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絶望ノート の商品レビュー

3.4

89件のお客様レビュー

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    8

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/07

題名も暗いが内容も暗い。 ネタばれ、主観にてお許し下さい。 オチはそれですか?マジですか? 主人公、それでいいの? 見つけてくれと言わんばかりの表紙。それを見たら普通中見るでしょ。 それでも照音(しょおん)は続ける。汚いやり口で。ずっとそのまま演技を続ける。 誰が悪いのかは...

題名も暗いが内容も暗い。 ネタばれ、主観にてお許し下さい。 オチはそれですか?マジですか? 主人公、それでいいの? 見つけてくれと言わんばかりの表紙。それを見たら普通中見るでしょ。 それでも照音(しょおん)は続ける。汚いやり口で。ずっとそのまま演技を続ける。 誰が悪いのかは一目瞭然で、殺人にまで及んでいる加害者はどうすればいいの? なんだか最後が曖昧な、ぼやけた感じです。 ただ、絡んでくる人物の登場は面白いと思う。 けれど、内容が暗すぎて吐き気がする。

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2009/10/04

「歌野だけに一筋縄ではいかないだろう」と身構えて読んだせいでさほど驚きもなかったんですけど、やっぱうまいなぁ。2年ぶりに読んだんですが、けっこう当たりでした。

Posted byブクログ

2009/10/07

最後の方まで、いじめはあったのか?なかったのか? 一体誰が同級生達を殺したのか。 わからずに興味はそそられるけれど、全てが解明されても「ふーん」という感想しか出てこない。 もっと驚愕のラストを期待してしまった。 まさに「絶望」そのものの。

Posted byブクログ

2009/10/07

あまりにも陰湿な“いじめ”の描写。 学生時代にその横暴を少しでも受けたことのある人には絶対におすすめできないほど、その描写はひどく、悲しい。 作品では、そのいじめが主人公の日記をもって語られる。 歌野晶午といえば「葉桜の季節に君を想うということ」に代表されるように、読者の想像をい...

あまりにも陰湿な“いじめ”の描写。 学生時代にその横暴を少しでも受けたことのある人には絶対におすすめできないほど、その描写はひどく、悲しい。 作品では、そのいじめが主人公の日記をもって語られる。 歌野晶午といえば「葉桜の季節に君を想うということ」に代表されるように、読者の想像をいとも簡単に覆す筆を持つ。 その歌野氏がどんな手法を持ってこの作品に臨んでいると思うだろうか? 結末が想像できる読み手は稀だとは思うので、ヒントを一つ。 「日記は、それ自体がアリバイの証明として使われもする」 さあ、結末を予想しながら読んでみて。(泉) -----------------------------------  1ページぶん連ねられた「行きたくない」、何回も繰り返される「殺してやる」。だれでもきっと一度ぐらいは味わったことのある感情だからこそ、少なくともこうした子どもがいると知っているからこそ、この先になにがあるのかを期待してしまう。裏の裏の裏の裏まで結末が用意されており、してやられた、とどうしようもない心地よい敗北感で読者は本を閉じるしかない。この作品のすごさは、結末までをひとつの物語としてまとめあげてしまう手腕。そのキーを握るのは、三人称と死角、そして「ジョン・レノン」というキーワードだ。  人は贅沢だ。生活の中に不満を必ず見つけるし、自分の至らない部分を何かのせいにせずにはいられない。求めてばかりで、言葉を交わさないまま裏切りを感じている。身につまされるような、登場人物たちの生き様。自分の思い通りにしようと願うことは、どんなに愚かなことか。登場人物たちは、罪を抱え込み、その罪を解決する手段を自分だけで遂行しようとする。ときに、人を操ってまで。でも、そうして手に入れた解決は、実際にはとんちんかんでしかない。  なにかを隠したまま、口にして告げる勇気もないまま、誰かに思いを伝えようとしたところで無駄なのだ。そんなコミュニケーションがいかに多いことか。自分や他人を愚かだと思い込むことで、言葉を交わさずにいることがなんと多いことか。勇気がない。踏み込むことを恐れる。自分を棚に上げることになるから。ただ、だからといってコミュニケーションを拒むことはもっと愚かなのだ。きっと、裏の裏の裏の裏の結末は、そうして生まれてしまったのだ。  真実なんて、自分の中にしかない。なぜなら、作り上げてしまうものだから。だとしたら、その真実をぶつけ合うことでしか人と人は交わりあうことができない。痛切である。(夢)★★★★☆

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2009/10/07

いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分にとっての“神”だと信じた。神の名はオイネプギプト。エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自...

いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分にとっての“神”だと信じた。神の名はオイネプギプト。エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自らの血をもって祈りを捧げ、いじめグループ中心人物の殺人を神に依頼した。「オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください」―はたして是永はあっけなく死んだ。しかし、いじめはなお収まらない。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈り、そして級友は死んでいった。不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが、さらに殺人は続く―。

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2009/10/04

こんなイジメがあっていいのかと気分が悪くなる。 まさかそれが両親の愛情を確かめる為の嘘のノートとは・・・

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2009/10/04

いじめを受けている男子中学生が、恨みつらみを日記に書き連ねる。すると書かれた相手が死んだ・・・・ 神が願いを聞き入れてくれたのか? う〜ん、まぁ読みやすくて面白かったけど、期待したほどのラストの驚きはなかったな。 なんとなく「あやしいな・・・」って感じになってきたしね。 でもいろ...

いじめを受けている男子中学生が、恨みつらみを日記に書き連ねる。すると書かれた相手が死んだ・・・・ 神が願いを聞き入れてくれたのか? う〜ん、まぁ読みやすくて面白かったけど、期待したほどのラストの驚きはなかったな。 なんとなく「あやしいな・・・」って感じになってきたしね。 でもいろんな要素が絡まっててそれなりに面白かったよ。終わり方も好きだなヒニクっぽくて。

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2011/09/04

後味がスゴイ…よろしくない…。中盤までは、ひたすら「こんな風にいじめられた。殺したい…」が続く。後半に入ると、歌野マジックが炸裂…。これがまた、暗から暗へのどんでん返しなもんだから…救いがないなぁ。

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2009/10/07

オビから判断するに...「デスノート」...? って思うよね。当然。 まんまとその思惑にひっかかりました。完全に狙ってこのオビですね。 途中でもう...読めないかも...と思いながら、でもページを捲る手は 全く止まらず、完全ノンストップの作品。 自分の過去を振り返ってみたときに...

オビから判断するに...「デスノート」...? って思うよね。当然。 まんまとその思惑にひっかかりました。完全に狙ってこのオビですね。 途中でもう...読めないかも...と思いながら、でもページを捲る手は 全く止まらず、完全ノンストップの作品。 自分の過去を振り返ってみたときに、この内容はやはり読んでいて 引っ掻かれるような苦しい気持ちになる。 イジメを黙認して、時には笑っていた人間は率先しようがしまいが 100%同罪だから。 だから読んでいて苦しい。 この痛みに対して、さすが歌野作品というミステリ的な展開と結末を用意して いるあたりは流石、一流の作家さんですね。 ちなみにボクはジョンよりも、ポール派です。

Posted byブクログ