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女生徒 の商品レビュー

4.1

187件のお客様レビュー

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    61

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2026/04/11

「恥」がタイトル通り共感性羞恥を煽るような内容で、体を掻きむしりたくなった。 上手く言葉にできないけれど、彼の文がすごく好きだと思った。

Posted byブクログ

2026/04/07

 どの作品も、曇りや雨の日に感じるようなモヤモヤ感を醸し出しながら、不思議とすいすい読み進められた。『斜陽』もその一例だが、太宰の女性文体には低いテンションと平易さの絶妙なバランスを感じる。

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2026/04/02

女生徒 元々女性の視点からの話を書くのが上手いことはよく聞いていたけど、それが少女(思春期くらいの)でもいけてしまうのが、、、流石 ある女性の方の実体験を綴った手紙を元にしている分、少女の不安定で健気な感情も文章で丁寧に表現されていたしリアルさ溢れる良い話だった

Posted byブクログ

2026/03/22

思う所あり久々に純文学読みました。 装丁が所有しているものと違うので 何だかしっくりきませんが(所有はmt×角川コラボ) 長らく積読してたせいですね。 太宰作品を語るなんて…という事で 星の評価のみ。と思ったのですが うん十年ぶり?に読む太宰作品は どこまでも太宰治でした(?)

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2026/03/18

全ての短編が、女性が語り手として告白するかのような14編。著者の文章は、この人の正体は実は中身が女性だったのではないかと思うほど。女性が書いたとしか思えないほどするすると読める文体ばかり。著者の文章力には驚きである。いろんな立場の女性の複雑な心の内を描き出しているのだが、どれも翳...

全ての短編が、女性が語り手として告白するかのような14編。著者の文章は、この人の正体は実は中身が女性だったのではないかと思うほど。女性が書いたとしか思えないほどするすると読める文体ばかり。著者の文章力には驚きである。いろんな立場の女性の複雑な心の内を描き出しているのだが、どれも翳があって、素直でない自虐的な科白が多く、「仕合わせではない!」という雰囲気。少々気味が悪いというのが正直なところ。太宰作品の特徴だろうか、彼自身の心情が女性に置き換わって述べられている気がする。

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2026/02/11

皮膚と心に出てくる旦那が理想で好き。 太宰作品にしては珍しく良い旦那さんが描かれていると思う。 おさんは、夫の不倫を黙認してる妻の視点で物語が進んでいくけれど、読んでいて辛かった。不倫ダメ、絶対。 きりぎりすは、富と名声を手に入れた途端夫の人格が豹変する話。悪い方向に変わっていく...

皮膚と心に出てくる旦那が理想で好き。 太宰作品にしては珍しく良い旦那さんが描かれていると思う。 おさんは、夫の不倫を黙認してる妻の視点で物語が進んでいくけれど、読んでいて辛かった。不倫ダメ、絶対。 きりぎりすは、富と名声を手に入れた途端夫の人格が豹変する話。悪い方向に変わっていく夫を側で見る妻の気持ちを考えたら、不倫とは違う悲しさ、寂しさがあるんだろうなと思った。 あと、自分が正しいと思う生き方をしたいって言って別れを切り出す妻の考え方が大人で素敵で、物語としても好きな終わり方だった。 小説に、酒と女に溺れた心の弱いだらしない男が出てくると、いつも太宰と重ね合わせて読んでしまうので、どの作品もフィクションと思えなくなってしまうのが太宰作品。 そして太宰は女性を主人公に物語を書くことが多いけど、作品の中で女心が的確且つ繊細に描かれているのを見ると、太宰がモテていたのも納得してしまう。

Posted byブクログ

2026/02/09

あさ、眼をさますときの気持は、 面白い。かくれんぼのとき、押入れの真っ暗い中に、 じっと、しゃがんで隠れていて... 表現が始まりとして とても素晴らしい導入だと感じました。

Posted byブクログ

2025/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女性を主人公とした短編集で、女性ならではの感じたこと、思ったことを巧みに描いた小説。また女子高生、既婚者というように、それぞれの立場、年代で悩みがちなことを精細に描いている。

Posted byブクログ

2025/10/01

表題にもなっている「女生徒」は、目まぐるしく刻一刻と変化する思春期の少女の不安定さを、綿密さと勢いとリアリティをもって書き切っている。 元少女であった身としては、あまりのリアリティに、過去の自分への嫌悪感やら、共感性羞恥やら黒歴史やらをまざまざと思い出され、胸が苦しくなってくる...

表題にもなっている「女生徒」は、目まぐるしく刻一刻と変化する思春期の少女の不安定さを、綿密さと勢いとリアリティをもって書き切っている。 元少女であった身としては、あまりのリアリティに、過去の自分への嫌悪感やら、共感性羞恥やら黒歴史やらをまざまざと思い出され、胸が苦しくなってくる。 また、太宰治は境界性人格障害であったとも言われているが、その症状である不安定さ・目まぐるしく変わる気分が小説にも全面的に表現されており、読んでいる私自身もそちら側に持って行かれそうになる。 小説の文面ですらこれだけの影響を与えられる太宰治であるだけに、現実でもこうやって、周囲や女性は彼に惹かれ、抗えず翻弄されたんだなと理解した。

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2025/09/28

太宰治ってすごいなと思わざるを得ない。読み進めていくにつれ、どんどん面白く、どんどん楽しくなる。私、この子の気持ちすごくわかる!と思わずにはいられない。女が生きる中で感じる窮屈さがさりげなく描かれていて、すごく興味深かった。これだけ女心をわかっているなんて、太宰がモテる理由がなん...

太宰治ってすごいなと思わざるを得ない。読み進めていくにつれ、どんどん面白く、どんどん楽しくなる。私、この子の気持ちすごくわかる!と思わずにはいられない。女が生きる中で感じる窮屈さがさりげなく描かれていて、すごく興味深かった。これだけ女心をわかっているなんて、太宰がモテる理由がなんとなくわかった気がした。個人的には「誰も知らぬ」と「葉桜と魔笛」が好きだった。

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