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女生徒 の商品レビュー

4.1

139件のお客様レビュー

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    47

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/08/12

うーん。 最後の、作品解説が1番しっくりきた。「母性のない潔癖的な少女性」。たくましさとかそういうもののない、ニョロニョロニョロニョロしてる。注釈を見ながら、色々な言葉を知れたのはよかった。「プチ・ブル (プチ・ブルジョワ)」!あと私もクオレ好きだった。

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2021/07/19

女生徒の一人語り。 生活の中で様々な事に思いを馳せている。 とても多感な少女を追体験している気分になる。生きづらそうな子に思えた。

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2021/07/18

人間失格に続き2つ目の太宰作品(これ短編集だけど) うーんやっぱり私には太宰治の作品はちょっと難しいかも、もっと大人になってから読み直したい . この本に入ってる話で一番好きなのは『待つ』。 全部女の人が主人公なんだけどみんな不幸なんだよね、夫が不倫してるのを知りながら知らないフ...

人間失格に続き2つ目の太宰作品(これ短編集だけど) うーんやっぱり私には太宰治の作品はちょっと難しいかも、もっと大人になってから読み直したい . この本に入ってる話で一番好きなのは『待つ』。 全部女の人が主人公なんだけどみんな不幸なんだよね、夫が不倫してるのを知りながら知らないフリしてたり、誰からも認められなくて苦しんでたり、、 でも『待つ』の主人公だけは、娘を愛おしく思う描写があったりして唯一幸せに描かれてたと思う。 . 『千代女』の主人公にはめちゃ共感したな、自分が書いた文章を褒めてくれた人がいてそれに乗せられて投函したら周囲の人にもっと褒められて、でもそれが原因で友達には見放されて…自分には才能がないことを実感させられてしまってて読んでて

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2021/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「燈籠」主人公の行動とセリフが病んでる感出ていてコレ書いている時の太宰大丈夫?と心配になった。  「女生徒」ティーンズハートにめちゃくちゃ主義主張を突っ込んできた…。これが読者の手紙をベースに書いた作品か… 「葉桜と魔笛」いい話ダナー。 「皮膚と心」夫がとても良い人ですね。  「誰も知らぬ」志賀と菊池の短編が好きなのか…。  「きりぎりす」だめんずが好きというか、売れてない頃が一番好きという気持ちわかる。  「千代女」才能を伸ばせなかったのつらい。  「恥」作者と作品は別だから…

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2021/05/08

太宰治の作品は、導入は世界観分かりづらいけど読み進めていくとどんどんハマる。 主人公の人間らしい残酷さやズルさと、家族や大切なものに対する愛が綺麗すぎて色彩すら感じる。 百合の花のシーンは特に好きだ。 « こうして肩をもんでいると、お母さんのお疲れが、わたしのからだに伝わって...

太宰治の作品は、導入は世界観分かりづらいけど読み進めていくとどんどんハマる。 主人公の人間らしい残酷さやズルさと、家族や大切なものに対する愛が綺麗すぎて色彩すら感じる。 百合の花のシーンは特に好きだ。 « こうして肩をもんでいると、お母さんのお疲れが、わたしのからだに伝わって来るほど、よくわかる。大事にしよう、と思う » こうゆう表現も美しくて好き。

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2021/02/22

女生徒の日記のように1日のできごと、思うこと、心境、悩み、不安、気まぐれを綴る。 日々思うことと、自身の「いやらしさ」へとの憎悪と葛藤は自身と重ねることができる。日常で感じている、言葉にできない漠然とした不安をきれいに言葉に落とし込んでいるような一冊。おもしろかった ポイント...

女生徒の日記のように1日のできごと、思うこと、心境、悩み、不安、気まぐれを綴る。 日々思うことと、自身の「いやらしさ」へとの憎悪と葛藤は自身と重ねることができる。日常で感じている、言葉にできない漠然とした不安をきれいに言葉に落とし込んでいるような一冊。おもしろかった ポイント 絶え間ない不安は波のようにやってきては去る 純粋を失い「いやらしさ」をます青春期 「世の中」という大衆に対する恐怖、それに対抗する自身の虚構は「人間失格」を思い出させる

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2021/02/20

世界は日常は人は、こんなにも、かなしい 分からなくもないし、自分自身が引き起こしかねない闇 中らずと雖も遠からずの、悲しみ 辛いなあ…

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2021/02/08

いやーすげえおもしろい 思春期の少女の陰鬱な胸の内 終始暗い感じだけど核心をついてたり、感受性が豊かな箇所があってんーおもろい

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2021/01/18

 太宰治の短編は、結構当たり外れがあります。この本の題名からすると期待外れかな!  私の期待がグレているのかもしれない。

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2020/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

太宰治の本の中で一番好き。学生の間何度も何度も読み返して、どうしてこんなに私の考えていることが分かるんだろうって思った。 「パチッと眼がさめるなんて、あれは嘘だ。濁って濁って、そのうちに、だんだん澱粉が下に沈み、少しずつ上澄が出来て、やっと疲れて眼がさめる。朝は、なんだかしらじらしい。」 「いま、という瞬間は、面白い。いま、いま、いま、と指でおさえているうちにも、いま、は遠くへ飛び去って、あたらしい「いま」が来ている。」 「私たちみんなの苦しみを、ほんとに誰も知らないんだもの。いまに大人になってしまえば、私たちの苦しさ侘しさは、可笑しなものだった、となんでもなく追憶できるようになるかもしれないのだけれど、けれども、その大人になりきるまでの、この長い厭な期間を、どうして暮していったらいいのだろう。」

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