風が強く吹いている の商品レビュー
はぁ〜最高!夏に読んだのに、もう完全に正月の気持ち。箱根駅伝スタートしてからは、読むのを止められなかった!襷をつなぐ、それぞれの思いをつなぐ、その場面はやっぱりぐっとくる。目がうるっと鼻がツーンとしながら、最後まで一気に読み終えた。最高。
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清々しいような青春だなあ。 登場人物みんな素直で真面目。長距離を走る人はみんなそうってことかもしれないが。 それぞれ自分のできる限りの努力で、できる限りの素晴らしい景色をみる。一生に何度も味わえるものではない景色、どんなものだろうと思い馳せた。 また、どう見ても才能がある人たちの...
清々しいような青春だなあ。 登場人物みんな素直で真面目。長距離を走る人はみんなそうってことかもしれないが。 それぞれ自分のできる限りの努力で、できる限りの素晴らしい景色をみる。一生に何度も味わえるものではない景色、どんなものだろうと思い馳せた。 また、どう見ても才能がある人たちの集まりじゃなくても結果を出せることって往々にしてあると思うので(今年の甲子園での大社高校とかはまさに)、勇気をもらえるお話でもあったかなと思う。
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走っている時の一人ひとりの心の描写があまりにも繊細でのめり込んでしまう。読めば読むほどにそれぞれが好きになる。走れるわけじゃないのに、走りたくなる。
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読み始めて3ページで、「あ、これ絶対面白いやつだ」と確信した。 結果、最初から最後までちゃんと面白い。 陸上という孤独な競技の中にある仲間との繋がりと、登場人物たちの心の成長に胸が熱くなった。 友達に薦めるとしたら、 「とにかく最後まで読めば全員のことが好きになるから!最後まで読...
読み始めて3ページで、「あ、これ絶対面白いやつだ」と確信した。 結果、最初から最後までちゃんと面白い。 陸上という孤独な競技の中にある仲間との繋がりと、登場人物たちの心の成長に胸が熱くなった。 友達に薦めるとしたら、 「とにかく最後まで読めば全員のことが好きになるから!最後まで読んで!」 と言うと思う。
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良かった。 毎年箱根駅伝を応援しているので、とても楽しめた。 幾ら潜在能力が高い人達を集めてもああうまく行くはずはないけれど、まぁ、良いのでは?
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陸上部でない大学生が4月から来年の箱根駅伝を目指す物語。普通に考えたらどだい無理な設定だけど、そこは置いといて、「走る」こと「強くなる」ことをとても上手く表現されていて、私ももっと走りたくなりました。 特に箱根の話は臨場感があり、次の観戦が楽しみになりました。
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三浦しをんの作品なので面白いだろうなと、また、マラソンが趣味だという知人が何人かいて、スポーツ音痴の私は、走ることの何がそんなに面白いの?と思い、ランナーの気持ちが分かるといいなと思って読み始めた。 寄せ集めチームで箱根駅伝を目指すという、荒唐無稽な話。普段運動をまったくしない...
三浦しをんの作品なので面白いだろうなと、また、マラソンが趣味だという知人が何人かいて、スポーツ音痴の私は、走ることの何がそんなに面白いの?と思い、ランナーの気持ちが分かるといいなと思って読み始めた。 寄せ集めチームで箱根駅伝を目指すという、荒唐無稽な話。普段運動をまったくしない漫画オタクまでメンバーに入れたりしている。でもその多種多様なメンバーの特長が爆発する様は「7人のオタク」とか「オーシャンズ11」あたりの面白さに通じる感じ。 印象に残っているのは、ユキが走りながら心の中でつぶやいた言葉。 走、おまえはずいぶん、さびしい場所にいるんだね。 長距離走者に見えている世界、体感していることを、少しだけ見せてもらえた気がした。
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「できる、できない。」という基準じゃない価値を築きたいという三浦先生の想いがとても伝わってきた。 また、速さではなく強さを問う清瀬の姿勢に感銘を受けた。
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走るという行為への描写が美しく圧巻です。私自身は長距離が大の苦手で、何であんなに苦しいのに走るの?と思っていただけに、走ることに魅せられた彼らの想いが丁寧に描かれていて、一緒に駆け抜けている気分で読みました。 経験のほとんどない学生も含まれているメンバーで箱根駅伝に出るという設...
走るという行為への描写が美しく圧巻です。私自身は長距離が大の苦手で、何であんなに苦しいのに走るの?と思っていただけに、走ることに魅せられた彼らの想いが丁寧に描かれていて、一緒に駆け抜けている気分で読みました。 経験のほとんどない学生も含まれているメンバーで箱根駅伝に出るという設定に無理があるというのは現実的にはそうかもしれませんが、強さとは何なのか、自分や相手を信じるとはどういうことなのか、自分はなぜ走るのかということを考えさせてくれます。 最後の2章で駅伝本番が描かれますが、個々の家庭事情や屈折した思いも織り交ぜられて、感情が揺すぶられました。 文庫版の解説によると、執筆に6年もかけたとか!あの吹っ飛んだエッセイを書いたしおんさんと同一人物が書いているの?と半信半疑になってしまいますが、小説家ってやっぱりすごいと思わせてくれる一冊です。 それと、最後に、管理職の方にもお勧めかも。監督兼マネージャーである清瀬の、メンバーの心と行動を動かす能力はマジですごい。
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