モノレールねこ の商品レビュー
モノレールねこ(文春文庫) 著作者:加納朋子 発行者:文藝春秋 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 日常の謎の名手が贈る心をじんわり暖かくする感動作。
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内容(「BOOK」データベースより) 小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日...
内容(「BOOK」データベースより) 小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日常にさりげなく現われる、大切な人との絆を描いた8編。
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家族や友情をテーマにした短編集。 思っていたのとは、ちょっと違ったけれど、自分にも似たようなことがったな…と思い出させてくれる懐かしさが漂う物語たちだった。 モノレールねこってどういう意味なのかな…と思っていたのだが、なるほど。 うちの子(ねこ)もまさにそんな体型ww
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『いつかの岸辺に跳ねていく』がすごく良かったので、加納朋子さんの作品にもう少し触れてみようと思い読んでみました。 中学生くらいから読めるような内容で、この作家さんは家族の絆を語るのがうまいようですね。 悲しかったり苦しかったり納得しがたいことがあっても、その現実と前向きに折り合い...
『いつかの岸辺に跳ねていく』がすごく良かったので、加納朋子さんの作品にもう少し触れてみようと思い読んでみました。 中学生くらいから読めるような内容で、この作家さんは家族の絆を語るのがうまいようですね。 悲しかったり苦しかったり納得しがたいことがあっても、その現実と前向きに折り合いをつけていこうとする姿がいいです。 どの物語も話の終わり方が穏やかで、未来への希望や幸福感を感じることができます。 8つの短編の中では、本のタイトルにもなっている「モノレールねこ」が好みかな。
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このネーミングは・・・ よく考えると、とーっても失礼な名前だったりする(かわいいけど)。 強い女性と、すこーし弱い男性の組み合わせって、もしかすると結構うまくいくパターンなのかもしれないな、このあときっとうまくいくだろうな、とにんまりするような空気感がいいですね。 そのほか、...
このネーミングは・・・ よく考えると、とーっても失礼な名前だったりする(かわいいけど)。 強い女性と、すこーし弱い男性の組み合わせって、もしかすると結構うまくいくパターンなのかもしれないな、このあときっとうまくいくだろうな、とにんまりするような空気感がいいですね。 そのほか、情けないけど、それにはしっかり理由がある、そんな読後感のよい短編集です。
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優しくて、後味がすっとした物語たち。個人的には、『ポトスの樹』がいちばん胸に込み上げてきた。こんなふうに、大切なものを少しずつ取り戻して生きてゆきたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
登場人物みんな(人間じゃないのもあったけど)が、良い意味でも悪い意味でも人間らしい。 人間のいろんな部分や感情を見ることができる。 全部で8編。読み終わるとそれぞれ違った感情が溢れてきた。 個人的なお気に入りは「バルタン最期の日」 まさかザリガニに感動させられるとは...。 後はタイトルのセンスが素敵。簡単に読める。
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全ての短編が思いもつかない設定で面白かった。 内容はグッとくるものが多く、ホロッとしながらも色々と考えてしまった。
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NHK FMのラジオ文芸館だったか,番組名は不明なのだが,1週間前か2週間前に「モノレールねこ」の朗読を聞いて,小説を買ってみた. 短編集,ということを知らなかったが,全体的にほっこりというか,文体も今までにない(いい意味で)感じでよかった.『バルタン最期の日』は解説者が4回読...
NHK FMのラジオ文芸館だったか,番組名は不明なのだが,1週間前か2週間前に「モノレールねこ」の朗読を聞いて,小説を買ってみた. 短編集,ということを知らなかったが,全体的にほっこりというか,文体も今までにない(いい意味で)感じでよかった.『バルタン最期の日』は解説者が4回読んで4回泣いたとあった. 「人間なんてものはね、笑えている間は大丈夫だって。どんなに辛いことがあっても、お腹を抱えて笑うことができれば、きっと乗り越えていけるって。(以下略) が響いた. 『モノレールねこ』 ラジオ文芸館で聞いたとおり.ねこを失ってしまった後に偶然ながら(?)出会うふたり. 「パズルの中の犬』 犬から思い出す過去の記憶.母親との「話」. 『マイ・フーリッシュ・アンクル』 突然の家族の死.残された叔父さんとの日々. 『シンデレラのお城』 偽装結婚からの,「4人」の生活. 『セイムタイム・ネクストイヤー』 娘を失った母が,1年に1度,「娘」と会う. 『ちょうちょう』 ラーメン店での人間模様. 『ポトスの樹』 クソオヤジと俺の人生イベント. 『バルタン最期の日』 ザリガニが見たある家族の話.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「おすすめ文庫王国」の恋愛小説部門で第8位という微妙ともいえるランクだったけど、これは出会えたことに感謝の1冊だった! 表題作よりも、個人的には「シンデレラのお城」と「セイムタイム・ネクストイヤー」、あとザリガニが主役(!)という「バレンタイン最期の日」が好きだった。「シンデレラのお城」は読みようによっちゃホラーなんだけど、もう痛いくらい切ない。大好きな人と一緒にいるために、こんな方法しかとれなかったのが…。
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