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風が強く吹いている の商品レビュー

4.6

1473件のお客様レビュー

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    911

  2. 4つ

    358

  3. 3つ

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2024/01/11

3~4年前に、アニメで見ていて本は読んだ気になっていたけど、本屋さんで改めて見つけたので読んでみる事にした。 ストーリーはアニメで見ていたので粗方知っていたんだけど、やはり小説はいいね。 私は青春スポコン系が大好きだが、その中でもこれは三浦しをんさんの原作がとてもしっかりしていて...

3~4年前に、アニメで見ていて本は読んだ気になっていたけど、本屋さんで改めて見つけたので読んでみる事にした。 ストーリーはアニメで見ていたので粗方知っていたんだけど、やはり小説はいいね。 私は青春スポコン系が大好きだが、その中でもこれは三浦しをんさんの原作がとてもしっかりしていて、新参者の大学生が10人で箱根駅伝に出場するなんてとんでもない無謀な設定だけど、読んでるうちにそれが現実味を帯びてきて、感情移入でき、特別良い作品だなと思う。 箱根駅伝に詳しくなくてもとても楽しめます。 サッポロビールでも飲みながらね。

Posted byブクログ

2024/01/10

箱根駅伝を見て再読。 おとなになってからエンタメとしての読書を忘れていた自分に、読書の面白さを思い出させてくれた本。 とにかく続きが読みたくて仕方がない。今回も一気に読了した。 青春を体現するような本。 駅伝はすごく単調なスポーツな気がしてしまうのだか、この本を読んでその魅力を知...

箱根駅伝を見て再読。 おとなになってからエンタメとしての読書を忘れていた自分に、読書の面白さを思い出させてくれた本。 とにかく続きが読みたくて仕方がない。今回も一気に読了した。 青春を体現するような本。 駅伝はすごく単調なスポーツな気がしてしまうのだか、この本を読んでその魅力を知った。10人でタスキをつなぎながらゴールを目指す団体スポーツでありながらも、レースの中ではひとりひとりが孤独とたたかう。 “周りと闘っているのではない、自分自身とたたかうのだ。“ 本小説に出て来る10人もそれぞれが個性的、魅力的なキャラクターでそれぞれに共感してしまう部分もあり、レースの途中でハラハラとドキドキ、感動が止まらなかった。 熱い気持ちを持ちたいと思ったとき、自分に負けそうだと思ったとき、何かを諦めようとするときにまた読みに来たい。

Posted byブクログ

2024/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

年末から読み始めて、箱根駅伝までにと思っていたが、やっと読み終えた。年末年始やっぱり忙しかった。。。 2024年読了一冊目のこの小説は、今年の読んで良かった一番になるかもしれない。それほどの感動を頂きました。 ボロアパート竹青荘のユニークな10人は清瀬(ハイジ)の頭脳的説得(脅し)により箱根駅伝出場を目指すことに。。。 物語の中盤からは目が離せなくなる。 襷を繋ぐものは、 家族への蟠りや、好きな女の子のこと。自分の今までの人生を振り返ってみたり。 勝負とは関係ないことなのだけど、みんな自分の胸の内にある今一番大切なことを想いながら走る。 襷を待つものは、 それぞれの方法で緊張と戦い、襷を運んできてくれる仲間のことを想う。 これが竹青荘10人交互に描かれている。 その隙間に実際のタイムが記されているから、読んでるこちらはドキドキする。 そして一流のアスリートだから伝わるハイジと走の友情。気持ちいい。 三浦しをんさんの 何かに没頭し、極めていこうとする様子を描く青春小説。本当に素敵で気持ちいい。大好きです。 年始から嬉しい!感謝!

Posted byブクログ

2024/01/09

私はこの人みたいになれないな、と思う存在が、走のように真っ直ぐで誠実であったらどんなに幸せだろうと思う。 第一線を目指す分野で絶対勝てないなと思う人に失望することがあったタイミングだったので、清瀬は幸せで本当に良かったという気持ち。 それから書かれたのが少し古いからしょうがない...

私はこの人みたいになれないな、と思う存在が、走のように真っ直ぐで誠実であったらどんなに幸せだろうと思う。 第一線を目指す分野で絶対勝てないなと思う人に失望することがあったタイミングだったので、清瀬は幸せで本当に良かったという気持ち。 それから書かれたのが少し古いからしょうがないかもだけど、女子マネ的存在に恋しちゃうやつにウンザリしてるから星マイナス1...泣

Posted byブクログ

2024/01/06

箱根駅伝を見て久しぶりに読み返したくなった。 登場人物ひとりひとりの個性が物語を鮮やかにしている。走の成長が読んでいてうれしい。 ニコチャンや双子も大好きだけど、やっぱり走と清瀬の信頼関係が素敵でとても印象的。 また来年の一月ごろ、読み返したいと思う。

Posted byブクログ

2024/01/06

20240104読了。 箱根駅伝に興味を持った。走ることとはなんなのか。早くではなく強く。襷をつなぐ。10章なのは箱根の区間と合わせてる?

Posted byブクログ

2024/01/06

とても良い小説が読めました。 誰もが一度は耳にしたことがあり見たことがある箱根駅伝。そんな箱根駅伝に陸上部もない大学が挑むお話です。走るとは何なのか。また、強さとは何なのか。十人十色と言うにふさわしい10人の大学生たちがそれぞれの想いを抱えながら走る小説です。

Posted byブクログ

2024/01/05

箱根駅伝、10人がひとチームになって襷を繋いで、ただ走るだけのスポーツ。 私は、人が走る姿をテレビで見るより、自分が走りたいタイプなので、あまり興味無かったのですが、大会の選手の心理描写や裏方さんの動きなどが知ることもでき、読むなら正月です。

Posted byブクログ

2024/01/04

 正月と言ったら箱根駅伝。ということで、そんな箱根駅伝を題材にした本作を読んでみたのだが、内容は面白いの一言に尽きる。  たった10人(そのうち半数以上が陸上未経験者)で、たった1年足らずの練習で箱根を目指すというのだから、半ばは幻想的な要素もあるのだが、そこは置いておいても、内...

 正月と言ったら箱根駅伝。ということで、そんな箱根駅伝を題材にした本作を読んでみたのだが、内容は面白いの一言に尽きる。  たった10人(そのうち半数以上が陸上未経験者)で、たった1年足らずの練習で箱根を目指すというのだから、半ばは幻想的な要素もあるのだが、そこは置いておいても、内容につい引き込まれてしまう。人物描写、駅伝を走っている時の風景描写、時に挟む思わず笑ってしまう描写も含めて、全てが面白い。平坦なトラックではなく、アップダウンのある一般道を走るからこその面白さ、駆け引きなども伝わってきて、駅伝てこういうものなんだなあということが垣間見られる。

Posted byブクログ

2024/01/03

子どものころは興味が無かった箱根駅伝だが、今は正月の楽しみにしている。山の神やら双子のランナーは特に印象に残っている。何より、年初から頑張っている若者を見るのがすがすがしいのだ。 本書は箱根駅伝に初挑戦する弱小陸上部の話である。選手たちは同じボロアパートに住む仲間たち。長距離を専...

子どものころは興味が無かった箱根駅伝だが、今は正月の楽しみにしている。山の神やら双子のランナーは特に印象に残っている。何より、年初から頑張っている若者を見るのがすがすがしいのだ。 本書は箱根駅伝に初挑戦する弱小陸上部の話である。選手たちは同じボロアパートに住む仲間たち。長距離を専門にトレーニングしてこなかった学生が練習したところで箱根駅伝に出られるのはちと甘い設定ではあるが、いちランナーでもある私にはもう本当に興奮できる本だった。読んだタイミングもちょうど今年の駅伝と重なり、高揚感を味わえた。 本格的に走ったことが無い人には、走る喜びというのを実感するのが難しいかもしれない。著者がランナーかは不明だが(おそらく違う)、実際に駅伝に出ている大学の陸上部に取材して書き上げたようで、ランナー目線の臨場感はさすがだった。 最初は乗り気でなかった学生の面々が練習をするようになり、徐々に力をつけていく。今回初めて知ったのだが、箱根駅伝を走る学生は5キロ13~14分台のタイムらしい。テレビだと分かりにくいが、スゴい速さで走っているのだと驚いた。しかも、コースの一部が山で傾斜が厳しい。 他の大学との競争や、コースでの心理戦や、とても良く描けていると思う。おすすめの一冊である。

Posted byブクログ