八朔の雪 の商品レビュー
とても読みやすく、 笑いあり涙あり、どきどきはらはらあり、 正体不明の人物あり、友情や親子の愛情あり、、 まるでマンガやドラマのように盛り沢山で、 実際ドラマを観ている感覚で さくさく読めてしまう。 設定や書かれていることに目新しさはないものの、 だからこそ安心してふふ...
とても読みやすく、 笑いあり涙あり、どきどきはらはらあり、 正体不明の人物あり、友情や親子の愛情あり、、 まるでマンガやドラマのように盛り沢山で、 実際ドラマを観ている感覚で さくさく読めてしまう。 設定や書かれていることに目新しさはないものの、 だからこそ安心してふふと笑い、 むむっと思い、 よよと泣けて、個人的にとても愉しく読めた。 何よりも文章がとても優しくてあたたかく、 読んでも苦にならないのが この作品の魅力だと思う。 料理を題材にしているところも大きな魅力だし。 江戸と大坂の味付けの違いなど勉強にもなるし。 でも寝る前に読んでいると お腹がすいてしまうのが欠点かな。
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気になっていたシリーズに手を出してしまった。 面白くて手を止めることなく読み終わった。 上方と江戸の料理の違いがこんなにあるなんて知らなかった。遠慮なく続きの巻をまとめ買いしようと思う。
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ひさしぶりに時代小説読みたいなと思って未読だったみをつくし料理帖シリーズを。料理物の時代小説好きなんですがやはり非常に好みでした。少しずつ読み進めていくの楽しみです。時代小説の主人公が直面するとんでもない苦労を目にすると自分もがんばらないとなとじわっと思いますね。
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いったい、何回読んだことやら。 登場人物たちが、みんな活き活きしてる。 まるで、本当に生きているみたい。 だから、物語に惹き込まれていってしまう。 問題はこれを読むと続きが読みたくなって…。 結末は知ってるのに。 とまらなくなって、全巻読んでしまうことかな。
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NHKでドラマ化されていたのは知っていた。しかし当時なぜか見ていなかった。ちなみに、子どもの頃から時代劇が好きで、着物を着るのも好きだ。髙田郁さんの「銀二貫」は見ていた。めっちゃええ話やった。 で、「みをつくし料理帖」。特別編?で、お正月に放送されていたのを見た。泣いた。良かった...
NHKでドラマ化されていたのは知っていた。しかし当時なぜか見ていなかった。ちなみに、子どもの頃から時代劇が好きで、着物を着るのも好きだ。髙田郁さんの「銀二貫」は見ていた。めっちゃええ話やった。 で、「みをつくし料理帖」。特別編?で、お正月に放送されていたのを見た。泣いた。良かった、マジで。私、なんてこの原作読んでへんねん!?と思っていたけど、時代小説って読んだことなかった。 昔、学生時代に、藤沢周平の映画化が立て続いたときに藤沢周平の小説に手を出したものの、武士言葉が難しく(今はもう少し理解できると思うけど)挫折したことがあり、「あー、時代小説無理かも・・・」と思って敬遠していた。 しかし、時は熟したのだ。 私は、おばさんになった。(関係ない) 人生の酸いも甘いも少し分かったような気がする年齢になり、人情物の時代小説はマジ最高! でも、この「みをつくし料理帖」はシリーズ10巻まであるので、まだ初っぱなである。 これからどんな感動を味わえるのか。楽しみで仕方ない。 確かに言葉は、というか、江戸時代の暮らしで出てくる物の言葉・読み方が難しくて、ふりがなも最初の一つ目には書いてくれているので分かるけど、すぐに読み方を忘れてページを戻る、戻る。ちょっと漢字に強くなりそう。 でも、時代劇に興味がない人、見たことがない人にとっては、ちょっと描写で風景をイメージするのは難しいかも。難しいのかぁ、ああ、残念すぎる…。 とりあえず、「東山の金さん」とか「暴れん坊将軍」とか見てたら、江戸の町並みや蕎麦屋や煮売り屋の様子が分かると思うので見て欲しい。松平健も超若いし。 いや、最近?のものなら、NHKの時代劇ドラマ、「ぼんくら」とか「大富豪同心」とかもいい。「大富豪同心」はね、主演が歌舞伎俳優だから雅なのよ、所作とかね。 てことで、みをつくし料理帖の第1弾「八朔の雪」。 主人公・澪の生い立ち、大阪から江戸に来たわけ。ご寮さん・芳との生活、「つる屋」の旦那・種市、医者の源斉、そして正体不明な浪人姿の客・小松原。澪を囲む人々が温かい。理不尽なことも多く、きっとこれから困難の連続だろうが、おいしそうな上方料理に心があたたまる。そうやねん、関西はな。昆布を水につけてな。かつおぶしを鍋に入れてな、沸騰したらさっと引き上げるねん。そしたら、かつおぶしの香りが際立って、おすましとか、おうどんのお出汁に使えてええねん。 てなわけで、関西から脱出したことない私は、この本を通して、関東の「常識」に、ほえ~っ、と思いながら読んでます。西と東でこんなに違うのか。 そして、澪の幼なじみ・野江と再会できるのか。 『雲外蒼天(うんがいそうてん)』の澪。 『旭日昇天(きょくじつしょうてん)』の野江。 ということで、第2弾へ。
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名前は知ってたし、面白いんだろうなとは思ってたけど。ハマらなかったらどうしよう…と憂いてた自分に、はよ読めと突きつけたい。文句なしに面白いじゃん。 なまじ居酒屋ぜんやシリーズに愛着を持ったから、余計躊躇してたけど全然別物だったわ。 話の進みも違うし、美味しそうの種類も違う。 ...
名前は知ってたし、面白いんだろうなとは思ってたけど。ハマらなかったらどうしよう…と憂いてた自分に、はよ読めと突きつけたい。文句なしに面白いじゃん。 なまじ居酒屋ぜんやシリーズに愛着を持ったから、余計躊躇してたけど全然別物だったわ。 話の進みも違うし、美味しそうの種類も違う。 はー、シリーズ一気に借りてくれば良かったな 野江ちゃんはもう、もう。すぐ分かったよね。
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和みます。 出てくる創作料理も、描写が生き生きしていて、イメージ出来て、美味しそう。考案までの紆余曲折ストーリー込みで、素晴らしいです。 ひたむきに頑張っているおみお坊に、元気をもらえます。周りの人物も、粋で、懐深くて、好きです。 とにかく読んでいて癒される。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どれだけ苦労しても立ち上がるヒロイン像というのは、いつの時代でも応援したくなるもの。 すっかり澪のファンになったし、この時代に生まれていたら、つる屋の蕎麦と澪の茶碗蒸しを食べたい。 でも登竜楼の料理を食べたくなる江戸っ子の気持ちもわかる。卑怯な料理屋ですが、強敵であればあるほど面白い。 表紙の絵を見たとき、ヒロインの顔ってこんなのでいいのか(失礼!)と思ったんですが、一巻読み終わったらもうこのイラストの顔しかないですね、愛嬌あって、これこそ澪だなあって。下がり眉って呼びたくなる感じがすごくうまく表現されているイラストにも脱帽。
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料理を主軸にした人情噺がとっても心地いい。(*^_^*) 澪のひたむきさと「天満一兆庵」のご寮をはじめ、澪を取り巻く好人物な面々・・・。それに加えて、登龍楼という傲慢で卑怯なヒールも登場し、判官贔屓の心をとってもくすぐられちゃう。次も読まなくっちゃ・・・。(o^^o)
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みをつくし、題名がとても良い。澪の幸せ(仕合わせ)は料理を通じて人に尽くすことかもしれない。4つの物語だが、ひとつひとつ料理への想いが熱い気持ちと弛まぬ努力を続ける事で成就していく。すてきな生き方だ。 読んでいて、ミャンマーやラオスやカンボジアを訪れた時のことを思い出す。そこで...
みをつくし、題名がとても良い。澪の幸せ(仕合わせ)は料理を通じて人に尽くすことかもしれない。4つの物語だが、ひとつひとつ料理への想いが熱い気持ちと弛まぬ努力を続ける事で成就していく。すてきな生き方だ。 読んでいて、ミャンマーやラオスやカンボジアを訪れた時のことを思い出す。そこで生活する人びと、子どもたちの笑顔が忘れられない。高級な服や食事では得られない幸福感がそこにはあった。 有名な手相占い師の、東西から雲外蒼天と言われた澪、自然災害の不幸な出来事から人生の困難にぶつかっても、お互いに助け合い、力を合わせて乗り越えていく姿が美しい。将来、澪の頭上に蒼天が拡がっていますように。
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