フィルム の商品レビュー
帯の“まじめに働き、真剣に恋をする。だけど、うまく行かないときだってある。”っていう言葉どおり、 歯痒さを感じさせるお話ばかり。 中でも「青山クロッシング」っていう話はぐっとくる内容で印象的だった。
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粒揃いの短編集。 もし物語になんらかの観点で点数や価格をつけるとしたら、この十の物語はきっと同じ値になる。 登場人物や設定、展開は勿論異なるんだけど、均質。 綺麗に綺麗にまとまる。 なるほど、という感じ。 わたしは「青山クロッシング」が一番好きかな。これが一番劇的じゃないから。
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「おくりびと」の脚本を手掛けた小山薫堂さんの作品。 印象深いのを挙げると・・・ 「スプーン」エスプレッソの本場の飲み方を知る。「苦いからだよ」に爆笑。確かにそうですねごもっとも。 「タワシタ」天然氷の焼酎飲みたい。酒問答してくれるバーに行きたい。桜見ながらシャンパンラッパ飲み...
「おくりびと」の脚本を手掛けた小山薫堂さんの作品。 印象深いのを挙げると・・・ 「スプーン」エスプレッソの本場の飲み方を知る。「苦いからだよ」に爆笑。確かにそうですねごもっとも。 「タワシタ」天然氷の焼酎飲みたい。酒問答してくれるバーに行きたい。桜見ながらシャンパンラッパ飲みしたい。苺ピザ食べたい。仲間が増え、お店が出来あがるまでにアイデアが続々と出てくる所がとてつもなく好き。以下好きなアイデア「ライカ常備」「バーの中の図書館」「絵具とパレット」「ワイン値札式」「愛の生まれる場所」「ワインデリバリー」「お取り寄せフード」「タワシタ」 「青山クロッシング」絵美苦手。「今夜は月がきれいですね。」 「セレンディップの奇跡」人生は偶然と選択の連続。偶然はなく必然なのだという言葉もありますが、それを必然だと言えるのはいつも後になってから。どうか私にもセレンディピティがありますように・・・。
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放送作家の方らしい、映像が鮮やかに思い浮かぶ短編集だった。上品なTVドラマを見ている感覚かな。いずれもさりげなく食べ物の話題が盛り込まれているのもわたし好み*初めての著者だったけど、他の作品も読んでみたい、と思った。
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「おくりびと」の脚本でも知られる著者による短編集。社会的には成功している男性が主役の話が多い。表題作や「セレンディップの奇跡」は素敵な話。よくも悪くも洒落ているので、人間臭さがもう少し欲しかった。
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さすが「おくりびと」の薫堂さん。 よく聞くFMラジオのあの軽妙なおしゃべりのDJさんとは思えず… でも、おしゃべりも楽しいから、やはり人の心をつかむのがうまいってことか。 とにかく、よくできた短編ばかり。 私は最近「おくりびと」のDVDを観たので、あ、このエピソードは 「おくり...
さすが「おくりびと」の薫堂さん。 よく聞くFMラジオのあの軽妙なおしゃべりのDJさんとは思えず… でも、おしゃべりも楽しいから、やはり人の心をつかむのがうまいってことか。 とにかく、よくできた短編ばかり。 私は最近「おくりびと」のDVDを観たので、あ、このエピソードは 「おくりびと」と一緒… うまく使っていますね、薫堂さん。 妙に親近感を抱きながら、読んだ一冊。
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泣きたい時にもどうぞ。 自分の中にちょっと見てみないふりして置いてあるジクジクしてるところ、突かれたりします。 計算された感動かも?と思ったりもするけれど、それも一興。 名前や言葉に特別な意味を与えて、物語が進行するところが好きです。
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三十年も音信不通だった父親の訃報が山梨の老人ホームから届き、遺品の整理に出かける。 父親は居ないものとして顔も忘れて育った主人公だったが、遺品にあった一本のフィルムが父親との関係を考えるきっかけになる。
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最近読んだ作品の中でほっこりと温かくなりました。 脚本家の作品だけあって、映像が目に浮かぶ…これは誰に演じてほしい、なんてことも思わず思う私でした。 こんなの物語の中だけだよ、っていう偶然の積み重ねも、もしかすると東京のどこかにあるのかもしれない。と、いうか、自分も案外こんな風...
最近読んだ作品の中でほっこりと温かくなりました。 脚本家の作品だけあって、映像が目に浮かぶ…これは誰に演じてほしい、なんてことも思わず思う私でした。 こんなの物語の中だけだよ、っていう偶然の積み重ねも、もしかすると東京のどこかにあるのかもしれない。と、いうか、自分も案外こんな風に一日の中のどこかの物語の中に組み込まれているのかなぁなんて思わせてくれる軽快な物語。 「セレンディップの奇跡」は是非映像で観たいなぁ。 それから「青山クロッシング」の若い恋人たちの気まずさに共感して、「アウトポスト・タヴァーン」と「パイナップルラプソディ」「スプーン」の男と女のもめごとはにどきりとする。 きっと日常にもこんなできすぎないい話があるはず。 そんな風に元気づけられた一冊でした。
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あまり万人受けは、しないだろうけど。 読みやすく、ひとつひとつが終わった後に心が暖かくなる短編集だった。 ゆっくりカフェオレでも飲みながら、読んで欲しいです。
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