八朔の雪 の商品レビュー
江戸の人情ものは色々ありすぎて、食指が動かなかったけれど、 人気シリーズだと聞いて、悩んだ挙句ようやく購入。 江戸と上方の食文化の比較がとても面白いし、 なんたって料理がおいしそう。 巻末レシピもついててお得なかんじ。 澪と野江の再会(実際には会ってないけど)には涙が出た。 ...
江戸の人情ものは色々ありすぎて、食指が動かなかったけれど、 人気シリーズだと聞いて、悩んだ挙句ようやく購入。 江戸と上方の食文化の比較がとても面白いし、 なんたって料理がおいしそう。 巻末レシピもついててお得なかんじ。 澪と野江の再会(実際には会ってないけど)には涙が出た。 シリーズ制覇決定。
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こういう話大好き。 久々にシリーズをまとめて買って一気読みしてしまった。 出てくるお料理もおいしそう。 定番のスタイルなのに、面白味がとても深い。
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職場で出会った大切な友人80さんから2009年に頂いた本。 ------ 主人公の人との繋がりを大事にする姿や人間的な温かさが本をくれた80さんと重なります。 彼女がこの本をくれた、ということを忘れることはないだろうけれど、 再読した時に彼女の事をより鮮明に思い出せるよう彼女...
職場で出会った大切な友人80さんから2009年に頂いた本。 ------ 主人公の人との繋がりを大事にする姿や人間的な温かさが本をくれた80さんと重なります。 彼女がこの本をくれた、ということを忘れることはないだろうけれど、 再読した時に彼女の事をより鮮明に思い出せるよう彼女の名刺を挟み込んでいます。
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入手してから1年くらい経ってやっと読んだら、なんと前日に食べた「べったら漬け」が出て来て時期もほんの1日違い。あまりに偶然で驚きつつ不思議な縁もあるもんだと。水害でふた親を亡くすなど、どこか周五郎の「柳橋物語」を思い出す設定だったりするけど、主人公澪が考えだす料理も美味しそうだし...
入手してから1年くらい経ってやっと読んだら、なんと前日に食べた「べったら漬け」が出て来て時期もほんの1日違い。あまりに偶然で驚きつつ不思議な縁もあるもんだと。水害でふた親を亡くすなど、どこか周五郎の「柳橋物語」を思い出す設定だったりするけど、主人公澪が考えだす料理も美味しそうだし、彼女を取り巻く人たちもみんな優しくて読んでて暖かくなる物語。かの人からの手紙とその人の正体を知った時はぞくぞくしたなあ。これからどんな料理を澪が作り出すのかとても楽しみで続きも読んでみたくなった
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とある事情で上方から江戸へ出てきて、東西の味覚や食文化の違いに戸惑いつつも、料理人として身を立てるべく日々研鑚を重ねる澪が主人公の連作短編集。の第1巻。たなぞう先輩諸氏の評判がヒジョーに良いので、ドレドレと読んでみたりした次第であります。じつになんだか美味しそうなお話でした。やっ...
とある事情で上方から江戸へ出てきて、東西の味覚や食文化の違いに戸惑いつつも、料理人として身を立てるべく日々研鑚を重ねる澪が主人公の連作短編集。の第1巻。たなぞう先輩諸氏の評判がヒジョーに良いので、ドレドレと読んでみたりした次第であります。じつになんだか美味しそうなお話でした。やっぱり出汁は大事なんだな、ふむふむ・・・・。んで、江戸の下町気質というか、その辺がまたとても心地よい。悪質なライバル企業(?)なんかも出てきますが、負けんじゃねーぞー!しかぁ〜し、ちょっとアッサリしすぎなところもあり、展開がサクサク行き過ぎて、ちょっともったいない気もします。せっかくの良質な作品なので。
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雲外蒼天の相と言われ、その通り次から次へと苦労がのしかかる澪。天性の味覚と前向きさで乗り越えていく。料理ひとつが江戸と大阪では違い、今では当たり前のことも当時は新鮮だっただろうことが生き生きと書かれていて読みやすい。と同時に、いかに今が便利に慣れているか、丁寧な料理、旬を生かさな...
雲外蒼天の相と言われ、その通り次から次へと苦労がのしかかる澪。天性の味覚と前向きさで乗り越えていく。料理ひとつが江戸と大阪では違い、今では当たり前のことも当時は新鮮だっただろうことが生き生きと書かれていて読みやすい。と同時に、いかに今が便利に慣れているか、丁寧な料理、旬を生かさないと、など振り返ることも多い。シリーズ読むつもり
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友人から薦められて一読、ハマりました! 江戸と大坂の味の違いはよく言われる事ですが それ以外にも庶民のこだわり方や好み、台所の構造も違うなんてびっくり☆ 私も京都から名古屋・東京に行った時はあると思った食材や調味料がなくて 苦労したもんなぁ。 艱難辛苦が降り注ぐ澪ちゃん。これから...
友人から薦められて一読、ハマりました! 江戸と大坂の味の違いはよく言われる事ですが それ以外にも庶民のこだわり方や好み、台所の構造も違うなんてびっくり☆ 私も京都から名古屋・東京に行った時はあると思った食材や調味料がなくて 苦労したもんなぁ。 艱難辛苦が降り注ぐ澪ちゃん。これからが楽しみです。
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上方から江戸へ来たばかりの、女の子の料理人の奮闘記。上方と江戸の文化や味覚の違いに苦心しながらも成長していく姿は好感が持てます。個人的に関西住みなので、昔とはいえ書かれてる文化の違いに「そうなの?」と驚くこともあって楽しかった。 時代小説ですが、女性が主人公なのと町人目線の人情も...
上方から江戸へ来たばかりの、女の子の料理人の奮闘記。上方と江戸の文化や味覚の違いに苦心しながらも成長していく姿は好感が持てます。個人的に関西住みなので、昔とはいえ書かれてる文化の違いに「そうなの?」と驚くこともあって楽しかった。 時代小説ですが、女性が主人公なのと町人目線の人情ものなので、別に堅苦しくもなく、さらりと読めます。薀蓄も控えめ、文体も柔らかい。料理の描写がとてもおいしそうなので、食べるのが好きな人はさらに楽しいかも。
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もっと料理がメインのお話かと思ったら澪の過去や周りの人々とのかかわりあいが多くそれがとてもよく調和していいお話になっていた主人公が美人ではない ということも時代小説にしては珍しい気がする澪ちゃん他の登場人物もホントに健気で応援したくなる
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・狐のご祝儀ーぴりから鰹田麩 ・八朔の雪ーひんやり心太 ・初星ーとろとろ茶碗蒸し ・夜半の梅ーほっこり酒粕汁
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