モノレールねこ の商品レビュー

加納朋子【著】

2015/04/25

普段は読まないジャンルの本を薦められたコトがキッカケで読んだけど、見事にやられて、また読み返したいという本になりました。

2015/04/17

”ザリガニの話で泣くなんて思いもしなかった”

もうね、帯の通りです。
バルタン、おまえ最高にイカした奴だよ。

８つのお話から成る短編集。
どれも決して目を見張るようなお話ではないけれど
ほっこり温かい気持ちにさせてくれます。
誰かとゆったり共感したいお話ばっか。

「そんなに負けるのは悪いことかなあ…だって負けるやつがいなきゃ、勝つやつもいないだろ」(『マイ・フ―リッシュ・アンクル』)

カスミが泣けてよかったー。

2015/05/07

短編集。
どれも、「死」という重いものが素材だけれど、
なぜが、読後感は優しい。
様々な別れを受け入れながら
生きているのだ。
人も、ザリガニも。
お気に入りは「モノレールねこ」
名前の由来が、他人事（他猫事？）とは思えない。

2015/03/16

　全部良かったけど，ひとつだけ挙げれば「マイ・フーリッシュ・アンクル」。

　叔父さんが何故全ての努力を放棄して家にいたのか。
それが亡き家族への手紙で分かる。

　この人の作品には，柔らかに相手を思える人が多いんだろうなあ。

2015/03/06

ありきたりな感じでつまらなかった。
一番最後のバルタンの話ぐらいは面白かった。
泣くほどでもないけど。

2014/11/26

they are very short 8 stories,
but get my mind all of them. mono rail cat, a dog in the puzzle, my foolish uncle, castl of Cinderella, a same time and next year, the butterfly, potos tree, eternal day of Valutan are graceful!!

2014/11/11

大人のためのファンタジー童話と言うのかな、奇をてらったオチはなく、どの話もすんなりと収まるところに収まる短編集。かと言って地味な訳でもない。その匙加減というかバランスがなかなかいい。文章が上手い作家さんだと思う。

2014/10/08

短篇集だが、どのお話も心の琴線に触れる。
ファンタジーちっくだが、良いさじ加減。
初めてこの方の作品を読んだが、他の作品も是非読んでみようと思った。

2014/06/22

宇宙一カッコイイ、ザリガニのお話し。
毒々しくてキツイ短編も多かったんですが、最期の彼(V)o￥o(V)に救われました、浄化されました。

セイムタイム～は、『ツナグ』を連想しますね。（ホテルで死者と会って、生者が救われる。）
仕掛け的にこっちの方が好きです。

2014/05/13

加納さん初読み。
一番好きなのは『シンデレラの城』でした。
切ないけど、幸福は人それぞれ、そう思えるお話でした。
『ポトスの樹』はあまり好きじゃないです。。。