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八朔の雪 の商品レビュー

4.4

733件のお客様レビュー

  1. 5つ

    326

  2. 4つ

    276

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    5

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2023/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どれだけ苦労しても立ち上がるヒロイン像というのは、いつの時代でも応援したくなるもの。 すっかり澪のファンになったし、この時代に生まれていたら、つる屋の蕎麦と澪の茶碗蒸しを食べたい。 でも登竜楼の料理を食べたくなる江戸っ子の気持ちもわかる。卑怯な料理屋ですが、強敵であればあるほど面白い。 表紙の絵を見たとき、ヒロインの顔ってこんなのでいいのか(失礼!)と思ったんですが、一巻読み終わったらもうこのイラストの顔しかないですね、愛嬌あって、これこそ澪だなあって。下がり眉って呼びたくなる感じがすごくうまく表現されているイラストにも脱帽。

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2023/04/29

料理を主軸にした人情噺がとっても心地いい。(*^_^*) 澪のひたむきさと「天満一兆庵」のご寮をはじめ、澪を取り巻く好人物な面々・・・。それに加えて、登龍楼という傲慢で卑怯なヒールも登場し、判官贔屓の心をとってもくすぐられちゃう。次も読まなくっちゃ・・・。(o^^o)

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2023/04/12

みをつくし、題名がとても良い。澪の幸せ(仕合わせ)は料理を通じて人に尽くすことかもしれない。4つの物語だが、ひとつひとつ料理への想いが熱い気持ちと弛まぬ努力を続ける事で成就していく。すてきな生き方だ。 読んでいて、ミャンマーやラオスやカンボジアを訪れた時のことを思い出す。そこで...

みをつくし、題名がとても良い。澪の幸せ(仕合わせ)は料理を通じて人に尽くすことかもしれない。4つの物語だが、ひとつひとつ料理への想いが熱い気持ちと弛まぬ努力を続ける事で成就していく。すてきな生き方だ。 読んでいて、ミャンマーやラオスやカンボジアを訪れた時のことを思い出す。そこで生活する人びと、子どもたちの笑顔が忘れられない。高級な服や食事では得られない幸福感がそこにはあった。 有名な手相占い師の、東西から雲外蒼天と言われた澪、自然災害の不幸な出来事から人生の困難にぶつかっても、お互いに助け合い、力を合わせて乗り越えていく姿が美しい。将来、澪の頭上に蒼天が拡がっていますように。

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2023/03/04
  • ネタバレ

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良い。 不幸な境遇な澪だが、前向きで幸せを感じており、元気づけられる。こういう人に人は集まってくる。 きもは料理。江戸時代の生活も垣間見れて楽しい。

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2023/02/22
  • ネタバレ

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洪水で両親を亡くし、大坂で名のある料亭の主である夫婦に拾われ奉公人として仕えることになるも、そこも火事になってしまい、江戸へ越してきてつる屋という蕎麦屋でお世話になるところから始まる。 女料理人として受け入れられない、大坂と江戸での素材の味の違い、好まれる味付けの違い、料理の在り方の違いなどを身をもって感じ試行錯誤しながらも直向きに取り組む澪。そして彼女を支える周りの人達。料理を通して紡がれる想いに心があたたまる。 番付に名をあげたことにより邪魔するものがでてきて〜…などといった展開は結構王道な展開なのもあり、正直先は読めてしまうので、どうなるのだろうなどというワクワク感を求めるというよりは、人の優しさ、健気さ、あたたかさに触れてほっこりするような作品を求めるときにちょうどいい作品。 ただ数点もう少し説明があった方が面白さがましたかな?と感じたところはあった。 ☆4.0

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2023/02/07
  • ネタバレ

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江戸時代の町の様子やどのようなものを食していたか、気質が江戸と上方でどう違うのかが知れて面白く読めた。 上方の料亭で奉公していた澪は、江戸で料亭を再考すべく、ご寮さんと暮らしていた。蕎麦屋の店を譲り受け、勤勉さと味覚、上方での知識を活かし次々に新しい料理を生み出す。生み出す料理と日々の生活が相まって、サクサク読める。構成はあきない世伝と似通っている。江戸時代の女の立身作。

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2023/01/24

「雲外蒼天」 どんな試練でも、努力して乗り越えれば快い青空が望める 江戸・神田にある蕎麦処「つる家」にて料理人として働く澪が、上記のとおり様々な苦難に襲われながらも、料理と真摯に向き合い続け、懸命に前に進んでいく物語です。 澪の夢は、かつて大坂にあった料理店・天満一兆庵を江戸...

「雲外蒼天」 どんな試練でも、努力して乗り越えれば快い青空が望める 江戸・神田にある蕎麦処「つる家」にて料理人として働く澪が、上記のとおり様々な苦難に襲われながらも、料理と真摯に向き合い続け、懸命に前に進んでいく物語です。 澪の夢は、かつて大坂にあった料理店・天満一兆庵を江戸にて再興させること。 故郷の大坂で、水害により両親を失い、幼馴染も行方知らずとなるという辛い過去を持つ澪ですが、後ろ向きになることなくひたむきに努力をする姿には胸を打たれます。 澪が試行錯誤して作り上げる料理はどれも美味しそうですし、澪の心の暖かさが滲み出ているような優しい料理ばかりです。 読むだけで私の心も暖かな気持ちで満たされました。 シリーズものなので、ぜひ早く次のお話が読みたいです。 幼馴染の野江との今後も気になります。

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2023/01/23

あきないせいでんシリーズが面白かったので、こちらのシリーズは12巻まとめ買いをしました。 やはり、高田郁さんの本は読みやすい!情景を想像しやすいし、知らない日本語が出てくるから勉強にもなります。 主人公は芯が強いし、周りもいい人たち。そして表紙の澪ちゃんがかわいくて愛着がわきます...

あきないせいでんシリーズが面白かったので、こちらのシリーズは12巻まとめ買いをしました。 やはり、高田郁さんの本は読みやすい!情景を想像しやすいし、知らない日本語が出てくるから勉強にもなります。 主人公は芯が強いし、周りもいい人たち。そして表紙の澪ちゃんがかわいくて愛着がわきます。下がり眉! ほっこり酒粕汁、ぜひ作ってみたいと思いました。

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2023/01/02

新年あけましておめでとうございますm(__)m そして今年の初読書はこれです♪ お盆と年末年始が嫌いなわたし… 追い立てられるような感じがイヤ笑 変わらぬ日常が好きです! まぁ怠け者なだけですが( ̄▽ ̄) 今年ものんびりたくさん本を読みたい! 人情物が読みたい!なので… 高...

新年あけましておめでとうございますm(__)m そして今年の初読書はこれです♪ お盆と年末年始が嫌いなわたし… 追い立てられるような感じがイヤ笑 変わらぬ日常が好きです! まぁ怠け者なだけですが( ̄▽ ̄) 今年ものんびりたくさん本を読みたい! 人情物が読みたい!なので… 高田郁さんです!好きなんですよ! あきない世傳を先に読み始めたので…みをつくしは後回しになってました_φ(・_・ あきない…も主人公の周りがもう素晴らしいのですが こちらもいいよぅ‼︎種一いいよぅ‼︎ 嫌がらせに負けずに頑張る姿! そして周りの素敵な仲間たちと支え合って苦難を乗り越える!お約束通りの展開はわかっているけどそこがいいよぅ(//∇//) もう黒木華が眉を下げてる姿しか浮かばない(´ー`) そして読むと腹が減るよぅ笑

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2022/12/07

強く逞しい若い料理人・澪とその澪を取り巻く厳しくも優しく温かい人たち。とても勇気を貰えるお話だった。

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