グローバルリーダーの条件 の商品レビュー
大前氏と船川氏の対談本。 普通対談は、もっと蛇足な部分や冗長な部分が出てもおかしくないのだが、この本に関しては全くそういうものはなかった。 ■主役が国家であった時代の「グローバル化1.0」、企業にかわった「グローバル化2.0」を経て、今やその主役は個人である「グローバル化3.0」...
大前氏と船川氏の対談本。 普通対談は、もっと蛇足な部分や冗長な部分が出てもおかしくないのだが、この本に関しては全くそういうものはなかった。 ■主役が国家であった時代の「グローバル化1.0」、企業にかわった「グローバル化2.0」を経て、今やその主役は個人である「グローバル化3.0」の時代に突入している ■グローバル人材になるためのファンダメンタル 1.自分の頭でしっかり考え、 2.それを相手に伝わるように明確に伝え、 3.今度は相手の言うことを全身全霊で聞きとり 4.コラボレーション、共同作業をする ■瞬時にモノが流れるボーダレス・ワールドという世界が広がる一方で、小さくまとまる地域国家という二つに収斂していく。だから、一九世紀的な国民国家の維持は難しくなる。 ■「ワールド・イズ・フラット」になった時、多様性の対極にあるのが人の価値観です。実は、人の価値観は非常に似てきている ■ユーチューブ現象は価値観を同じくしてしまう。みんなが同じ情報を見ている、そうすると、価値観はだんだん似てくる ■世界の最大公約数を見付けていけるような指導者が必要になってくるし、教育も差を強調するのではなく共通項を増やしていくような方向でやってもらいたい ■「ジグソーパズル」じゃない、「ダイナミックなモザイク」 ■歴史をずっと見てみると、人間の不幸というのは結局、差を強調して大きくなっている。だから、ある程度の共通項を見出していくことが大切 ■尺度がない。自分自身で天井を持っていなかった。それが、戦後の日本があれだけの仕事ができた理由なのかなと私は思う ■根底にある「質問を嫌がるカルチャー」がボトルネック ■シリコンバレーと同じようなことが秋葉原で起こっている ■何が違うのか。多分人間の幅が足りない ■専門バカになってはいけない ■学校や親というものは、実は子供にタガをはめる加害者 ■1人ずつカスタマイズした教育や育成プランが鍵 ■イチローは本を読みません。縦から読む本は、動体視力が落ちるから ■脳の構造なんて関係なくて、教育次第 ■教育の主たる目的は判断のできる人間を作る事 ■「英語でビジネス」と「英語のビジネス」との間に大きな溝を感じる ■今、時代が求めているのは「価値ある異才」 ■二十一世紀の教養とは、環境問題やアフリカでエイズに苦しむ人の事を考えられるか
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読む前の期待値が高すぎたのか、自分の記憶や気持ちに引っかかるものがなかったな、と感じた。あくまで自分の場合だが、同じ著者だったら他の本の方がインパクトあるなと思いました。
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大前本を読むと、危機感がでる。 自分が戦っている世界がいかに小さいか。 今の会社、確かに外資系ではある。 でも、その実は、日本企業だ。 外人とビジネスをする機会も今のところ、ない。 せっかくの英語力もさび付いてしまった。 ふと気付くと、日本でコンサルとして上に行くことを考えて...
大前本を読むと、危機感がでる。 自分が戦っている世界がいかに小さいか。 今の会社、確かに外資系ではある。 でも、その実は、日本企業だ。 外人とビジネスをする機会も今のところ、ない。 せっかくの英語力もさび付いてしまった。 ふと気付くと、日本でコンサルとして上に行くことを考えている。 でも、やっぱり、もともとやりたかったのは、 世界で活躍していく、ということだった。 そういうスタンスで仕事していこう。 英語もちゃんと磨いておこう。 2-3年後には、方向を振りなおさないといけないな。
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船川さんに頂いて読む。 リニアな思考と、ノンリニアな思考。 全者はいわゆるロジカル・シンキング、クリティカル・シンキングの類。 しかし思考はそれにとどまらず、、、、後者の仮説や推論、ひらめき、なども必要であるというのが印象的。 自分はリニアな思考さえまともにできていない(!)...
船川さんに頂いて読む。 リニアな思考と、ノンリニアな思考。 全者はいわゆるロジカル・シンキング、クリティカル・シンキングの類。 しかし思考はそれにとどまらず、、、、後者の仮説や推論、ひらめき、なども必要であるというのが印象的。 自分はリニアな思考さえまともにできていない(!)から鍛えなくてはいけない。 自分も含め、日本人は世界的に見て人件費の高い国にいる以上 世界中にいるほかの人たちよりも高付加価値の仕事をしていかない限り より低賃金で同じサービスを提供できる人たちに仕事を持っていかれてしまう。 身につけるべきは、何か?を考えさせられる。答えはまだ出ない。
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