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リズム の商品レビュー

3.6

154件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

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2020/07/24

いい大人になってから初めて、森絵都さんの作品を読んだ。ジュブナイル文学の人、というイメージだったので、敬遠していた。というか、手に取る機会がなかった。楽しめた。ジーンと来た。読まず嫌いだった。もったいない。森絵都さんの本をもっと読もうと思った。

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2020/01/09

 1990年に第31回講談社児童文学新人賞、鹿児島市が市政100年を記念して制定した椋鳩十児童文学賞を1992年(第2回)に受賞した、デビュー作。  読みやすく平易な文体で語られる中編小説。随所に色を使った表現が見られ、それが非常に印象に残る。内容は簡単なのだが、考えさせられるこ...

 1990年に第31回講談社児童文学新人賞、鹿児島市が市政100年を記念して制定した椋鳩十児童文学賞を1992年(第2回)に受賞した、デビュー作。  読みやすく平易な文体で語られる中編小説。随所に色を使った表現が見られ、それが非常に印象に残る。内容は簡単なのだが、考えさせられることも多い作品。知らず知らず誰かに合わせて生きているのではないか、自分らしさって何だろう、自分の存在意義は何か、などなど。大人になるにつれてつい日常生活の中に埋没してしまうものをうまく掬い取ってくれている作品のように思う。

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2019/03/26

サクっと読めて気分転換に良し。 主人公の年頃が中学1年生という設定は随分と久しぶりに読んだ気がするが、これがまぁ忘れ去っていた微妙な年頃の気持ちの揺れ具合を自然と思い出させてくれて心地よかった。 絵都さんの文章は1日1日がキラキラしていた頃の描写が生き生きしていて素敵。 真...

サクっと読めて気分転換に良し。 主人公の年頃が中学1年生という設定は随分と久しぶりに読んだ気がするが、これがまぁ忘れ去っていた微妙な年頃の気持ちの揺れ具合を自然と思い出させてくれて心地よかった。 絵都さんの文章は1日1日がキラキラしていた頃の描写が生き生きしていて素敵。 真ちゃんみたいな憧れの幼馴染いいなぁ。 リズム、そうね。もっと早く読んでいればよかったなぁ。

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2019/01/20

2019.1.19 上木図書室にて 憧れの真ちゃん プレハブ小屋 かわいい湯たんぽ 海 バイク 自分が自分らしくいれない時は、自分のリズムを感じること。自分のリズムを大切にすること。

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2018/12/08

未来が素敵なもので溢れるように、『いつか』の日に笑っていられる様に今日を生きていきたい。 子供たちも、子供が終わってしまった大人たちにも素敵なことが溢れる『いつか』でありますように。

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2018/08/12

主人公は中学1年の女の子 恋する相手はバイト生活でバンドで夢見る幼馴染の高校生 これまでずっと存在していたものが無くなる変わる。 自我が芽生え始める中学1年 思い返すと僕もそういう経験がある。 今振り返ると本当の幼馴染(小学校入る前くらい)って大人になると交流がなくってしまう...

主人公は中学1年の女の子 恋する相手はバイト生活でバンドで夢見る幼馴染の高校生 これまでずっと存在していたものが無くなる変わる。 自我が芽生え始める中学1年 思い返すと僕もそういう経験がある。 今振り返ると本当の幼馴染(小学校入る前くらい)って大人になると交流がなくってしまう気がする。 久しぶりに連絡しようと思っても連絡先を知らない場合が多いからかも。。 本作は変わらないものはないという現実をしっかりと読者に突きつける。 主人公がこの先どうなるかは読者の経験から想像、妄想することになる。 1時間くらいで読み終わるので寝る前にサクッと読めたのが良かった。 尚、著者のデビュー作

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2017/08/27

読後感の良い本だ。女子中学生が主人公って、直前に読んだ『西の魔女が死んだ』と年代は同じなのだが、本書のほうが自分の「充実していた」中学時代に近い感じだ。東京から2時間半もかかる千葉のはずれという設定だが、「月の砂漠」海岸までバイクで1時間半って何処だろう? 何気ない日常を描写して...

読後感の良い本だ。女子中学生が主人公って、直前に読んだ『西の魔女が死んだ』と年代は同じなのだが、本書のほうが自分の「充実していた」中学時代に近い感じだ。東京から2時間半もかかる千葉のはずれという設定だが、「月の砂漠」海岸までバイクで1時間半って何処だろう? 何気ない日常を描写しているのに、さゆきの優しさが伝わってきて感動しながら読んだ。テツのおばさんの「仮病ったって、立派な病気だよ」という台詞が良い。人生や子どものことをちゃんと判っている。こんな親でありたかったと反省。

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2017/08/09

1時間くらいで読めちゃうのに、読み終わった後に未来を生きてゆくことが楽しくなるお話。普段見ている自転車を立ち漕ぎをしている少年の後ろ姿の先に、「きらきらした未来が広がってるんだろうなあ」とか、そんなちょっと普段思えない感覚を持てちゃいます。夢や未来、甘酸っぱさや青春を吸い込めます...

1時間くらいで読めちゃうのに、読み終わった後に未来を生きてゆくことが楽しくなるお話。普段見ている自転車を立ち漕ぎをしている少年の後ろ姿の先に、「きらきらした未来が広がってるんだろうなあ」とか、そんなちょっと普段思えない感覚を持てちゃいます。夢や未来、甘酸っぱさや青春を吸い込めます。 さゆきと同い年のときにも読んでおきたかった! 「やりたいことが見つかったら、怖がらずにぶつかってけよ。体当たりでドッカンとさ。やりたいことやるために生まれてきたんだからな、おれたち」 「未来はぽっかり空いているからいいのよね。できるだけすてきなことでうめていきたいわ」

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2017/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森絵都さんのデビュー作。さゆきは中学1年生。近所に住むいとこの真ちゃんが小さい頃から大好きだ。とても好きな世界でした。自分が中学生の時に読んだらどう感じたかな。

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2016/09/10

カラフルに続いて。 テンポいいなぁ、この人の本。児童文学で賞を取っているように、中学生、高校生が読んだら思うところがありそうな気がします。 何か特別なことが起こるわけじゃないんだけど、だからこそそこで湧き上がる感情を大切に。短くて読みやすい本。

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