にはこんな都合良く人が配置されるわけはないけれど、それをさらっと書くのが小路なのかな、と...

2010年9月5日 読了。 『東京バンドワゴン』シリーズの小路幸也による単発作品。自分が公園好きなので、それも手伝ってか非常に読みやすかった。 キャラクタがことごとく良い人で羨ましい。現実にはこんな都合良く人が配置されるわけはないけれど、それをさらっと書くのが小路なのかな、と。 綺麗事ばかり、という批判はありそうだけど、むしろいかに綺麗事を綺麗に書くか、という点が小路の味なのかなという気もする。こんな友達がいたらいいな、とふんわり笑えるような、安心する小説だと思う。

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2010/06/21

このお話も「東京バンドワゴン」のように登場人物みなが良い人。 とても非現実的ではあるけれど、それ故にとても読後感がここち良く、この空気感というか世界観は嫌いじゃない。

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2010/05/07

「みんなが幸せになる方法を考える。」 ステキな、フォトグラファーの卵とその友達・家族・ひょんなことから知り合った家族を取り囲むこころ温まる公園での出来事。 さらさら読めて、入り込めます。

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2011/08/06

すごくいい雰囲気の小説。カメラマンの卵の主人公が偶然出会った男から公園を散歩する妻(と子供)を尾行して写真を撮ってくれという妙な依頼を受けることで話は進んでいく。大事件が起きるわけでもないし、悪人もででこない。でも先を読みたくなるし、読んでいて心地良い。登場人物とその人生はそれぞ...

すごくいい雰囲気の小説。カメラマンの卵の主人公が偶然出会った男から公園を散歩する妻(と子供)を尾行して写真を撮ってくれという妙な依頼を受けることで話は進んでいく。大事件が起きるわけでもないし、悪人もででこない。でも先を読みたくなるし、読んでいて心地良い。登場人物とその人生はそれぞれ結構濃くキャラがたっている。死別した母親、再婚した父親、義理の姉、あと富永さんは独特でいいなあ。その富永さんの本質を見抜いているゲイのマスターいい。人妻である百合香さんも素敵さが伝わってくる。評価は東京の公園が舞台ということで親近感がなかったこと、途中で富永さんがもってくる映画DVDが多分絶妙に絡んでいるはずなのに私はいずれの映画も知らなかったという勝手な理屈で☆4つ。個人的にあまりはっきりとした結論のない小説は苦手だが、ここまで雰囲気で読ませる作家さんだと話は別。今後も小路幸也氏は要チェック。

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2010/10/12

「人間はさ、きちんと生きるのが最低限の義務なんだよ」  (中略) 「人に迷惑をかけるような奴はそれだけでマイナスなんだ。そこから這い上がってようやくそれで普通にちゃんと生きている人間に追いついたってことなんだ。(略)」 東京バンドワゴンの明るさを求めて読んだのだけれど、それとは...

「人間はさ、きちんと生きるのが最低限の義務なんだよ」  (中略) 「人に迷惑をかけるような奴はそれだけでマイナスなんだ。そこから這い上がってようやくそれで普通にちゃんと生きている人間に追いついたってことなんだ。(略)」 東京バンドワゴンの明るさを求めて読んだのだけれど、それとはだいぶ違うかな。 なので、その点で期待外れではありました。 果たして奥さんはなぜ公園に行くのか、というミステリーのような命題を残しつつ全然ミステリーじゃないのと、なんだか、出てくる人たちがあまりはっきりとせず、少し、そこが好きではなかったなぁ・・・。 【12/5読了・初読・市立図書館】

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2009/12/02

読み終わってすぐ二回目に突入した。 名言がちらばっていて、それらが自分の中にすとんとおちた。 読者に考えさせる。 だからといって気持ちの悪い終わり方ではないと感じた。

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2011/08/01

特別なことは起きない。日常生活の範囲内での出来事を描いているのに最後までしっかりと読者を引っ張る。さすがだな。公園で母親の形見のカメラで家族の写真を撮っていた大学生圭司が頼まれた「仕事」。ファインダーを覗く圭司と写される母子。二人の間に生まれる温かな関係。それは恋なのか…誰か大切...

特別なことは起きない。日常生活の範囲内での出来事を描いているのに最後までしっかりと読者を引っ張る。さすがだな。公園で母親の形見のカメラで家族の写真を撮っていた大学生圭司が頼まれた「仕事」。ファインダーを覗く圭司と写される母子。二人の間に生まれる温かな関係。それは恋なのか…誰か大切な人がいるからこそ、人は優しくなれるし強くもなれる。うん、イイハナシだな。

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