傷はぜったい消毒するな の商品レビュー
10章だけでもすごく参考になった。 手の洗い過ぎはいいことか、シャンプーについてなど、自分が知りたかったことが書かれてあった。
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湿潤治療について書かれている。原則、傷を消毒しない、消毒薬を含む薬剤を治療に使わない、創面を乾燥させないなど、今までの常識を覆す内容ばかりであった。傷のジュクジュクこそが最大の治療薬で、それを最大限に活かしてくれるものがプラスモイストや傷パワーパッドで、それで創部を覆うとあっという間に傷が治ってしまうとのこと。早速、子どもが怪我したときに実践したところ、ほんとにキレイに治ってしまった。驚きである。
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湿潤療法については噂に聞いていたが、正当なの治療法として今後定着するのか数年先を見てみたい。 まずは自分がケガをしたときに試してみたい。 楽しく読めたのだが、最後の筆者の生命進化についての推測論文は不要。
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目次を読むだけで面白いことがわかるが、勿論内容も期待を裏切らない。 医学の非科学性という側面に気付かされると同時に、常識の危険性に思い至る。 著者は、雑多な内容になってはいるが根底にあるのは科学的な追求であると言っている。ものを考えるとはこういうことなのだろう。
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湿潤療法の開発者の書だが、湿潤療法のレベルを遙かに越えて、外胚葉と中胚葉の形成の仕方から、神経の伝達物質がなぜ皮膚の再生を促すかを考察するにまで至っており、非常に刺激的な一冊だった。
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20120301 個人的に命令口調のタイトルがつく本は大体ツマラナイというイメージがあったけど、この本は久しぶりに五つ星! インラインスケートやフットサルで散々お世話になった湿潤治療(カサブタを作らない傷治療)の考案者が語る医学会のパラダイム。 医学史から進化論まで幅広いジャ...
20120301 個人的に命令口調のタイトルがつく本は大体ツマラナイというイメージがあったけど、この本は久しぶりに五つ星! インラインスケートやフットサルで散々お世話になった湿潤治療(カサブタを作らない傷治療)の考案者が語る医学会のパラダイム。 医学史から進化論まで幅広いジャンルから傷治療について知ることかできるけど、特に皮膚を生態系とする考え方が面白く、タイトルの意味も素直に受け入れられた。 臨床データと筆者の私見を行ったり来たりするところがあるので、信じて読み、 疑って読み、と一冊で二度おいしい。 前書きにある「知の荒野に遊ぶ楽しさ」を満喫できる良書です!
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自分の中では皮膚は考えるに 次ぐ良本 生物学的考察が非常にイマジネーションを駆られる 現場の形成外科の現場からカンブリア期前の生物の進化まで 広い考察が非常に惹かれてやまない 現代の医学ってこんなものと理解するにはちょっと毒が強いような気もするが。。。
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消毒しない、傷口を乾かさない湿潤治療を提唱する本。「やってみよう」と思わせるのがすごい。これから怪我をすることがあったら、ワセリンを塗ってラップをする!そういや前に軽い火傷をした時、オロナインを塗ったらすっと痛みがひいたな~(保湿効果?)。早速、シャンプーと石鹸を使うのをやめてみ...
消毒しない、傷口を乾かさない湿潤治療を提唱する本。「やってみよう」と思わせるのがすごい。これから怪我をすることがあったら、ワセリンを塗ってラップをする!そういや前に軽い火傷をした時、オロナインを塗ったらすっと痛みがひいたな~(保湿効果?)。早速、シャンプーと石鹸を使うのをやめてみた。ハンドクリームもワセリン一本にしてみようか。 湿潤治療のことだけではなく、結構色んな方向に話が飛ぶ。ケガの手当ての歴史、医学のパラダイムシフト、生物進化等々。第11章の生物(主に細菌)の進化の話は、文系の私には辛かったです。
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「湿潤治療」の本。うーーん、なーーるほどーー、と、トリビア感。医者は「パスツールの亡霊」によって消毒しまくる。今度怪我したら消毒しないでサランラップを巻いて治そう。さて、図書館に本を返却がてら白色ワセリンを買いに行こうかな。
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筆者が発見した傷の治療方法の詳しい解説から、医学のパラダイム、皮膚の科学。 医学について、全く知識のない、そして、医学のパラダイムなんて考えたこともなかった私でも、わかりやすく、そして興味深く読めたのは、よくよく構成された本だからだろう。難しいことをわかりやすく説明してくれている...
筆者が発見した傷の治療方法の詳しい解説から、医学のパラダイム、皮膚の科学。 医学について、全く知識のない、そして、医学のパラダイムなんて考えたこともなかった私でも、わかりやすく、そして興味深く読めたのは、よくよく構成された本だからだろう。難しいことをわかりやすく説明してくれている。
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