自分の答えのつくりかた の商品レビュー
社会に出てから痛感したことは「何が正しいかは自分で決めなければならない」ということだった。何かを決断せねばならないとき,学生時代までなら尊敬する先生にたずねるとか,専門書を探して読むなどして,誰かの「お墨付き」の正しさを手に入れることができた。しかし社会で出会う問題の多くは,その...
社会に出てから痛感したことは「何が正しいかは自分で決めなければならない」ということだった。何かを決断せねばならないとき,学生時代までなら尊敬する先生にたずねるとか,専門書を探して読むなどして,誰かの「お墨付き」の正しさを手に入れることができた。しかし社会で出会う問題の多くは,そのような出来合いの「正しさ」では太刀打ちのできないことばかり。日米合意が大事か,沖縄県民の願いが大事か,鳩山さんだって,自分で決めなければならない。そして決めたことには自分で責任を取らなければいけない。これは本当に厳しいことなのだ。この本の主人公は,赤い魚の国で,将来サッカー選手になることを夢見ているピンキー。ピンキーは,自分で留学先を探したり,留学先の緑国で自分の意見を述べる授業に出たりしながら,自分で調べて考える力をつけていく。そして恐ろしい悲劇を乗り越え,赤国の住人たちの運命を決定する重大なプロジェクトに関わることになる。ピンキーの冒険を読みながら批判的・論理的思考方法をわかりやすく学んでいくユニークな一冊。卒論研究を進めていく上でのヒントにもなる。(菅)
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いわゆるロジカルシンキングの本ですが、中高生向けに書かれているため、 内容が具体的で(主人公の留学先をきめるために候補の学校を分析するなど)非常にわかりやすく、また実践しやすい内容になっています。 ストーリーもおもしろいので、ロジカルシンキングに興味があれば、良い本になると思い...
いわゆるロジカルシンキングの本ですが、中高生向けに書かれているため、 内容が具体的で(主人公の留学先をきめるために候補の学校を分析するなど)非常にわかりやすく、また実践しやすい内容になっています。 ストーリーもおもしろいので、ロジカルシンキングに興味があれば、良い本になると思います。 (文字数の割りに若干かさばるのが気になりますが・・・) 内容抜粋は本筋(ロジカルシンキング)ではないですが、ちょっとヒントになるようなところから。 【内容】 (差を浮き彫りにする) 絶えず進化していくために重要なのは、差を浮き彫りにするということじゃ。 差を感じないと、なかなか変わろうというきにならない。点火しない。 変われない場合の多くは、「変わるためには何をしていいかわからない」のではなく、「そもそも本当に変わりたいと思っていないから」なのじゃ。 ピンキーの場合、海外遠征でいろいろな国と試合をして初めて、緑国のプレイヤー、そしてブーとの間にものすごい差があることに、気づいた。 そして、初めて「変わりたい」という願望が内側から沸いてきたのじゃ。 (メンターがいるか・ライバルがいるか) ~そんなメンターとの出会いが、人生を追いに変えてくれるだろう。 ただし、受け取るばかりではなく、できる限り何か返してほしい。 人間関係は持ちつ持たれつの双方向。それはメンターでも同じだ。別に知恵で返さなくてもいい。 素直さや感謝の思いを表すことでもよいのじゃ。 さらに「ライバル」の存在。 みなさんには、自分が武者震いを感じるような人はいるかな? Mr.Bと同じく、目指すべきレベルを「グン」と引き上げてくれる人。 「もうダメだ」というところでアクセルをもう20%踏み込ませてくれる人。 厳しい競争を通じて、自分では気づかなかった力を引き出してくれる人。 そのようなメンターやライバルが身の回りにいないとしても、そのような人々と出会える環境さえ自ら作り上げていくのが、自分の責任なのじゃ。
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タイトル通り、自分なりの軸を作る(確認する)ことに主眼が置かれてます。 中学生ぐらいによんでほしい本です。大学生が読んでも実りあると思われます。 謝辞に出てた山田唯人君。良い本をありがとう(^o^)
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『世界一やさしい問題解決の授業』の著者の2冊目の“中高生”向けの問題解決力や意思決定力をupさせるためのツールを物語仕立てにした本書。 けして中高生だけの本ではないのでは?「こんな本もあるわよ」って自分の息子や娘に薦められるファミリーがいてほしいし、実際には若い頃にこの本を読ん...
『世界一やさしい問題解決の授業』の著者の2冊目の“中高生”向けの問題解決力や意思決定力をupさせるためのツールを物語仕立てにした本書。 けして中高生だけの本ではないのでは?「こんな本もあるわよ」って自分の息子や娘に薦められるファミリーがいてほしいし、実際には若い頃にこの本を読んで「ほぉ」と思える若者たちがたくさんいてほしいですが。 300ページありますが、物語仕立てということもあって、非常におもしろく読めた。 まったく別件で、最初のステップとして「意思決定の重要性に気づかせる」というのがあって、「それが大事だけど、一番難しいのに」ともやもやしていたことがあったけれど、この本を読んでその「意思決定」について丁寧に説明があって、自分のもやもやが少しすっきりした気がした。 とりあえず、表紙のかわいらしさには目をつぶって、多くの人におすすめの1冊。特に若手社会人は必読では?
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■目次 第1章 ピンキーのサッカー留学 ◇ストーリー◇ピンキーは赤国の中学生代表として、世界各国の中学生チームと対戦してきたばかり。これまでの自分の甘さを痛感したピンキーは、一度厳しい環境に飛び込み、自分自身を鍛えるため、留学を決意する。思いつきで情報ゼロの状態から、結論を...
■目次 第1章 ピンキーのサッカー留学 ◇ストーリー◇ピンキーは赤国の中学生代表として、世界各国の中学生チームと対戦してきたばかり。これまでの自分の甘さを痛感したピンキーは、一度厳しい環境に飛び込み、自分自身を鍛えるため、留学を決意する。思いつきで情報ゼロの状態から、結論を導き出すまでを描く。 ◇解説コラム◇個人の意思決定、質の高い判断に必要なツールを説明(「よい点・悪い点リスト」「評価軸×評価シート」ほか)。 第2章 新しい環境、新しい自分 ◇ストーリー◇留学先では授業もサッカーもさんざんな状態からのスタートとなったが、努力の甲斐あって少しずつ新しい生活に慣れていく。衝撃を受けたのが「Mr.B」の授業。当事者意識を揺さぶられ、人生観が変わる。新しい環境のなかで、自分の価値観を築き上げていく。 ◇解説コラム◇思考の技術だけでなく、人間としてバランスよく器を大きくしていくポイントを紹介(「ピラミッド・ストラクチャー」「自信が溜まるコップ」「主体性スイッチ」など)。 第3章 赤い魚たちの移住 ◇ストーリー◇すっかりたくましくなったピンキーに事件発生。集団の意思決定という難題に挑む。さまざまな人々の意見をどのように取り入れ、どのようにベストな解を見出していくか。厳しい現実の洗礼を受けながらも、強力な味方を得て一つひとつ問題を解決していく。 ◇解説コラム◇複雑な課題に対処する時は、知識や経験だけでは歯が立たない。「事例」「統計」「エピソード」などを「ピラミッド・ストラクチャー」とリンクさせる応用編。 ■レビュー
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2009年10月8日以来 2度目の読了 ○「よい点・悪い点リスト」は、きれいにまとめて整理するだけでは意味がない。ここまで「つっこみ」を入れ、調べたり、考え抜いた上で修正したりして、初めて意味をなすのじゃ。(64P) ○一人ひとりが持っている情報など限られている。他人の持って...
2009年10月8日以来 2度目の読了 ○「よい点・悪い点リスト」は、きれいにまとめて整理するだけでは意味がない。ここまで「つっこみ」を入れ、調べたり、考え抜いた上で修正したりして、初めて意味をなすのじゃ。(64P) ○一人ひとりが持っている情報など限られている。他人の持っている情報や経験を借りて生かせば、よりよい評価ができる。(74P) ○例えば、部活の練習の仕方がイマイチだったとする。この時、「本当にウチの練習はダメだな」と思ってふてくされるか、「どうやったらこの練習をよくできるだろう?どうしたら監督もチームメイトも納得して前向きに新しい練習方法を導入してくれるだろう?」と思うかによって、その人の成長度合いは大きく変わってくる。(173P) ★主体性を持って問題に取り組むことが大事
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身につけるべき「心構え」と「思考パターン」が、きっちりと頭に刷り込まれるように工夫されている。妙なイラスト、カラー刷り、抽象化された主人公達の姿・・。 「差を浮き彫りにする」「一歩踏み出す、たたみこむ」「大海に飛び込め」が、僕にとっては叱咤激励の言葉となる。
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人の意見を鵜呑みにするのではなく、今ある情報や新たな情報を調べてそれを利用して、自分の頭で考えて自分の意見を作っていくための技術を、中高生にもわかりやすく物語形式で解説した本。もちろん大人にも参考になる。よい点・悪い点リストやピラミッド・ストラクチャーなど、気づかず使用しているも...
人の意見を鵜呑みにするのではなく、今ある情報や新たな情報を調べてそれを利用して、自分の頭で考えて自分の意見を作っていくための技術を、中高生にもわかりやすく物語形式で解説した本。もちろん大人にも参考になる。よい点・悪い点リストやピラミッド・ストラクチャーなど、気づかず使用しているものも既にあるかもしれないが、このようなわかりやすい本で活用法を確認するとよいと思う。情報を自分で整理して考えをまとめるというのは、やっているつもりで、案外ちゃんとは出来ていないような気がする。(仕事でその必要に迫られていれば、もちろんやっているだろうが)突然意見を求められてもすぐにこのような技術を使いこなせないと思うので、身近なことから試しておくのがいいのかも。
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物を考える上で、目標を達成する為に、どう考えるべきか? ・どんな事でも、細かく要因を分解し一つ一つ解決策を見つけ対応していけば前に進む。 ・情報は正しいのか?情報元は?何を分析しているのか?自分に必要な情報の見出し方、最善の選択の方法を考える。 ・自分はどんな風になりたいのか?...
物を考える上で、目標を達成する為に、どう考えるべきか? ・どんな事でも、細かく要因を分解し一つ一つ解決策を見つけ対応していけば前に進む。 ・情報は正しいのか?情報元は?何を分析しているのか?自分に必要な情報の見出し方、最善の選択の方法を考える。 ・自分はどんな風になりたいのか?その為には今何をするべきなのか?自分で考えなければならない。
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個人の問題の解決のしかた、議論のしかた、多数のステークホルダーがかかわる問題の解決のしかたを、かわいいキャラのストーリー仕立てで伝える本。 こういう、人生のあらゆる場面で役立つ方法論は、欧米の中高では普通に教えられているのに(もちろん、ある程度レベルの高い学校に限られた話ではあり...
個人の問題の解決のしかた、議論のしかた、多数のステークホルダーがかかわる問題の解決のしかたを、かわいいキャラのストーリー仕立てで伝える本。 こういう、人生のあらゆる場面で役立つ方法論は、欧米の中高では普通に教えられているのに(もちろん、ある程度レベルの高い学校に限られた話ではありますが)日本の教育システムではまず教えてもらえません。というか、教諭陣自身、こういう意志決定方法を意識して行っている人はほとんどいないのではないかと。こんな本が出回る時代の子供たちがうらやましい。自分が出た小中高に寄贈したい本です。
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