傷はぜったい消毒するな の商品レビュー
常識とはつねに変わっていくものなんだなと思った。 面白かったけど、「知らないでいること」の怖さも感じた。勉強になりました。
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パラダイムとは何か?科学とは何か? 考えさせられる1冊です。 現代科学を盲信せず、絶えず「反証」することが 大切だと思います。
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現在、傷の治療で多くの病院でとられている方法が、 「消毒をして乾燥させる」というもの。 それに対して、この方法では人体に害を与え、傷の治りは遅くなる。 と言うのが、著者の主張で、「消毒しない、乾燥させない」ほうが、 痛みもなく、傷が早く治ると言うことが、 科学的に書かれて...
現在、傷の治療で多くの病院でとられている方法が、 「消毒をして乾燥させる」というもの。 それに対して、この方法では人体に害を与え、傷の治りは遅くなる。 と言うのが、著者の主張で、「消毒しない、乾燥させない」ほうが、 痛みもなく、傷が早く治ると言うことが、 科学的に書かれています。 具体的な治療の方法などは2章まで読めば載ってますし、 著者のHP(新しい創傷治療)に紹介されてます。 ただ、なぜこうなってしまったか? の原因である「パラダイム」についての著者の考えはおもしろいです。 パラダイムとは、 「ある時代や分野において支配的規範となる【物の見方や捉え方】のこと」 会社などで、「なんでこんなくだらないことを?」って思っていたら、 「昔からやってるから」みたいなヤツですね。 このパラダイムのシフトには、「信者が死ぬまで変わらない」 という著者の意見には”なるほど”ですね。 いくら科学的・論理的な根拠を積み重ねようと、 専門家は今まで自分が主張してきたことを 自分で否定するのは難しい。 だから、みんな分かっていても、「死ぬまで変わらない」ですかね。 「死ぬまで待ってられない」小泉さんは「自民党をぶっ壊す」行為に出たんでしょうね。 ただ、かなり壊してくれましたが、死んではいなかったみたいです。 「自民党をぶっ殺す」までやる必要があったあんですね。
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傷や火傷は消毒せず乾燥させなければ痛まずきれいに早く治る!常識を覆す「湿潤治療」に目から鱗が落ちまくりだ…。子を持つ親は必読じゃないかこれ。俺はさっそく白色ワセリン買った。プラスモイストも買わねばだ!
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これまでの常識はなんだったんだ?というような内容です。夏井先生の推奨する湿潤治療が多くの医師・世の中に広まることを切に願います。医療関係者だけでなく、よく怪我をする小さな子を育てているひとにも是非読んでほしい1冊です。
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怪我の手当について一読の価値ある本。 知識をブラッシュアップするのにも役立つので、看護学生にもおすすめ。 ただし、院内にて主張すべからずって基本を押さえておくこと 笑
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誰もが常識だと思い込んでいた「擦り傷」の治療法を疑って、根底から覆す画期的な治療法「湿潤療法」を開発した著者による科学書。 皮膚を生態系として捉えた視点も面白いが、重要なのは世の「常識」というものが実はたいした根拠がなかったり、昔の間違った知識の上に成り立っている事がある、という...
誰もが常識だと思い込んでいた「擦り傷」の治療法を疑って、根底から覆す画期的な治療法「湿潤療法」を開発した著者による科学書。 皮膚を生態系として捉えた視点も面白いが、重要なのは世の「常識」というものが実はたいした根拠がなかったり、昔の間違った知識の上に成り立っている事がある、という事。そして、その常識に基づいた権威や利害関係ができてしまっていると、パラダイム・シフトを起こす事が非常に難しくなる、という事。人類は、とくに科学者や政治家といった人たちがもっと思想的に自由にならなくてはいけない。
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第1章は、なぜ「消毒せず、乾かさない」と傷が治るのか。 読み進むほどに、従来の「消毒して乾かし、痛みを伴う」治療との違いを理解し、医師の間でもっと湿潤治療が広がって欲しいという願いが強くなります。
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傷は消毒して乾かす――っていうのが、いけないことをダブルでしていたのだという、まさにパラダイム転換の書。消毒薬を塗るとぴりぴりするのは、効いていたんじゃなく、細胞が破壊されて痛かったんだ(泣)。化粧品もいけない(とくに乳化剤)らしいのだけど、さすがにそこまでは思い切れず、いろいろ...
傷は消毒して乾かす――っていうのが、いけないことをダブルでしていたのだという、まさにパラダイム転換の書。消毒薬を塗るとぴりぴりするのは、効いていたんじゃなく、細胞が破壊されて痛かったんだ(泣)。化粧品もいけない(とくに乳化剤)らしいのだけど、さすがにそこまでは思い切れず、いろいろ中途半端に試し中。
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【きっかけ】 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51237055.html (弾さん) http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/07/post-1028.html (情報考学) htt...
【きっかけ】 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51237055.html (弾さん) http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/07/post-1028.html (情報考学) http://d.hatena.ne.jp/founder/20090821/1250803782 (成毛眞ブログ) 既存の医療に攻撃的で、ハラハラする論調だが、論理的。 私自身、「切り傷は治り易いが、擦り傷は治りにくい」。 これは、傷口へのばい菌の付着具合。 擦り傷は、傷口に土壌細菌(ばい菌)を塗りこんでいるからだと理解していた。 だから、消毒をしていたし、細菌が繁殖しないように乾燥がよいと理解していた。 でも、この本にもあるが、説明できないのが、肛門付近の傷、傷ついて血がでたあとに大便が通過するのは、耐えられない恐怖だったのだか、そこから化膿など経験していない。←説明できなかった。 以上の疑問もすぐに解決。 古典的な医学分野において、地動説と天動説の例で、「パラダイム」という。 読了後は、スッキリして、自分も試してみたくなる。「湿潤療法」 【ポイント】 4/「傷は消毒してガーゼをあてるという治療は、科学的根拠のない単なる風習にすぎない。 112/「化膿するとは」 「液体が留まっていて澱んでいること」 125/(著者の当直見習いの頃)こういう時、研修医の頼りはベテラン看護士。 めったに縫合したことない指導医よりも、ベテラン看護士は実際的な知識を持ている。 150/パラダイムとは・・ 「その時代の人がみんな正しいと信じていたこと」 パラダイムは、真実であるかどうかは関係なく、みんなが信じているということが重要。 236/第11章「生物進化の過程から皮膚の力を見直すと」 297/あとがき 「臨床医学は曖昧な部分を持っている。そこには医学の非科学的な部分が存在し、それこそが医学の本質なのだ」
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