フィルム の商品レビュー
佐賀の泊まれる図書館、暁で読んだ本。 日々の日常の中で一瞬動く感情を捉えた短編集。 脚本家、放送作家でもあることから描写がどれも映画になりそうで、表現が白々しい部分もあるけど素敵。 特に、相手の女性が自分とは違う場所にいると気づいた男性の感情を描写した青山クロッシングが、都会の...
佐賀の泊まれる図書館、暁で読んだ本。 日々の日常の中で一瞬動く感情を捉えた短編集。 脚本家、放送作家でもあることから描写がどれも映画になりそうで、表現が白々しい部分もあるけど素敵。 特に、相手の女性が自分とは違う場所にいると気づいた男性の感情を描写した青山クロッシングが、都会の華やかさ、冬の冷たさと青山通りの喧騒とあわさり、印象的。 (引用) 2人の男は結局何も言い出せないまま、表参道の交差点まで歩いてきた。そして毎日多くの人間を飲み込んでいる地下の穴に、それぞれの女性と共に吸い込まれていった。
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短編集。 フィルム。 なんだか切ないような寂しいような。 セレンディップの奇跡。 学生の頃住んでたとこのすぐそばが舞台。 なんだか懐かしかった。 主人公達の年齢が近いせいか、どことなくしみる本。
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短編集。おくりびとは好きだったので買ったけど、自分には合わなかったなあ。文体が単調なのと、各話がどれも似たような感じに思えて、いまいち引き込まれなかった。
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20130504読了 短編集。ほっこりする感じ。「セレンディップの奇跡」「ラブ・イズ.....」「タワシタ」が良かった。 セレンディピティ→探しても見つからない、価値ある楽しいものを偶然に見つける能力 Love is mirror.
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小山さんはインタビューや対談を通して、以前から興味をもっていた人。 といっても小説も書かれているとは知らなくて、書店で見かけて即買い。 そう分厚くもない1冊に10の短編。 もっともっといろんなタイプの人物像も、読んでみたい。
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"お気に入りの喫茶店で、煙草とハンカチを用意してゆっくりゆっくり読んでください"と書かれた本屋のポップに惹かれ購入。 短編集はあまり好きではないのだけど、これは読後感がどれも良くって気持ちよくページがめくれた。 セレンディップの奇跡とタワシタが個人的に好きだな...
"お気に入りの喫茶店で、煙草とハンカチを用意してゆっくりゆっくり読んでください"と書かれた本屋のポップに惹かれ購入。 短編集はあまり好きではないのだけど、これは読後感がどれも良くって気持ちよくページがめくれた。 セレンディップの奇跡とタワシタが個人的に好きだなー 心が温かくなる一冊。
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断絶状態にあった父の遺品に未現像のフィルムが見つかり、現像するかどうか悩む主人公とその結末を描く表題作『フィルム』をはじめ、10編の話が収められた短編集。 全体的に男のロマン(?)的な雰囲気がにじみ出る。 女性が読むと「男って馬鹿だね」みたいな感想をいただけそうな気がするし、男...
断絶状態にあった父の遺品に未現像のフィルムが見つかり、現像するかどうか悩む主人公とその結末を描く表題作『フィルム』をはじめ、10編の話が収められた短編集。 全体的に男のロマン(?)的な雰囲気がにじみ出る。 女性が読むと「男って馬鹿だね」みたいな感想をいただけそうな気がするし、男性が読むと「あぁ、こういうこと考えるよね」と苦笑しながらも、共感するところがあると思う。 最先端を取り入れてきたレストランプロデューサーが自分のやり方に壁を感じて思い悩む中、「最先端」を意味する『アウトポスト・タヴァーン』という酒場に訪れる話、都心のタクシー運転手が鎌倉までの客を乗せる『鎌倉の午後三時』あたりが好み。
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タイトルで手にとった一冊。薫 堂さんらしいおしゃれなエピソード満載。個人的にはやっぱり"フィルム"がお気に入りですかね~ :)
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帯タイトルは、 「まじめに働き、真剣に恋をする。 だけど、 うまく行かないときだってある――。」 帯タイトルと装丁に魅かれて購入しました。 10の短編集。 『おくりびと』の脚本を書いている放送作家さんでもあるんですね。 知らなかったー。苦笑 短編ですが、...
帯タイトルは、 「まじめに働き、真剣に恋をする。 だけど、 うまく行かないときだってある――。」 帯タイトルと装丁に魅かれて購入しました。 10の短編集。 『おくりびと』の脚本を書いている放送作家さんでもあるんですね。 知らなかったー。苦笑 短編ですが、 登場する人はほとんどが40代以降の男性。 仕事で成功してる人や、失敗してる人。 だけど、 何かが足りなくて 過去にそれを探しにいくお話。 「男の仕事にとって、 女の涙ほど鬱陶しいものはない。」 なんて言葉が登場すれば、 「男は過去のいい時間にすがって生きる。 女は未来のいい時間を求めて生きる。」 「あの頃は全てが新鮮だった。 前に進むことも、後ろにさがることも、 生きている喜びにつながった。」 なんて言葉も登場したりして。 個人的には、 『セレンディップの奇跡』が好き。 これは、私の中でこの作品中で抜群にロマンチック。 下がってから上がる感じがグッドです。
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小山薫堂さんの文章が好きだったので、手に取った。短編はあまり好きではないのだけれど、『フィルム』に収められたストーリーはどれも素敵だった。短編もいいな、と思えた。 全体に、過去にしがみつく男性の弱さと未来を見つめる女性の強さが描かれている。
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