ひかりをすくう の商品レビュー

橋本紡【著】

真面目で頑張りすぎて疲れちゃう人に読んでほしい。

[yuki]

パニック障害の治療に専念するため仕事を辞めることにした智子と一緒に暮らす哲ちゃんは共に都心から離れて暮らし始めた。自分のことを大切に思ってくれる人と暮らす静かな日々は心を元気にしてくれる。頑張らないように頑張って自分の好きなように生きるのも幸せ。凹んだ時に読むと心が温かくなるお話です。橋本作品では一番のお気に入り。

2022/08/28

寄り道しても、立ち止まっても、生きていることに変わりはない。

刺激ばかりが人生ではないと教えてくれる一冊。

2022/01/26

2022.1.26
三、四時間で読了。
この手の話は、過度に純粋で可愛く、妙に洒落てるのが多いけど
そこまでじゃない所がよかった。
都会でもなく田舎でもない空気感も◎でした。

2020/09/16

パニック障害になり、仕事をやめた智子は都会を離れ、パートナーの哲ちゃんと田舎暮らしを始める。
料理に風景。穏やかな田舎暮らしの日々が智子の心に息を吹き込んでいく。
派手な展開はないけど、穏やかで優しい時間が流れ、読んでるこちらまで癒される。

一生懸命過ぎてはダメで心にはバランスが必要。
あぁ、誰も知らない田舎でのんびりと暮らしてみてぇ～と思える一冊。

2016/12/27

「疲れた心」に寄り添ってくれる、そんな一作だと思うけど、本当にパニック障害になるほど追いつめられる人が読んだら、ぬるい！って思うんじゃないかな。

才能があるのに、引き止められているのに、全てを捨てざるを得なくて。
大人ふたりで田舎の一軒家に暮らし、仕事を持たず、好きなものに囲まれて毎日を過ごす。
憧れますよ、そんな生活。
でも、せめて哲ちゃんくらいはコンビニバイトでも農家の手伝いでもいいから働いてくれないと、私だったら生活の不安に押しつぶされる。

不登校の女の子が簡単に（手作りケーキひとつで）両想いになって、学校に通えるようになるというのもそうなんだけど、極端な設定ありきなところが賛否の別れるところなのではないでしょうか。
そういうのを好きな人もいるからねえ。

2015/09/21

さて、この本読み始めた時は
「なんだ、良くあるちょっとおしゃれなスローライフ系小説か。け！へそが茶を沸かすぜ」
と、思ったのですが読んでいくうちに仕事に打ち込み過ぎて心が壊れてしまった境遇や、いつかはお金の心配もしなければいけないけれどもとりあえずは心のメンテナンスの為に一度全てを投げ出す事の必要性が上手い事伝わってきて結局はなかなかいい話だったなあと。

心の病で重要なのは理解のあるパートナーですね。仕事していると誰でも心の沼みたいな部分にずぶずぶと嵌ってしまいそうな瞬間があると思います。そんな時に「逃げてもいいよ大丈夫大丈夫」と言われると逆にスッと楽になって、問題に立ち向かえるのを僕自身体験しているのでとても良く分かるなあと思える部分がありました。

2015/10/15

2009.6読了。
裏表紙のパニック障害という単語に反応して購入。当時、この病名を突きつけられ不安ばかり感じていた私には少し気を楽にしてくれる話でした。でも、そうそう簡単に克服できるものではないのです…

2015/02/16

仕事に追われ精神的にまいってしまった主人公が職場で知り合った同僚と付き合い、そして一緒に暮らしてながら病と戦う話。基本日常がゆったりと流れてます。

2019/05/26

嫌いじゃないけど・・・。
こういうのんびりした暮らし方も悪くはないとは思うけど・・・。
なんか逃げてる感じがしなくもない。
明るく前に進むっていうよりは、進むのを半ばやめちゃってるような。

2013/08/22

仕事の忙しさからパニック障害をもった女性が東京から離れた場所で恋人とともに自分たちの暮らしを見つけていくお話。こころにじんわり届く言葉、思い合うふたりのやりとり、美味しそうなご飯を食べる様子と、心が小さな幸せに満たされた。とても優しい本。疲れた時にもう一度読みたい。