リズム の商品レビュー
直接的に心に響くところがある。 私も自分のリズムを崩さずに生きて行けたらいいなって思う。 自分がやりたいことをやって過ごすって凄いことだとおもう。
Posted by
ふと手にとってそのまま読み終わる。森絵都は好きだけどずっと読んでなかった。いまちょっと悲しかったりどうしたらいいかわからない気分だったけどほっとした。こわいほどまっすぐな小説でなんか、純度が高い、これでいいんだろうか、とすら思ってしまう。でも考える前の、読み終わった感覚は、素直に...
ふと手にとってそのまま読み終わる。森絵都は好きだけどずっと読んでなかった。いまちょっと悲しかったりどうしたらいいかわからない気分だったけどほっとした。こわいほどまっすぐな小説でなんか、純度が高い、これでいいんだろうか、とすら思ってしまう。でも考える前の、読み終わった感覚は、素直に透明になっていく。これはリズムだ。世界がシンプルなのか、それとも自分がシンプルなのか、どちらでもかまわない。でも単純に考えて、大切なのはリズム、これは確かなことだ。こどもにぜひ読んでほしい。現代のこどものための、すばらしい小説なのは間違いない。
Posted by
―――中学1年生のさゆきは、小さい頃から近所に住んでいるいとこの真ちゃんが大好きだった。 ある日、さゆきは真ちゃんの両親が離婚するかもしれないという話を聞き……。 講談社児童文学新人賞を受賞した、幻デビュー作! かすみからの借りもん ものすごく軽く読める 1時間かからず...
―――中学1年生のさゆきは、小さい頃から近所に住んでいるいとこの真ちゃんが大好きだった。 ある日、さゆきは真ちゃんの両親が離婚するかもしれないという話を聞き……。 講談社児童文学新人賞を受賞した、幻デビュー作! かすみからの借りもん ものすごく軽く読める 1時間かからずに読了できてしまった 移りゆく環境の中でもしっかりと「自分」を保っていきたい
Posted by
中学生の未熟な恋のおはなし。 シンプルできれいな文章で、あっという間に読み終えちゃう。 でも、大人になっちゃうとあんまり読みごたえがないかも。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
森絵都さんのデビュー作。子どもの頃の仲間が大人になっていくにつれてみんなバラバラになっていく。今まで当たり前にあったものが崩れなくなっていく。それを受け止め成長していく中学生の主人公。表現が優しくあっという間に読めた作品。
Posted by
森絵都さん8作品目。デビュー作。 姉妹と兄弟で親戚同士。 家族同様の付き合いをしてきた4人。 昔のようには戻れない刹那さと 可能性を信じて突き進む希望が交錯する。
Posted by
中1女子の気持ちっつーのは、こんな感じなんすかね??なんて考えていたら、20年前の作品だったことにびっくり!
Posted by
私はお姉ちゃんのように、川に行くと決めたら川に行かないと気がすまない性格なので、主人公がすごく羨ましい。こんな風に素直に自由に前向きに生きてこれたら。中学生の頃に読みたかった。 でもそういう憧れるような自由な人でも、私の分からない悩みもあるのだな。誰でも当然同じくらい悩みも辛いこ...
私はお姉ちゃんのように、川に行くと決めたら川に行かないと気がすまない性格なので、主人公がすごく羨ましい。こんな風に素直に自由に前向きに生きてこれたら。中学生の頃に読みたかった。 でもそういう憧れるような自由な人でも、私の分からない悩みもあるのだな。誰でも当然同じくらい悩みも辛いことも考えることもある。でもでも、それなら自分に素直に自由に生きた方が絶対いいに決まってる、と思ってまた凹む。 結局いちばん共感するのはお姉ちゃんで、すごくせつなくてすごくつまんない普通。
Posted by
高校生の頃にハードカバーの方を読んだのに、そのことを忘れて買ってしまったらしい。というわけで再読ということで(笑) 最近の森絵都の作品の出来を知っているからこそ、初期の作品のストーリーの起伏のあやふやさが目にとまった。 流れや主張したいことについての書き方はそこまで変わっていな...
高校生の頃にハードカバーの方を読んだのに、そのことを忘れて買ってしまったらしい。というわけで再読ということで(笑) 最近の森絵都の作品の出来を知っているからこそ、初期の作品のストーリーの起伏のあやふやさが目にとまった。 流れや主張したいことについての書き方はそこまで変わっていないのだけれど、物語全体の緩急があまり良くないように感じた。 それでも内容自体はいつもの森絵都らしく、少女の成長する過程の気持ちが少女らしい視点から一見単純に、しかしよく考えると繊細に書かれている。 中学1年生にしては結構大人っぽいようにも思えるけれど。 リズムと一緒に買ったゴールドフィッシュも高校時代に読んだのだと思うのだけれど、どうせならこちらも続けて再読したい。
Posted by
――変わらないものが、あたしは好き―― わたしも変わらないものが好きです。だけど、やっぱり知らず知らずのうちに周りも自分も変わっていく。 中学生のときにこういった瑞々しい小説を読んでどっぷり共感できたときの気持ちが今は得られないことを寂しいと思いました。 「さゆきちゃん...
――変わらないものが、あたしは好き―― わたしも変わらないものが好きです。だけど、やっぱり知らず知らずのうちに周りも自分も変わっていく。 中学生のときにこういった瑞々しい小説を読んでどっぷり共感できたときの気持ちが今は得られないことを寂しいと思いました。 「さゆきちゃんも大人になればわかるわ」 ――おばさんも子供にもどればわかるのに 「本物の海はもっと深くて濃くて透きとおってるし、もっとしょっぱいよ」 「うん、こんなに甘くない」 「まわりがどんなに変わっても?」 「うん」 「あたしは、あたしのままで……」 「いられるよ、きっと」 さらっとした文章で軽く思えるのに、わたしにとってはひとつひとつの言葉が重くて輝いていて、つい過去を思い出して、泣いてしまいました。 この気持ちを忘れたくないと思った。
Posted by